2006年11月07日
動物園
「おいで、おいで、おりこうさん、してあげるから」
与那国馬の頭をなでながら、こどものこころが、
やさしい音で、伝わります。
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11月初めの連休に沖縄こどもの国へ出かけました。
私の子供時代の遠足は、決まってこの動物園、休日は、いつも満員だったものですが、
今では、ずいぶん動物達の数も少なくなっていました。
けれども、そんなことを知らないこども達には、園内地図を片手に
こっちへ行こう、あっちがいいよと、大騒ぎです。
キリンの親子に餌を差し出しながら、
どうにかして、その長い首や長いまつげを触ろうと、
必死に、こっちへおいでと懇願しながら声をかけています。
生きもの達は、敏感にその意図することを感じ取り、「ちょっとだけならいいわヨ!」と、
微妙な距離感で、対応しています。
普段目にする昆虫やトカゲやカエルたちよりも、ずっと大きな動物達は、
何よりも、その強烈な匂いで、私達に存在感をアピールしてきます。
そのとき、ふっと思いがけなく、
以前、子供が持ってきた本の中に、戦争のために動物園の動物達が殺されたり
家畜を徴用され、中には、飼い犬を、広場に引き立てて撲殺するような悲惨な物語を
長く急な坂道を歩きながら、思い返していました。
戦争という極限の時代の中で、ことばを解することのない、生き物たちと
心の交流ということができたのは、あの時代には、本当に勇気がいったことだと思うのです。
行ったこともない遠い国を故郷にもつ動物達を、動物園の中で目にすることについては、
様々な考えの中、今までも私自身答えを出すことができませんが、
戦争という、人類が行う最低の理不尽の嵐の中に、
こども達やこの動物達を、再びさらすことの無い様
私達は、しっかりと目を見開いて、
この世の中を、考えて行動する勇気を持たなくてはいけないと感じました。
眉間にしわの私の前に、ひょうきんな顔をしたダチョウが、急に目の前いっぱいに見えて
思わず笑ってしまい、沖縄に来てくれた動物達に素直に感謝できました。
あまり知られていませんが、ここは、夜になると、ホタルが飛び交う動物園です。
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私の子供時代の遠足は、決まってこの動物園、休日は、いつも満員だったものですが、
今では、ずいぶん動物達の数も少なくなっていました。
けれども、そんなことを知らないこども達には、園内地図を片手に
こっちへ行こう、あっちがいいよと、大騒ぎです。
キリンの親子に餌を差し出しながら、
どうにかして、その長い首や長いまつげを触ろうと、
必死に、こっちへおいでと懇願しながら声をかけています。
生きもの達は、敏感にその意図することを感じ取り、「ちょっとだけならいいわヨ!」と、
微妙な距離感で、対応しています。
普段目にする昆虫やトカゲやカエルたちよりも、ずっと大きな動物達は、
何よりも、その強烈な匂いで、私達に存在感をアピールしてきます。
そのとき、ふっと思いがけなく、
以前、子供が持ってきた本の中に、戦争のために動物園の動物達が殺されたり
家畜を徴用され、中には、飼い犬を、広場に引き立てて撲殺するような悲惨な物語を
長く急な坂道を歩きながら、思い返していました。
戦争という極限の時代の中で、ことばを解することのない、生き物たちと
心の交流ということができたのは、あの時代には、本当に勇気がいったことだと思うのです。
行ったこともない遠い国を故郷にもつ動物達を、動物園の中で目にすることについては、
様々な考えの中、今までも私自身答えを出すことができませんが、
戦争という、人類が行う最低の理不尽の嵐の中に、
こども達やこの動物達を、再びさらすことの無い様
私達は、しっかりと目を見開いて、
この世の中を、考えて行動する勇気を持たなくてはいけないと感じました。
眉間にしわの私の前に、ひょうきんな顔をしたダチョウが、急に目の前いっぱいに見えて
思わず笑ってしまい、沖縄に来てくれた動物達に素直に感謝できました。
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Posted by satou-n at 00:48│Comments(2)
│沖縄のこと世界のこと
この記事へのコメント
最近、たまにですが動物園に寄ったりしています。
駅からこんなに近かったか、裏の池はこんなに狭かったかとの感慨もあります。
今はパンダもおらず、30年?だか前に群集に揉まれながら、結局見たか見えなかったか、あそこがここであったか、と思うと益々裏侘しいものです。
ただ、今も多くの人が、檻、柵の向こうから動物達に「観察され」ながら、それぞれに自然な歓喜を表しているさまが、動物よりおもろいです。
オカピもメガネザルも、子豚やニワトリ、ちゃっかりしているスズメもハシブトガラスも、もちろん等しく興味深いです。
友人ノタマワク。「え?あれ(目の前のゴイサギ)、野生?」(人に慣れ過ぎ。)
駅からこんなに近かったか、裏の池はこんなに狭かったかとの感慨もあります。
今はパンダもおらず、30年?だか前に群集に揉まれながら、結局見たか見えなかったか、あそこがここであったか、と思うと益々裏侘しいものです。
ただ、今も多くの人が、檻、柵の向こうから動物達に「観察され」ながら、それぞれに自然な歓喜を表しているさまが、動物よりおもろいです。
オカピもメガネザルも、子豚やニワトリ、ちゃっかりしているスズメもハシブトガラスも、もちろん等しく興味深いです。
友人ノタマワク。「え?あれ(目の前のゴイサギ)、野生?」(人に慣れ過ぎ。)
Posted by 川逸 at 2006年11月08日 00:30
川逸さん、返事が遅くなってしまいました。
コメントをありがとうございます。
動物園は、狭くなった野生の生き物たちのちょっとした
給仕場になっているのかもしれませんね。
以前、ホタル館で、餌がとれずに弱っていたアオサギに
定期的に餌やりをして、ちゃっかりレストランとみなされた日々が
思いだされます。
もちろん、巣立ちは、厳しく行いましたので、いまでは姿を見ることは
ありませんが、ときおり、立派なアオサギを近くで見かけると
あいつかなぁと、懐かしくなります。
コメントをありがとうございます。
動物園は、狭くなった野生の生き物たちのちょっとした
給仕場になっているのかもしれませんね。
以前、ホタル館で、餌がとれずに弱っていたアオサギに
定期的に餌やりをして、ちゃっかりレストランとみなされた日々が
思いだされます。
もちろん、巣立ちは、厳しく行いましたので、いまでは姿を見ることは
ありませんが、ときおり、立派なアオサギを近くで見かけると
あいつかなぁと、懐かしくなります。
Posted by satou-n at 2006年11月09日 11:07
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