2006年09月05日
天然の盆栽
久米島の岩礁地には、天然の美しい盆栽が広がっています。
この季節には、イソマツやミルスベリヒユなどの色とりどりの花が
荒々しい岩の隙間から、顔を出して磯の風景を一変させてくれます。

イソマツの花
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この季節には、イソマツやミルスベリヒユなどの色とりどりの花が
荒々しい岩の隙間から、顔を出して磯の風景を一変させてくれます。


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ハマシタン(和名ミズガンピ)の大規模な植物群落は、
久米島や波照間島、与那国島などの一部の島にしかなく、
久米島北海岸(ミーフガーや立神など周辺の大和泊海岸一帯は天然記念物)のものは、
学術上重要で、きわめて稀な群落という理由から、特定植物群落に指定されています。
(波照間島:ペ浜は天然記念物、毛原崎は特定植物群落 与那国島:比川は特定植物群落)

海岸の波を受ける厳しい生育環境に、見事に適応したその姿態は、
一枝を伸ばすだけで、何十年もの長い歳月を要するため、恐ろしく時間をかけて成長します。
そのため、枝は捻じ曲がり、樹木の高さも人の膝から腰ほど程度ですが、
その樹齢は百年におよぶものもあるとさえいわれています。
盆栽とは、鉢に木や草を植え、自然の風景の美しさを縮小して
表現したものを、鑑賞して楽しむことですが、その侘び寂の集結をここに見ることができます。
ハマシタンは、ずいぶん昔からその樹齢と姿の美しさから、
盆栽や三味線の柄(時間をかけて成長するため硬い木になるため)に利用されてきました。
現在も愛好者が多いため、かなり激しい野取りが横行しています。

県立自然公園の第一種特別地域や天然記念物を始めとする
各種指定を受けた海岸では、一切の伐採が厳しく制限されています。
もちろん、久米島は海岸一帯も含め全域が、沖縄県立自然公園に指定されていますから、
貴重性の高いもの、自然景観上重要なものは特に大切にしなければなりません。
中でも自然景観を形成している植物たちは、その姿(花や形)と希少性が好まれることで、
人間社会の価値観により、その環境からさらわれ続けてきました。
生物多様性の骨格を成すのに植物の存在は欠かせませんが、
その考えを理解されないまま、多くの貴重な植物が
人のための利用という名目で消滅している現状があります。
しかも、保護されている(採取が禁じられている)場所でさえ、
「人の生活のために島のものを利用することは、昔からやってきたことなのに何が悪い。」
と、開き直る方がいますが、
全ての人が享受すべき自然を、法律を守るのは当然ですが、規制されていないと言う理由だけで
何でも自由に個人の所有物として売買することの不当さに
多くの人が早く気づき、売買の規制や制限も行う必要があるのではないでしょうか。
自然にあるものは、誰でも何でも自由に売ることができると考えるのは、とても危険なことです。
植物だけではありませんが、例えば植物では、
その成長に時間がかかること、
あるいはその植物を必要とする生きもの達(環境)への直接間接的な影響を考えるとき、
生物資源の持続可能性や生物多様性の保存という問題が生じます。
さらには、それらを含めた風景にも癒される私たち心の存在をも絶対に忘れてはいけません。

ミズガンピ(方言名:ハマシタン)の花
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久米島や波照間島、与那国島などの一部の島にしかなく、
久米島北海岸(ミーフガーや立神など周辺の大和泊海岸一帯は天然記念物)のものは、
学術上重要で、きわめて稀な群落という理由から、特定植物群落に指定されています。
(波照間島:ペ浜は天然記念物、毛原崎は特定植物群落 与那国島:比川は特定植物群落)

海岸の波を受ける厳しい生育環境に、見事に適応したその姿態は、
一枝を伸ばすだけで、何十年もの長い歳月を要するため、恐ろしく時間をかけて成長します。
そのため、枝は捻じ曲がり、樹木の高さも人の膝から腰ほど程度ですが、
その樹齢は百年におよぶものもあるとさえいわれています。

盆栽とは、鉢に木や草を植え、自然の風景の美しさを縮小して
表現したものを、鑑賞して楽しむことですが、その侘び寂の集結をここに見ることができます。
ハマシタンは、ずいぶん昔からその樹齢と姿の美しさから、
盆栽や三味線の柄(時間をかけて成長するため硬い木になるため)に利用されてきました。
現在も愛好者が多いため、かなり激しい野取りが横行しています。


県立自然公園の第一種特別地域や天然記念物を始めとする
各種指定を受けた海岸では、一切の伐採が厳しく制限されています。
もちろん、久米島は海岸一帯も含め全域が、沖縄県立自然公園に指定されていますから、
貴重性の高いもの、自然景観上重要なものは特に大切にしなければなりません。
中でも自然景観を形成している植物たちは、その姿(花や形)と希少性が好まれることで、
人間社会の価値観により、その環境からさらわれ続けてきました。
生物多様性の骨格を成すのに植物の存在は欠かせませんが、
その考えを理解されないまま、多くの貴重な植物が
人のための利用という名目で消滅している現状があります。

しかも、保護されている(採取が禁じられている)場所でさえ、
「人の生活のために島のものを利用することは、昔からやってきたことなのに何が悪い。」
と、開き直る方がいますが、
全ての人が享受すべき自然を、法律を守るのは当然ですが、規制されていないと言う理由だけで
何でも自由に個人の所有物として売買することの不当さに
多くの人が早く気づき、売買の規制や制限も行う必要があるのではないでしょうか。
自然にあるものは、誰でも何でも自由に売ることができると考えるのは、とても危険なことです。
植物だけではありませんが、例えば植物では、
その成長に時間がかかること、
あるいはその植物を必要とする生きもの達(環境)への直接間接的な影響を考えるとき、
生物資源の持続可能性や生物多様性の保存という問題が生じます。
さらには、それらを含めた風景にも癒される私たち心の存在をも絶対に忘れてはいけません。


ミズガンピ(方言名:ハマシタン)の花
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Posted by satou-n at 13:08│Comments(0)
│環境について
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