2021年09月23日

保護鳥リュウキュウアオバズク

9月の連休期間、地域の方から、
動けないフクロウを見かけたので、
保護してほしいという連絡がホタル館に入り、
支持された場所に行ってみると

保護鳥リュウキュウアオバズク

リュウキュウアオバズクが、
なんだかすごく当然のように、ちょこんと、居ました。

保護鳥リュウキュウアオバズク

ただ、普通じゃないのは、
人間の私が近寄っても、逃げる素振りがない事。

そのため、いとも簡単に、私の手の中に納まってしまいました。

外傷はなかったものの、痩せていたため、強制給仕を行い
保温と安静を保ちながら様子を伺うと、
数時間後には、ちゃんと反応できるようになってくれました。

その後、獣医師に連絡をして、
目の瞳孔の左右や、翼のバランス、足の握り具合等確認し、
緊急性が無い事から
とりあえずは、頻繁に給餌を行って、体力の回復を図り、
自然放鳥を目指しながら飼養することになりました。

もちろん、何かあれば、直ぐに獣医師の元に送る事にして。

ホタル館では、
傷病野生鳥獣保護飼養ボランティアに登録していることで
時折、そうした事情で保護した鳥がいますが、
こうして保護される鳥たちの餌として、
バッタやコオロギなどの昆虫を、確保するのは、
すごく大変です。

野生の鳥たちの可愛らしさや美しさは、
否応なく、人を虜にする魅力に溢れていますが、

その野生の生きもの達の食物連鎖を支えている事にもなる
昆虫や爬虫類たちの存在は、
残念ながら、ごくわずかな種類だけが、
価値を認められ、偏愛の対象にされています。

身近な生きものたちの存在を、
当たり前のように大切にできるような暮らし

そんな暮らしを願いながら、
一見、自然が豊かに感じられる、
のんびりとした島の一日を、
私は、今日も、せわしなく、楽しく、生きております。
😆

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