2012年02月27日

久米島の野菜

冬の季節になると、雪に閉ざされることのないの利点から、

久米島や沖縄では野菜の栽培が盛んになります。

久米島には、親戚の居ない我が家ですが、

「子どもが多いから、いっぱい食べなさいよぉ~。」と、

毎年、季節ごとの無農薬の立派な野菜を、野菜の収穫できる期間ずっと、

段ボール箱一杯、届けてくださるご近所の方がいて、

本当に、いつも、いつもありがたく想っています。

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私が留守の時でも、玄関の前に、採りたて新鮮な野菜が置かれていると、

「わったぁ~は、野菜を作るのが楽しみで、食べる分だけ作っているさぁ、

売り物じゃないから、気にしないで、もらってくれたら嬉しいさぁ~。」と

言って、照れくさそう手を振るYさんの笑顔が目に浮かびます。

久米島の野菜

葉っぱに虫食いの穴が開き、カタツムリがくっついている野菜は、

無言だけれど、”大丈夫、農薬は使ってないよ!”と、

自信たっぷりな、安全で安心の食べ物の顔をしています!

それと同時に、”野菜を作るのが楽しい”と、丹精込めて育てていたYさんの

大切な時間の欠片が降りかけられているのが伝わって、

身体にも心にも、たっぷりと愛情のこもった栄養をいただく事が出来ます。

久米島の野菜

今は、小、中、高と、食べざかりの子ども達が、食卓を賑わせてくれるけど、

あと、数年後には、静かな時間へと変わっていく事でしょう。

そう想う度、毎日の積み重ねの家事は、忙しいけれども愛しく感じます。

久米島での暮らしは、決して良い事ばかりではなく、

むしろ、厳しい現実に、否が応でも直に向き合わなければならない毎日ですが、

そのおかげで、人として生きる事の意味に、気付かされています。

久米島の野菜

久米島で暮らしはじめた当初、一番に本島との違いを感じたのは、

やはり、スーパーに並ぶ商品の品揃えの少なさでしたが、

今では、そうした状況を見越したうえで軸足を定め、

この島でしかできない、農を楽しむ暮らしを求めて、

移り住む若者たちが増えてきました。

久米島の野菜

小さな島の暮らしの中で、農を生業とし、家畜を養い、

丁寧に暮らしを紡ぐ生き方の基本に、自然との共生が必然である事を

大学で学び、実践しようという賢くて頼もしい若者たちが、

この小さな島に集い始めています。

久米島の野菜

その意図する想いは、”逃避ではなく”、”幻想でもなく”

”野菜を作るのは楽しいさぁ~!”と、仰る島人の素朴で温かな

人と自然をつなぐ、優しい生き方の継承である事が、

世代も、性別も、出身地も超えた、私達の強い絆です。ふたば



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