2010年09月11日
てもみんのボランティア協力第7弾その1!
その連続ボランティアの初日に当たる8月31日は、台風が接近していた為、
午前中しか作業が出来ないと見越して、ホタル館でのレクチャーを午後に変えて、
先に、カンジンダム湖内の作業を行ないました。
残暑の日差しは、低気圧の雲と風に遮られ、思いの他、過ごしやすい気温でしたが、
作業を予定しているホタル水路は、どこから手を付けたらいいのか戸惑うほど、
シュロガヤツリが生い茂り、行く手を阻む緑の壁のように想えました。
けれども、グローバルスポーツの指揮官、中山社長と、原田代表は、
その困難さに立ち向かおうとしている社員の皆さんを、心から信頼しているのでしょう。
まったく躊躇することなく、社員の皆さんに指示を出しています。
そして、社員の皆さんも、「やったるぞ~!」と言わんばかりの熱気を発していて
既に、この作業が、ボランティアの域を脱していることを、伺わせます。
移動するだけでも、しっかりと、泥の洗礼を受ける作業は、
時間の経過と共に、通常の草刈り以上に疲労が溜まります。
それでも、時折現れる、生きもの達の出現に、
皆さんの笑顔は、輝くように、
さわやかで、ボランティアの喜びに溢れ、心から楽しんでいる様子です。
そして、僅か短時間で、『ワンステップ』のロケ現場となっていた
ホタル水路のシュロガヤツリを、ほとんど取り除いてくれました。
私達、久米島ホタルの会が行なっている、
このカンジンダム湖のボランティア作業の目的は、
ダム湖の中に設けられた棚田とホタル水路に堆積した泥と、
繁茂した外来種のシュロガヤツリを取り除く作業です。
この作業は、ダムの水をきれいにするために造られた棚田と、
ホタル水路の生物浄化システムを向上させることが主要な目的であり、
在来の多様な生きものを育てながら行なう生物浄化システムの向上は、
ダム湖の水質を清浄に保つ為に必要な事業としての認識があります。
しかし、この大切な事業には、何処からも予算はついていません。
久米島ホタルの会は、それでも、島の将来のため、そして、地球環境のために、
平成19年から、久米島町と具志川土地改良区との三者協定を結び、
無償の環境ボランティア事業として継続しています。
そして、グローバルスポーツは、こうしたホタルの会の活動を
TBSテレビ『ワンステップ』(2009年9月放映)で知り、
今年の4月から毎月1~2回、久米島ホタルの会を支援するために、
企業研修の位置づけで、カンジンダム整備のボランティアに協力してくれています。
放送は、終わってしまいましたが、『ワンステップ』というTV番組が、
私達、久米島ホタルの会に与えてくれた希望の光は、今も尚、強く明るく
”グローバルスポーツ”という、心強い企業に引き継いでいただいています。
”何の見返りも無い”とか、”難儀をさせられる”と、ホタルの会の呼びかけが、
敬遠される一方、こうした温かな想いに支えてもらえる私達は、
本当に幸せだと、心から感謝し、明日を生きる励みとしているのです!
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Posted by satou-n at 22:28│Comments(0)
│ホタルの里作り
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