2009年04月11日
久米島ホタレンジャーが環境大臣賞を受賞しました!
久米島ホタレンジャーは、平成19年に、12名のメンバーで活動を開始しました。
20年度は、その約3倍の38名の子ども達と一緒に、
クメジマボタルとそのつながる生きもの達の自然環境を守るための
様々な取り組みを、昨年に引き続き行いました。
そして、その活動レポートが、環境省の推奨する「こどもホタレンジャー」団体の部で、
見事、環境大臣賞を受賞したのです。
嬉しいのは、それだけではありません。
なんと、授賞式には、8人の子ども達と、2人の引率者を、招待してくれるという
最高のプレゼントがありました。
そこで、2月に沖縄大学で行われたジュニア研究支援で発表した
7人の子ども達に、もう1人参加してもらい、8人のメンバーと、
引率者として、私とホタル館の館長、そして、末の息子と、
引率に参加してくださったご夫婦と末娘は、自己出費で、
2泊3日の東京旅行へ出発しました。
久米島から東京へ行くには、沖縄本島を経由しなくてはならないため、
環境大臣の前でおこなう活動報告や授賞式に間に合うように、
前日の29日に久米島を立ちました。
そして、その日の午後には、東京デイズニーランドに子ども達をつれてゆく事ができました。
この日の気温は、7℃くらい、海風の吹く寒い夕暮れから閉館の1時間前まで、
久米島から出てきた子ども達の中には、半袖姿もあり、
傍目には、すごく場違いな一団に映ったかもしれませんが、
屈託なく、はしゃぐ子ども達には、もちろん私たち保護者にとっても、楽しい前夜祭になりました。
翌朝、宿泊した品川プリンスホテルの朝食バイキングでも、私たちは、大満足。
「これ、おいしいよ。」「ほんと、じゃ今度は、それ、食べようっと。」
食事の後のデザートも、しっかり頂いて、本番の授賞式に臨みました。
不慣れな都会でのタイムキーパー的な役割を
現在、東京でお仕事をされているホタレンジャーの仲間のお父さんが、
羽田で出迎えてから久米島へ帰る日まで、ずっと付き添ってくださったおかげで、
どこに出かけるにもスムーズに移動ができ、本当に感謝しています。
そして、仲の良いホタレンジャーの子ども達が、何を見ても何処に居ても
あたりかまわず笑い転げるのを、「お静かに!」と、注意をしてくれる方々には
申し訳なく思うと同時に、沢山の人が交差する都会でのマナーや過ごし方を
私では、足りない部分を補って子ども達に教えていただけたと、心から感謝しています。
そして、環境省の建物を見ることは出来ても、中に入る事は、
簡単には、出来ないことなんだなぁ。と、受付でのセキュリティーの手続きを行いながら、
初めての体験にドキドキワクワクしてしまいました。
出入りの厳しいことは、解っていても、建物の中でおとなしくしている事は難しいと、
判断した私達は、午前11時に、リハーサルを終えてから本番までの数時間を
外に出て過ごしました。
日比谷公園の図書館を探検し、歩行者の歩かないクスノキの落ち葉の匂いをかいだり、
カラスの鳴きまねをしたり、猫を追いかけたり、また、美しい桜の下で、記念写真も撮りました。
お昼休みの人々が、憩う公園は、都会であっても、やさしい時間が流れているのでしょう。
池のカメにちょっかいをかけている子ども達に、
「みてごらんなさい、ここには、おたまじゃくしがいるわよ。」と、声をかけてくださる方も居て
「ほんとうだ~、わぁー、いっぱいいる、館長これ、何ガエル~。」と、
いつものように館長を囲んで、楽しい生きもの探しが始まり、
開始ギリギリまで、春の日比谷公園で過ごしてしまいました。
それから、私たちは、大慌てで、
既に他の受賞者が、皆席についている会場に駆け込み席に着きました。
一息つくと、環境大臣が、入室して、いよいよ授賞式が始まりました。
賞状を受け取る練習をしたとはいえ、さすがに緊張してるようです。
それでも、38名の代表として、協力者の人たちへの感謝の気持ちを
しっかりと持って、りっぱに大役が果たせました。
無事に賞状を受賞し、写真撮影を行いました。
つぎは、いよいよ活動の発表を行う番です。
何度も練習をしてきた、こども達は、自信を持って、最後までしっかりと発表してくれました。
私たち、「守れ・ホタルジュニアーズ」は、団体の部で、環境大臣賞を受賞しましたが、
小学校の部で環境大臣賞を受賞した、愛知県岡崎市立鳥川小学校の受賞も、
全校生徒8人の子ども達が、地域の方々と協力し合ってホタルを守る活動が、
ふるさとを愛する事につながることを訴えていて、とても素晴らしく、
発表の最後に、校歌を歌う彼らの活動してきた学校が、
今年で廃校になるという切なさに、私は、胸が、きゅんとして、目頭が熱くなりました。
他にも、本当にすごい研究活動や地道な飼育活動の報告があり、
今回の授賞は、子ども達にとっても、もちろん、私自身にとっても、
一生に一度の貴重で大切な体験、経験になりました。
翌日には、沖縄県の文化環境保全課課長へも受賞の報告に伺うことができて
本当に良かったと想います。
私たち、久米島ホタルの会のこどもホタレンジャー「守れ・ホタルジュニアーズ」の活動を、
サポートし応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
これからも、自然を守るために、ぜひ、一緒にがんばっていきましょう!
↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!
Posted by satou-n at 17:27│Comments(4)
│ホタレンジャー活動
この記事へのコメント
お~
かっこいい写真が、いっぱいだ~
やっぱり何だか嬉しいな~
今日の新聞もみましたか~
「久米島ホタルの会」の自然環境功労者環境大臣表彰の保全活動部門に選ばれたとありましたよ~
ニュースでもやるかな~(笑)
かっこいい写真が、いっぱいだ~
やっぱり何だか嬉しいな~
今日の新聞もみましたか~
「久米島ホタルの会」の自然環境功労者環境大臣表彰の保全活動部門に選ばれたとありましたよ~
ニュースでもやるかな~(笑)
Posted by 涼 at 2009年04月11日 17:57
おめでとうございます。
東京旅行がお天気に恵まれてよかったですね。
にぎやかになってしまうのも、わかりますよね。
修学旅行以上の、家族旅行以上の、素敵な旅行になったことでしょう。
たしかな視点、地に足をつけた活動が、認められてきっと子どもたちの励みになったことでしょうね。もちろん、ホタル館のスタッフの方にとっても。
とてもうれしいニュース、ありがとうございました。
これからの活躍を楽しみにしてます。
東京旅行がお天気に恵まれてよかったですね。
にぎやかになってしまうのも、わかりますよね。
修学旅行以上の、家族旅行以上の、素敵な旅行になったことでしょう。
たしかな視点、地に足をつけた活動が、認められてきっと子どもたちの励みになったことでしょうね。もちろん、ホタル館のスタッフの方にとっても。
とてもうれしいニュース、ありがとうございました。
これからの活躍を楽しみにしてます。
Posted by KAORU at 2009年04月13日 12:45
涼さん、コメントをありがとうございます。
お出迎え、ありがとうございました。
感激です。
私たちのホタルの会は、小さな集団ですが、気持ちは、すっごく大きいです。
これからも、がんばっていきましょうね。
お出迎え、ありがとうございました。
感激です。
私たちのホタルの会は、小さな集団ですが、気持ちは、すっごく大きいです。
これからも、がんばっていきましょうね。
Posted by satou-n at 2009年04月23日 11:14
KAORUさん、コメントをありがとうございます。
長い間、ご無沙汰して申し訳ありません、活動の歩みは、止まっていないのですが、ブログを発信する私の手が、止まっておりました。
すいません。
これからも、小さな島からの大きなメッセージを、皆さんにお届けできるよう
がんばります。
今週末、再び東京に伺います。そのレポートも、お楽しみに~。
長い間、ご無沙汰して申し訳ありません、活動の歩みは、止まっていないのですが、ブログを発信する私の手が、止まっておりました。
すいません。
これからも、小さな島からの大きなメッセージを、皆さんにお届けできるよう
がんばります。
今週末、再び東京に伺います。そのレポートも、お楽しみに~。
Posted by satou-n at 2009年04月23日 11:20
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。