2006年06月03日
鳥の思惑!
「館長~、ヒヨドリのヒナを保護しました!」
ホタル館に遊びに来る子供達が抱えてきた、ダンボールをあけると、

ホタル館に遊びに来る子供達が抱えてきた、ダンボールをあけると、


巣立ち間もないヒヨドリのヒナにまちがいありません。
そう、まちがいなく 誘拐されたヒナに
「大丈夫、まだ間に合う、いっそげ~!」と、子供達を車に乗せて学校の体育館裏へ、
いた、いた、やっぱり心配していた親鳥が2羽、ダンボールごとヒナを置くと、
すぐに飛んでヒナを迎えました。
カラスに狙われ、親からはぐれたヒヨドリのヒナは無事に親の元へ帰ることが出来ました。
1日遅れると、親鳥は次の子作りのため、ヒナの迎えを、放棄することがあるからです。
皆一様にほっとしました。

ツバメやスズメ、ヒヨドリなどが人間の生活範囲に
を作るのは、
外敵であるカラスやタカなどから身を守るために人間を
ボディーガード代わりに利用していて、学校は、そういった小鳥達にとっては、
とてもよい
作りの場所になります。
反面、カラスやタカは巣立ち直後のヒナを、
だと認識していて
狩りやすい巣立ち直後のヒナが狙われるのは、ごく自然なことです。
陥りやすい、ヒナを狩るカラスの影響をゆがんでみることよりも、
カラスが増えてしまった原因をしっかりと認識することが重要です。
鳥の保護についての考えを話す私に、
子供達の真っ直ぐな瞳は、いつだって、
輝く未来と勇気を与えてくれるのです。
みんな、やさしい気持ちを本当にありがとう

そう、まちがいなく 誘拐されたヒナに

「大丈夫、まだ間に合う、いっそげ~!」と、子供達を車に乗せて学校の体育館裏へ、
いた、いた、やっぱり心配していた親鳥が2羽、ダンボールごとヒナを置くと、
すぐに飛んでヒナを迎えました。

カラスに狙われ、親からはぐれたヒヨドリのヒナは無事に親の元へ帰ることが出来ました。
1日遅れると、親鳥は次の子作りのため、ヒナの迎えを、放棄することがあるからです。
皆一様にほっとしました。


ツバメやスズメ、ヒヨドリなどが人間の生活範囲に

外敵であるカラスやタカなどから身を守るために人間を

ボディーガード代わりに利用していて、学校は、そういった小鳥達にとっては、
とてもよい

反面、カラスやタカは巣立ち直後のヒナを、

狩りやすい巣立ち直後のヒナが狙われるのは、ごく自然なことです。
陥りやすい、ヒナを狩るカラスの影響をゆがんでみることよりも、
カラスが増えてしまった原因をしっかりと認識することが重要です。
鳥の保護についての考えを話す私に、
子供達の真っ直ぐな瞳は、いつだって、
輝く未来と勇気を与えてくれるのです。

みんな、やさしい気持ちを本当にありがとう


Posted by satou-n at 22:39│Comments(4)
│傷病鳥や保護動物
この記事へのコメント
カラス、といって東京で問題にされる際、何故に単に「カラス」としか云わないのでしょうね。23区内でボソがいたら中々です。
1度、世田谷で見て、「おい、さっきハシボソ見た」「うそぉ。まぁたまた川逸さんの「あっ!」でしょ」「ちがぁうっっ!!間違いない(印)」
あれ、何の話でしたっけ。世田谷でボソを見たよ!という話に落ちてもうた・・・。
1度、世田谷で見て、「おい、さっきハシボソ見た」「うそぉ。まぁたまた川逸さんの「あっ!」でしょ」「ちがぁうっっ!!間違いない(印)」
あれ、何の話でしたっけ。世田谷でボソを見たよ!という話に落ちてもうた・・・。
Posted by 川逸 at 2006年06月04日 00:01
鳥の保護の話の中で、子供たちが最初に気づいてくれるのが、
種類の違いです。
元気をつけさせるためには何を与えたらいいのかも話し合います。
すると果物や種子、昆虫、ミミズといったような好みの違いに気づきます。
そこから種類による食い分けや棲み分け、子供と大人の間の食べ物の違いなど、興味が尽きない限り話がどんどん進んでいきます。
川逸さんのおっしゃるように単に「カラス」というひとくくりの概念がほぐれて、
ミヤマやハシブト、コクマルといった違いをとらえることも出来ます。
(今年のゴールデンウィーク期間中、ミヤマとコクマルが久米島でのんびりと過ごしていました)
このときの、子供たちの心(関心)は、『鳥を助けたい』という強い想いです。
私たち人間の自然に対する関心が、この子供たちのように率直であれば
その多くを正しく知ることが出来ると考えているのです。
種類の違いです。
元気をつけさせるためには何を与えたらいいのかも話し合います。
すると果物や種子、昆虫、ミミズといったような好みの違いに気づきます。
そこから種類による食い分けや棲み分け、子供と大人の間の食べ物の違いなど、興味が尽きない限り話がどんどん進んでいきます。
川逸さんのおっしゃるように単に「カラス」というひとくくりの概念がほぐれて、
ミヤマやハシブト、コクマルといった違いをとらえることも出来ます。
(今年のゴールデンウィーク期間中、ミヤマとコクマルが久米島でのんびりと過ごしていました)
このときの、子供たちの心(関心)は、『鳥を助けたい』という強い想いです。
私たち人間の自然に対する関心が、この子供たちのように率直であれば
その多くを正しく知ることが出来ると考えているのです。
Posted by satou-n@ホタルの会 at 2006年06月04日 09:02
北海道にもヒヨドリがいまして、1年中います。
ですが、秋には津軽海峡を群れで渡るヒヨドリもいます。
真冬にいるヒヨドリは、渡ることをやめたヒヨドリなのか、もっと北からきたヒヨドリなのか、ヒヨドリに聞いてみないとわかりません。
以前、新潟に行ったときに、ヒヨドリの大きさとか色とか飛び方が、どうも北海道でみるヒヨドリとは違うようでした。
ヒヨドリを見ることができるのはほぼ日本のみだそうです。
ヒヨドリを見るために海外からバードウォッチャーがくるという話を聞いたことがあります。
ですが、秋には津軽海峡を群れで渡るヒヨドリもいます。
真冬にいるヒヨドリは、渡ることをやめたヒヨドリなのか、もっと北からきたヒヨドリなのか、ヒヨドリに聞いてみないとわかりません。
以前、新潟に行ったときに、ヒヨドリの大きさとか色とか飛び方が、どうも北海道でみるヒヨドリとは違うようでした。
ヒヨドリを見ることができるのはほぼ日本のみだそうです。
ヒヨドリを見るために海外からバードウォッチャーがくるという話を聞いたことがあります。
Posted by MANAG at 2006年06月09日 11:38
新潟のヒヨドリが違っていたということは、
基亜種ヒヨドリ(本州から九州まで)と区別がつかない?
とされているらしいのですが・・・、
北海道亜種のエゾヒヨドリを認めるなら9亜種ですよね。
ホントのところどう?と、ヒヨドリに聞いても、
勝手に区別しているといって、相手にされないのでしょうか?
沖縄でも、エゾヒヨドリが渡ってくるという話を聞いたことがあります。
津軽海峡を大挙して渡る姿は、本当にすごいのでしょうね。
でも、ヒヨドリの亜種が沖縄県では4亜種
沖縄諸島から宮古諸島までのリュウキュウヒヨドリ
石垣島・西表島周辺のイシガキヒヨドリ、
与那国島のタイワンヒヨドリ、
南北大東島のダイトウヒヨドリ
とそれぞれ住んでいて、
しかも、基亜種ヒヨドリもエゾヒヨドリも冬季に見られることもあるという
また、すぐお隣さん(奄美諸島)にはアマミヒヨドリもいる
というのも凄すぎます。
沖縄県は、海外のバードウォッチャーから見れば
大変魅力的な地域なのでしょうね。
ヒヨドリを見て喜んでいただけるなら最高ですね。
基亜種ヒヨドリ(本州から九州まで)と区別がつかない?
とされているらしいのですが・・・、
北海道亜種のエゾヒヨドリを認めるなら9亜種ですよね。
ホントのところどう?と、ヒヨドリに聞いても、
勝手に区別しているといって、相手にされないのでしょうか?
沖縄でも、エゾヒヨドリが渡ってくるという話を聞いたことがあります。
津軽海峡を大挙して渡る姿は、本当にすごいのでしょうね。
でも、ヒヨドリの亜種が沖縄県では4亜種
沖縄諸島から宮古諸島までのリュウキュウヒヨドリ
石垣島・西表島周辺のイシガキヒヨドリ、
与那国島のタイワンヒヨドリ、
南北大東島のダイトウヒヨドリ
とそれぞれ住んでいて、
しかも、基亜種ヒヨドリもエゾヒヨドリも冬季に見られることもあるという
また、すぐお隣さん(奄美諸島)にはアマミヒヨドリもいる
というのも凄すぎます。
沖縄県は、海外のバードウォッチャーから見れば
大変魅力的な地域なのでしょうね。
ヒヨドリを見て喜んでいただけるなら最高ですね。
Posted by satou-f@ホタルの会 at 2006年06月09日 20:26
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