2006年12月15日
遠方より友来たる
曇りがちな12月の空は、
黄昏に浸る間もなく、夜の闇に包まれてしまいます。
それほど寒くはないけれど、つい肩をすぼめたくなるこの時期に、
那覇からの最終便に乗って
雪の降る北の国から、南の小さなこの島に
私達の大切な友人が、愛しい人(新妻)を連れて、会いに来てくれました。
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黄昏に浸る間もなく、夜の闇に包まれてしまいます。
それほど寒くはないけれど、つい肩をすぼめたくなるこの時期に、
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雪の降る北の国から、南の小さなこの島に
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その日から泊まる宿も、何をするのかも、全く計画などせずに、「遊びに来ました!」
と言って笑う彼の顔は、初めてお会いしたときと変わらない明るさで、
少し遠慮気味に寄り添う若いパートナーとの年の差を、感じさせないくらい若さに溢れていました。
すっごい食通の彼は、頼れるバードウォッチャーでもあります!
実は、このブログにも、北の鳥の便りを書いてくれるMANAGさんです。
マナグとは、目玉のことで、彼の目は、クリクリを通り越した、ビックリ目玉の持ち主です。
ホタル館の周辺を以前から縄張りにしているキセキレイが、ずいぶん間近で見れるのを
「すっご~い!」としみじみ感激しているかわいらしいパートナーは、
同じように鳥好きの方で、MANAGさんからのプレゼントと思しき
きらめく青い鳥のネックレスが、彼女のチャーミングな印象を引き立てていました。
幸せは、伝染するもので、彼らを案内する先々で、触れる人々が笑顔に変わります。
食通の彼は、私達では、思いもよらない大胆不敵な行動力で
島の漁港の競り市に雨の中、レンタカーを借りてまで出かけ
新鮮なイラブチャーやミーバイにすばやく目をつけると、
前の日の夜に私達が案内したレストランの板前さんに、競り落としてもらい
昼食にともす事までしてくれました。
今までにないほど豪華な昼食をご馳走になったのは、接待すべき私達のほうでしたが、
幾度となく訪れたお店では、味の分かるお客さんは、喜ばれるのでしょう、
器に使っている大きなシャコガイや夜光貝の殻や、お刺身をサービスしてくれました。
私達も、外食するときは、極力完食をしますが、環境アセスを生業にしている彼もまた
食べきれないご飯は、おにぎりにしてでも持ち帰る方です。
(そのおにぎりは、ちゃっかり私がいただきました。)
この島で収穫された野菜や魚は、輸送費を掛けて沖縄本島や本土へ出荷され、
こんどは、反対に再び輸送費を掛けて
沖縄本島や本土を経由して、海外から輸入された魚や野菜が、店頭や飲食店に並びます。
もちろん地元の生産者である島人達が、親戚や友人達に分け与える分はありますが、
それ以外は、産地で取れた新鮮な野菜や魚をこの島で、安く手に入れることは難しいのです。
この島では、期間作物であるサトウキビから牧草へ農業の転換が図られていますが、
閉ざされたこの島で、地産地消できる食料自給率を確保することのほうが、
この先の経済対策や危機管理を考えても、そして何よりも、未来永劫自然環境との共存上も、
メリットが大きいと思うのですが、
経済最優先で、目先のことしか見ざるをえないこの国の現状は、
恐ろしく無駄なエネルギーの消費を、こんな小さな南の島でも、
全ての島民を追い込むようにして、危険な状況に陥れているのです
こうして、二人を案内しながら、島の観光地を巡り、外食を楽しむことで、
島の現状の厳しさを改めて実感することができました。
夏に出かけた、夜の漁港には、生きもの達の気配が少なくて、
妙な胸騒ぎを覚えたけれど、したたかなオカヤドカリ達は、ゴミのプラスチックを
貝殻の代わりに仕立てて、ガサゴソと夏に聞こえた半分にも満たない音を立て動き始めました。
その音は、「まだ、まだ、始まったばかり、あきらめるなよ。」と、励ましてくれるように
波の音の無い静かな夜の海に響いています。
振り返った先に、いかにも楽しそうな北の国の二人がいます。
生まれも、育ちも、年齢もまるで違う私達、どっぷりとつかった悲しみから抜け出して
以前とは違うパートナーを、愛しげに見つめるMANAGさんを見ていると、
こんな出会いも、こんな時間も予想されず、なぜだかとてもほっとした気持ちにさせられます。
環境問題は、そそり立つ壁のように私達の目の前に立ちふさがっていますが、
未来は、どうなるかわかりません。
だからこそ、やれるだけのことは、やる価値が、私達の人生にはあると、
勝手な解釈なのですが、遠い北から訪れた友に会い
受け取ることが出来た想いです。
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と言って笑う彼の顔は、初めてお会いしたときと変わらない明るさで、
少し遠慮気味に寄り添う若いパートナーとの年の差を、感じさせないくらい若さに溢れていました。
すっごい食通の彼は、頼れるバードウォッチャーでもあります!
実は、このブログにも、北の鳥の便りを書いてくれるMANAGさんです。
マナグとは、目玉のことで、彼の目は、クリクリを通り越した、ビックリ目玉の持ち主です。
ホタル館の周辺を以前から縄張りにしているキセキレイが、ずいぶん間近で見れるのを
「すっご~い!」としみじみ感激しているかわいらしいパートナーは、
同じように鳥好きの方で、MANAGさんからのプレゼントと思しき
きらめく青い鳥のネックレスが、彼女のチャーミングな印象を引き立てていました。
幸せは、伝染するもので、彼らを案内する先々で、触れる人々が笑顔に変わります。
食通の彼は、私達では、思いもよらない大胆不敵な行動力で
島の漁港の競り市に雨の中、レンタカーを借りてまで出かけ
新鮮なイラブチャーやミーバイにすばやく目をつけると、
前の日の夜に私達が案内したレストランの板前さんに、競り落としてもらい
昼食にともす事までしてくれました。
今までにないほど豪華な昼食をご馳走になったのは、接待すべき私達のほうでしたが、
幾度となく訪れたお店では、味の分かるお客さんは、喜ばれるのでしょう、
器に使っている大きなシャコガイや夜光貝の殻や、お刺身をサービスしてくれました。
私達も、外食するときは、極力完食をしますが、環境アセスを生業にしている彼もまた
食べきれないご飯は、おにぎりにしてでも持ち帰る方です。
(そのおにぎりは、ちゃっかり私がいただきました。)
この島で収穫された野菜や魚は、輸送費を掛けて沖縄本島や本土へ出荷され、
こんどは、反対に再び輸送費を掛けて
沖縄本島や本土を経由して、海外から輸入された魚や野菜が、店頭や飲食店に並びます。
もちろん地元の生産者である島人達が、親戚や友人達に分け与える分はありますが、
それ以外は、産地で取れた新鮮な野菜や魚をこの島で、安く手に入れることは難しいのです。
この島では、期間作物であるサトウキビから牧草へ農業の転換が図られていますが、
閉ざされたこの島で、地産地消できる食料自給率を確保することのほうが、
この先の経済対策や危機管理を考えても、そして何よりも、未来永劫自然環境との共存上も、
メリットが大きいと思うのですが、
経済最優先で、目先のことしか見ざるをえないこの国の現状は、
恐ろしく無駄なエネルギーの消費を、こんな小さな南の島でも、
全ての島民を追い込むようにして、危険な状況に陥れているのです
こうして、二人を案内しながら、島の観光地を巡り、外食を楽しむことで、
島の現状の厳しさを改めて実感することができました。
夏に出かけた、夜の漁港には、生きもの達の気配が少なくて、
妙な胸騒ぎを覚えたけれど、したたかなオカヤドカリ達は、ゴミのプラスチックを
貝殻の代わりに仕立てて、ガサゴソと夏に聞こえた半分にも満たない音を立て動き始めました。
その音は、「まだ、まだ、始まったばかり、あきらめるなよ。」と、励ましてくれるように
波の音の無い静かな夜の海に響いています。
振り返った先に、いかにも楽しそうな北の国の二人がいます。
生まれも、育ちも、年齢もまるで違う私達、どっぷりとつかった悲しみから抜け出して
以前とは違うパートナーを、愛しげに見つめるMANAGさんを見ていると、
こんな出会いも、こんな時間も予想されず、なぜだかとてもほっとした気持ちにさせられます。
環境問題は、そそり立つ壁のように私達の目の前に立ちふさがっていますが、
未来は、どうなるかわかりません。
だからこそ、やれるだけのことは、やる価値が、私達の人生にはあると、
勝手な解釈なのですが、遠い北から訪れた友に会い
受け取ることが出来た想いです。
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Posted by satou-n at 22:24│Comments(4)
│気づいてほしいこと
この記事へのコメント
「有朋自遠方来 不亦楽乎」!!
Posted by 川逸 at 2006年12月15日 22:31
今、雪の札幌です。
ふたりで大笑いをして読みました。
久米島ですばらしい時間をすごせたことに感謝しています。
帯広に帰ったらまた書きます。
ふたりで大笑いをして読みました。
久米島ですばらしい時間をすごせたことに感謝しています。
帯広に帰ったらまた書きます。
Posted by MANAG at 2006年12月16日 08:36
川逸さん、MANAGさん、コメントありがとうございます。
返事が送れてすいません。
川逸さん、最初見たとき、おおっ!さすが、IT、
中国からのコメントかと思っちゃいましたヨ!
あんなに長い文章が、10文字で簡潔にまとまっていて、素晴らしい!
さすがです。
MANAGさん、
私の嬉しすぎた気持ちと、受け取ってください。
返事が送れてすいません。
川逸さん、最初見たとき、おおっ!さすが、IT、
中国からのコメントかと思っちゃいましたヨ!
あんなに長い文章が、10文字で簡潔にまとまっていて、素晴らしい!
さすがです。
MANAGさん、
私の嬉しすぎた気持ちと、受け取ってください。
Posted by satou-n at 2006年12月18日 22:05
いえ、不肖のまとめではございませんで、
「論語」学而篇の決まり文句です。
孔子が偉いのでありますm(_ _;;)m。
「論語」学而篇の決まり文句です。
孔子が偉いのでありますm(_ _;;)m。
Posted by 川逸 at 2006年12月18日 23:56
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