2012年01月07日

ホタルの会への評価

現在、久米島ホタルの会が、久米島ホタル館の施設運営を

ボランティアで支援する事で、久米島ホタル館での川遊びや生きもの観察などの

様々な自然体験学習を、小中学校の子ども達は、安全に受ける事が出来ます。

そして、何よりも、久米島ホタレンジャーは、

久米島ホタルの会のサポートが無ければ、出来ない活動になっています。

ホタルの会への評価
 オキナワオオカマキリ

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こうしたホタルの会の献身的なホタル館活動に対して、

『ありがとう!』と、言ってくれる多くの方々の純粋な気持ちと、沖縄県や国から頂いた

数々の表彰内容の評価に、活動への信頼と確信の強い支えを抱いています。

先月、財団法人日本鳥類保護連盟から、

第46回全国野生生物保護実績発表大会における奨励賞の賞状と、

審査員からいただいたコメントが届きました。

ホタルの会への評価

ホタルの会への評価

    沖縄県 久米島ホタレンジャー殿

人形劇でわかりやすく伝えるという方法が良いと思いました。
小さなこども達にホタルの事をしっかり伝えてください。

クメジマボタルの保護研究からホタルと繋がる島の生きもの関係の複雑さ
(食物網のイラスト)と大切さを知りえた意義は大きいと考えます。
今後は、久米島生態系の持続可能な管理方針を定量的、実証的なあり方で研究し
その成果を世界に向けて発信して欲しいと思います。

久米島ホタル館が中心となって地域の子ども達で結成したグループが、
水生ホタルの生息環境調査と生息地の保全に取り組んでおり、
その活動を地元の行政機関や学校、団体との連携で進めていることは、高く評価できます。
また、さまざまな啓蒙活動も行っており、独創的な活動であるといえます。

活動を通して、子どもたちは様々なことを体験するだけでなく、
理科的な内容の学習もしているようです。教育委員会がバックアップしているのはわかりましたが、
学校の教員は、どの程度かかわっているのでしょうか?
活動の成果が、学校教育の場でも生かせるのではないかと思いますので、
教員のかかわりが少ないのであれば、学校との連携をもっと深めてほしいと思います。

ホタルの会への評価
  シブイロヒゲボタル

ホタルの会への評価

◆審査委員◆
亀澤 怜治 (環境省自然環境局野生生物課課長)
宮澤 俊輔 (環境省自然環境局鳥獣保護業務室室長)
田代 直幸 (文部科学省初等中等教育局教科調査官)
久保 芳文 (林野庁研究・保全課課長補佐)
平岡 考  (財団法人山階鳥類研究所自然誌研究室専門員)
北野日出男 (東京学芸大学名誉教授)
片山 舒康 (生物教育研究所所長)
島田 利子 (全国愛鳥教育研究会副会長)
杉森 文夫 (財団法人日本鳥類保護連盟保護共生室室長)


ホタルの会への評価
  保護されたリュウキュウヤマガメ

久米島ホタルの会や久米島ホタレンジャーの子どもたちが、

日本を代表する審査員の先生方から、こうした高い評価を受けることができるのは、

久米島の自然を教えてくれる久米島ホタル館の館長のおかげです。

ホタルの会への評価
 カエルの卵とナンゴクデンジソウ

その館長に対する信頼が、私たちのボランティア活動の原動力でもあり、

館長から学び、実際に体験し活動することで身に付いた

自分自身の自然に対する理解と知識という能力への喜びと誇りは、

何ものにも代えがたい人間として生きる大きな財産になっています。

ホタルの会への評価
   クメジママドボタル

こうした純粋な信頼関係で結びついた、私たちの絆は、確実にその輪を広げています。

昨年から頻繁にホタル館に通い、島で見つけた生きものたちの名前や習性を

館長に訪ねに来られる年配の農家の方が、「あんたが久米島に居て良かったよ、

機械とか治せる人はいくらでもいるけど、自然の治し方は、もう我々では解らんしな、

私らが子どもの時は、トカゲも虫も魚も、とぅーすいばーけぇー(競争)しても減らんかったのに

ホタルの会への評価
   オキナワキノボリトカゲ

ホタルの会への評価

今は、どこにいるかも解らん、こんなに生きものが居なくなるとは思わんかったが、

正直に言えば、何がどれだけいたかも解らんし、このままだとどれだけ居なくなるかも解らん。

ホタルの会への評価
   ガラスヒバァ

だけど、あんたに聞くと、ちゃんと答えが返ってくるから、知った分だけ安心できるさぁ」と

嬉しそうに話していかれましたが、私も、本当にこの方と同じ気持です。

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   オキナワシロヘリハンミョウ

ホタルの会への評価

この島では、私よりも年配の方々からは、

様々な自然の利用方法を教えてもらうことができましたが、

自然環境を手当てする方法を教えてくれたのは、常に自然の変化を印象だけでなく

実際に調査する専門的な技術と分析する能力のある、ホタル館の館長でした。

ホタルの会への評価
   オキナワクマバチ

私たちは、そのホタル館の館長から、この島の自然を学ぶ姿勢と、

理解できる能力を、多くの島人に引き継ぎ、後継者を育てたいと考えています。

それが、この島の掛け替えのない財産になると、強く信じているのです。

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  ハラビロカマキリ

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