2009年09月01日

全国ホタル研究会《青森大会》への参加報告!

青森のねぶた祭りが、テレビで放映され、子ども達が、「あっ、これ知ってる!」と、

嬉しそうに、先月の全国ホタル研究会、青森大会のことが、話題になりました。

先月のことですが、久米島ホタレンジャーの8人の子ども達といっしょに、

7月3日(金)から5日(日)に行なわれた全国ホタル研究会「青森大会」に参加してきました!

全国ホタル研究会《青森大会》への参加報告!

全国ホタル研究会では、毎年、全国を巡りながら、ホタル大会が行なわれていますが、

予算不足のホタルの会では、なかなか、参加する事ができませんでした。

しかし、今年は、環境大臣賞を受賞したホタレンジャーの活躍を、

全国大会で発表してほしいと、大会事務局からの依頼を受け、久米島の行政からも、

旅費の4分の1にあたる助成金を捻出して頂くことができ、

島内や島外の企業や団体からの寄付金を集めながら旅費を作り、念願のホタル大会へ、

しかも、気温差が、10℃もある青森での大会に参加することができました。

いつも、ホタルの会やホタレンジャーの応援をしてくださる皆さん、

そして今回、資金援助してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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   毎日の練習風景、厳しい先生がついています。

久米島から沖縄本島、

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東京を経由して、青森へという、長旅のため、

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朝早く出発したというのに、青森へ到着できたのは、びっくり!なんと、夕方の4時になっていました。

それでも、ホタレンジャーの子ども達は、バスに乗り、

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さらにタクシーを2台連ねて、大会会場へと急ぐ車中の中、

沖縄とは違う北の国の夏の過ごしやすさに、

「まるで、外全体がクーラーみたい!ベー」と、大はしゃぎです。

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そして、到着したのは、細越ホタルの里に隣接している栄町小学校です。

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そこでは、全国から訪れる、ホタル愛好家の皆さんのために、

ホタルの姿に扮した「ホッピーさん」と、小学校の保護者の皆さんが、

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青森のねぶたで踊られる、飛び跳ねるような踊りと、お囃子で、出迎えてくれました。

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私も誘われるままに、年甲斐も無く、見よう見まねで、踊りを踊ってしまいましたがニコニコ

翌日からの筋肉痛は、半端無かったですぐすん

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張り出されたテントの下で売られている手作りの小物や土産物には、

どれにも『ホタル』の名が付けられていて、この小さな光る昆虫が、

しっかりと、地域興しを担っていることが、伺われます。

そして、実際に、この小学校の裏手にある細越ホタルの里に、ホタル観賞に出かけた時、

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ホタレンジャーの子が、侵入を禁止されている湿地で、カエルを見つけて

身を乗り出すと、直ぐに、遠くの方から「ホタルを捕るな~!ムキー」と注意を呼びかける声がしました。

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久米島には無い、こうした反応は、この地域の人々が、本当に一生懸命、

ホタルを大切にしている事の現われなんだと、感心しました。

全国ホタル研究会《青森大会》への参加報告!

私たちが、「すいませ~ん。」と、謝ると、空気は和み、それを合図のように

ぽつり、ぽつりと、北の国のゲンジボタルが、地域の人々に大切に見守られながら

私たちを、歓迎してくれるように、ゆったりと、やさしく辺りを照らしてくれました。

全国ホタル研究会《青森大会》への参加報告!

ホタレンジャーの子ども達は、長旅の疲れも無く、翌朝のホタル研究会での発表も無事に努め、

栄町小学校のホタルを守る生徒達とおそろいのジャケットと帽子を頂きました。

全国ホタル研究会《青森大会》への参加報告!

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青森に行ったら、ぜひ行こうと考えていた三内丸山遺跡へも、ご褒美として行くことができました。

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遺跡の跡地は、予想以上に広く、入場が、無料なことには、全員が驚きました。

そして、遺跡に復元された、縄文人の住居跡に次々に入っては、「俺は、この家がいい。」とか、

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「意外に広~い。」「このにおいは、なぁ~に。」と、本当に疲れ知らずに駆け回っていました。

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また、敷地のふちを彩る緑の樹木の根元で、始めて見る栗のイガを発見して、

「すっご~い、これが、栗の木だぁびっくり!」と、大喜びでした。

遺跡の建物に使われているのは、どれも大きな樹木です。

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こうした大きな樹木を柱に用いた本土のお寺やお城に接する度に、

人の一生を、何年も見守ってきた樹木の偉大さと、なんともいえないぬくもりを感じます。

焦土と化してしまった、私のふるさと沖縄にも、

かつては、人の一生の何倍も時間をかけて育まれてきた森の恵みが、

大きな木の柱や、木製の建造物になって、人の歴史の傍らに存在していたことでしょう。

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その大切な恩恵が、戦世(いくさゆー)の時代によって、ほとんどを、無くしてしまいました。

戦争は、私達人間にとって、無くてはならない自然を破壊する自己破壊の最悪の行動です。

だから、自然を守るという活動には、戦争の存在を決して認めない意識が育まれると想うのです。

「ホタルを守ろう」「自然を守ろう」という投げかけに応えて、久米島の子ども達が、

ホタレンジャーという活動を、始めました。

その子ども達にとって、こうした様々な地域の特色ある遥かな歴史や文化を育む人と人が、

『ホタル』という小さな生きものによって、つながり合える体験は、これからの地球環境を担う上で、

とても、大きな励みになると、考えています。

全国ホタル研究会《青森大会》への参加報告!

私たちは、これからも、ゲンジボタルの祖先と表現される

クメジマボタルの棲む小さな南の島の久米島から、

地球の自然環境を大切にすることを、心から願い、行動してゆきたいと想います。

最後に、ホタレンジャーが、今回の青森大会に参加するための寄付を寄せてくださった

個人、企業・団体、そして久米島町の皆さんへ、厚く御礼申し上げます。

企業                  個人                 
■(株)久米島製糖 様       ■めがねの大城 様       
■(株)久米島の久米仙 様    ■ながみね動物クリニック 長嶺 隆 様
■(有)仲里自動車学校 様
■米島酒造 様            団体
■(株)金秀建設 様         ■全国ホタル研究会有志
■(株)久米商船 様         
■(株)トーエイ 様          行政
■(株)富士建設 様         ■久米島町役場
■(株)ポイントピュール 様                  本当に、ありがとうございました!

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