2012年11月22日

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

鳥好きの知り合いから

「クロツラヘラサギが、来てますよぉ~」ピースの一報が入りました。

教えてもらった場所に行ってみると、

いました、いました。

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

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クロツラヘラサギは、この季節、久米島に多く飛来するダイサギほどの大きさで、

顔を羽根にうずめて立っていると、大抵の人は、

「白いサギがいるさぁ~。」くらいの感覚で、

うっかり見落としてしまうかもしれません。

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

でも、あの、特徴的なへら状の口ばしを一度見たら、きっと誰でも

「あれは、黒面ヘラサギね。」と、覚えてしまえることでしょう。

それくらい、見れば見るほど、ヘラサギのくちばしは、おもしろい形をしています。

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

見ていると、結構忙しそうに、ヘラ状のくちばしを左右に振りながら採食しています。

主に好むのは、魚類(ボラ・ハゼ・シラウオ・等)や

甲殻類(カニ・エビ・アミ・等)、剣尾類(カブトガニの幼生~亜成体)らしく

貴重なクロツラヘラサギが、餌を得る事が出来るという事は、

この場所にも、そんな生きものたちがいるという事なのかと、

改めて、久米島の自然環境の大切さを重く受け止める事が出来ます。

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

クロツラヘラサギは、東アジアだけに生息しているため、

全世界の個体数は約2,000羽で、朝鮮半島の西岸の38度線以北の離島や、

中国遼東半島沿岸の離島で繁殖するそうです。

主な越冬地は台湾、香港、ベトナム、中国南部、日本などで、

日本では主に九州以南で越冬し、近年は毎年約200羽が越冬しているそうです。

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

そのため、IUCNのレッドリストでは世界的な絶滅危惧種で、

環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧ⅠA類に指定されている

貴重なクロツラヘラサギが、3羽!

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

ラムサール条約の登録地、自然遺産のイメージにも合う鳥です。

2匹は顔を羽根に埋めて寝ていましたが、一羽は、

嬉しい事に、エサ取りの姿を見せてくれました。

クロツラヘラサギ!久米島にも飛来。

もっと、数が回復し、多く飛来するようになれば良いですね。

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