2007年11月28日

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

今月、23日24日の連日、『全国モーターボート競走施行者協議会』の助成を受けた

平成19年度環境保全事業、久米島ホタルの会主催のイベント

「ハッピー・エコ・リュクスin久米島」が、スタッフ、参加者を合わせて、

初日約300名、翌日は約100名近くの皆さんと共に、誰一人として

ケガや事故もなく、無事に終了することが出来ました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

今日まで、ホタルの会の活動に理解を示しご協力くださった皆さん、

そして、一緒に参加して、楽しんでくださった皆さん、

本当に、ありがとうございました!

この場を借りて、心からお礼申し上げます。

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ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

一日目の、特定外来生物であるブルーギルを釣って食べるイベントで、

『この島の環境保全活動の新たな取り組みへと発展させたい!』と考えたのは、

私たち人間の生きものに対する関わり方が、いつまでも“一方的に利用する”という発想だけで

展開してゆくのなら、現在の環境の悪化を押し留めることは難しいということ、

そして、解決の一つに、ただ、“退治する、処分する”という発想ではなく、

生きものの命を、大切に扱いたいと考え、外来種導入のきっかけ(本来の目的)であった

食との関わりも大切ではないかということに、多くの人が、

気付いてくれたらいいなぁという想いで、企画、実行しました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

一度侵入してしまえば、取り除くことは不可能に近いといわれる外来生物、

その目的が、食用であるなら、徹底して遂行することで減らしてしまうことが、

外来種を減らす有効な方法の一つではないかという発想です。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

ホタル館では、島にはびこる外来種の生きもの達を、以前から

館の中の生きもの達を飼育する餌として与えることで、

その影響を少しでも減らせるのではないかと考えて、努めてきました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

そうした、毎日の作業以外に、子ども達とのレクレーション活動などにも取り入れて

出来るだけ多くの人が、この島の自然環境に遊びや体験を通して関わりながら、

安易に外来生物を導入してきた過去の歴史と、外来生物が島ではびこる現状を認識し、

爆発的に広がり、貴重な生きものはもちろん、普通に見られた生きものまで、短期間に

消滅させてしまう恐ろしさを理解してもらい、侵略性の高い特定外来生物として認定される

いきさつさえも知ってほしい、そして解決のための行動に参加してほしいという希望からです。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。
当初、夏のイベントとして企画していましたが、助成の合否連絡が、6月以降になったことで、

夏休みの大きな企画としては間に合わないと考え、とはいえ大切な企画でもあったため

小さな釣り大会ではありましたが、

環境保全活動の中で知り合いになったsacomさんと、ホタル館に足を運んでくれるボビーさん、

2人の頼もしい釣り師と共に、プレ・イベントとして、夏休みに行いました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

まだまだ未熟で、釣りには、門外漢な私を、こうした変わったイベントに導いてくれたのは、

この2人の信頼のおけるサポートのおかげです。

夏休みの企画とはいえ、平日の開催となったため、結果的には少ない参加者ではありましたが、

そのときに食べたギルやテラピアの味に、「これは、美味しい!絶対、みんなに知ってもらおう!

大丈夫、面白い保全活動になる!」という確信がもてました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

その上、新たに、この島の環境を守るために立ち上がった『久米島の海を守る会』

の理解と協力が、イベント開催にあたっては、本当に大きな力になりました。

参加者の安全確認や運営のスタッフには、毎年、5月に久米島にキャンプで訪れ、

ホタル館で学習している琉球大学生物クラブのメンバー13名と、

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

同じ大学の農業土木工学を専攻し、現在、久米島での赤土や生活排水が流入している河川の

水質調査をしている学生の仲間たち12名が、快く引き受けてくれました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

綿密なミーティングの時間がないまま、段取りもおぼつかずにスタートしましたが、

大学生の皆さんは、スタッフとして礼儀正しく熱心に、真剣にイベントを盛り上げてくれました。

久米島ホタルの会は、類まれなホタル館館長の生きものに対する豊富な知識と

自然環境を守りたいと願う純粋な情熱が、会を支えていますが、

大きなイベントを行うほどの予算も、それを行うスタッフも十分とはいえません。

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今年の4月、予算の無い久米島ホタルの会のこうした現状に、

「あかぎ児童館」を率いてこられた与那原町役場の課長さんから、

「行政でも、こうした民間の環境活動への助成を行っているから応募してみては。」と、

アドバイスを受け、この企画を、久米島町役場へと申し込むことにしました。

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当初は、一般への公募をしていなかったためなのか、

「いきなり、こうした助成に応募されては、困る。」と言われてしまいましたが、

諦めきれない私は、沖縄県の担当者へ直接問い合わせて、

特に問題ないという確証を得たうえで、受け付け窓口である、役場へ何度も掛け合いました。

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その後に、担当者の配慮もあって、なんとか応募することが出来ました。

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このように市民の環境活動をサポートする行政からの助成金情報を教えてくれた

与那原町の課長さんや、久米島町企画財政課の担当職員の方には本当に感謝しています。

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そして、自信のあった企画内容と、担当職員の努力が実り、全国の中から

久米島ホタルの会が選ばれて、助成を受けることが出来ました。

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久米島ホタルの会宇江原総清会長と久米島町役場大田治雄副町長ともに、
久米島の自然環境を保全する強い決意の表明を快くしていただきました。


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今年の4月にホタル館に訪れてくださった後、交流が始まった「あかぎ児童館」の

32名の皆さんを、(そのほとんどが子どもたち)今回のイベントに招待することが可能となり

交流イベントの舞台で、「親子塾なんくる」の芸達者な子ども達のよく透る澄んだ民謡の調べを、

南の島らしく華やかに多くの参加者へと、披露することが出来ました。

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また、環境省那覇事務所からは、専門員を派遣していただき、本当に感謝しています。

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当日、特定外来生物の解説を、OHPを使って行う予定が、こちらの不手際で使えなくなり、

苦労して準備していただいていた内容を、いきなり言葉だけ(アドリフ)で、

説明・解説していただくことになりました。

とんでもないハプニングを、それでも、笑顔で対応していただき、

丁寧に解りやすく解説してもらいました。本当にお礼申し上げます。

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夕方6時からのイベント交流会の食事を担当してくださった、久米島町食生活改善推進協議会の

ご婦人の方々は、朝の9時から、炊き出しの準備に精を出してくださいました。

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随時釣ってくるブルーギルやティラピアを、その場で下ごしらえをして、料理を行うのは

至難の業ですが、「どうしても参加した方々に、自分で釣った魚を、新鮮なまま食べてもらいたい。」

という、久米島ホタルの会の“熱い思い”を、懐の大きさで受け止めてくださり

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「あっさ、たったこれだけねぇ~。」と、この日の少ない釣果のティラピアを見て

笑いながら、嫌な顔一つ見せずに、立派な料理に仕上げてくださいました。

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小さい頃から、海の幸・山の幸に恵まれた時代を過ごされてきた方々からすれば、

島で外来魚を、わざわざ捕ってきて料理して食べるとは、嘆かわしいと、

呆れ顔をなさる人も居られるかもしれませんが、食会のお母さん方の純粋な瑞々しい好奇心は、

「どう料理したらより、美味しく食べられるのかしら。」と、本当に真剣なムードに包まれていて

食材を厭わない探究心に、このイベントの題名につけた「リュクス」というフランス語の“贅沢”

という言葉が、まさしくぴったりと当てはまったように感じました。

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夜は引き続き、兼城公民館で、尾川原正司さんの大人向け植物講演会を行い、

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翌朝の二日目のイベントでは、子どもたちが楽しみな尾川原正司さんの植物観察会を行いました。

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琉球大学の学生達にも即席で、植物の名前を覚えてもらい

子どもたちの素朴な質問にもいろいろ答えてもらいました。

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本来なら、サガリバナが群落をつくる環境に道路がつくられているため、河川干潟の生態系が

不連続となり、環境が不安定になっていることと、この場所にサガリバナを植栽することは

その環境の補修につながることで意義があることなどが説明されました。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

そして、最後に参加した全員の協力で、サガリバナの植栽を行いました。

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こうして、二日間にわたる長いイベントが無事に終了しました。

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イベント後も、大学生達が、大きなブルーギルとテラピアをたくさん釣ってきたので、

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ボビーさんに料理の手ほどきを行ってもらいながら、

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ボビーさん自慢のプロヴァンス風外来魚料理に舌鼓を打ちながら、反省会を行いました。

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このように、今回は無事に成功しましたが、イベント開催にあたって、反省すべき課題は山積みで、

心から協力していただいた皆さんに、十分な期待にお応えすることが出来なかったことを、

今でも申し訳なく、恥ずかしい気持ちでいっぱいです。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

それでも、参加してくださった皆さん、協力してくださった皆さんの心からの笑顔が

次に繋げる期待として、まだ、先は長いのだと、未熟な私を励ましてくれています。

ハッピー・エコ・リュクスへの長い道のり。

今後も久米島ホタルの会では、この小さな南の島の環境保全活動の取り組みを通じて

未来の地球が、生命に満ち溢れた青く美しい星として、輝いてゆけるよう

努力し続けていきたいと考えています。

これからも、どうか、温かな応援をよろしくお願いいたします。

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この記事へのコメント
遅くなりましたが、おつかれさまでした~。
こちらもかなり良い経験になりましたよ。
Posted by sacomsacom at 2007年12月01日 08:06
sacomさん、コメントありがとう、そして、本当にお疲れ様でした。
現在、事業の報告書を作成中ですが、
そうした中で、イベントが終わった実感を「じわぁ~!」と感じています。

sacomさんが、相当忙しい中、久米島まで来てくれたことを、sacomさん自身が、良い経験だと言ってくれて、嬉しいです。
改めて、ありがとうございました!

身体を壊さないように、今度は、嫁さんとお子さんと一緒に
また、ぜひ、久米島に遊びに来てくださいネ!
Posted by satou-n at 2007年12月03日 21:50
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