ホタルの国から　　　～久米島・南西諸島　　沖縄の小さな島～　　

クリーンビーチ活動だけでなく、多くの作業活動は、

沢山の人が参加すると、早く、大きな成果が得られる事と、

みんなが同じことを共有している一体感で、楽しく感じられます。





その事をよく知っているからこそ、クリーンビーチの呼びかけは

多くの人が参加しやすい場所を選ぶことで、ハードルを低くし、

こうしたボランティア活動に参加する人々の抵抗感を少しでも無くす事が、

ある意味、常識的な考え方とされています。





しかし、多くの人に、環境保全の大切さを解りやすく伝える事に軸足を置きすぎると、

実際に起こっている現実への対応を、疎かにしてしまう事もあります。

立神海岸は、アクセスの困難さから、久米島の観光地の中では、

もっとも、訪れる人の少ない場所だと想います。





その反面、この場所は、人的圧力を逃れた、

嘗ては当たり前だった、自然環境が残された場所にもなりました。

沖縄と言えば、青い海に白い砂浜と想像しますが、

この立神海岸は、まるで、イメージの違う、

黒い砂浜と、ゴツゴツとした火山の噴出物で出来た岩が目立つ、

隆起サンゴ礁が広がる岩礁海岸です。





長い階段を下りた先に広がる風景は、

見慣れた沖縄の白浜海岸とは別の、とても独特で貴重な異空間が広がります

そして、とても残念な事に、この、取り残された静かな場所でも

島内からの不法投棄ゴミと、海洋の漂着ゴミによって、

そこにいる生きものたちの生息環境が損なわれているのです。





久米島ホタルの会の立神クリーンビーチは、

この島の本質と、特質、そして、命育む、大切な自然環境を、

素直に手当てするために、

ちょっと大変だけど、これからも、アクセス困難なこの場所で続けていきたいと想っています。



ぜひ、関心のある方は、ご参加ください！









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