ホタルの国から　　　～久米島・南西諸島　　沖縄の小さな島～　　

私達は、カンジンダムでのボランティア作業に協力してくださる方々に対して、

必ず、ホタル館の館長による

自然環境の保全や再生についてのレクチャーを行なうようにしています。

























そして、ホタル館にいる生きもの達を、解説付きで見てもらうことで、

様々な生きもの達と、ホタル、そして人との関わりを知る事で、

自然環境の保全を進める意味を理解し、

個々の人々の関わりや協力を深める事ができると考えています。









グローバルスポーツの研修生の皆さんに対しても、これまで、

ボランティア作業に入る前には、こうしたレクチャーを30分ほど行なってきましたが、

今回は、アイランドホテルの研修室で、館長からの本格的な講義を依頼されることになりました。











そこで、久米島の自然環境を地質や、歴史的背景から紐解き、

その環境と寄り添いあって暮してきた時代から現在までの人の営みの変化と、

その影響から起きた自然へのダメージを和らげたり、手当てする為に、

現在、ホタルの会が行なっている実践的な活動と、

その意義についての説明を中心に、館長の講義は進められました。







その約1時間30分の講義の翌日から2日間、カンジンダムでの泥だらけの作業が始まりました。

今回は、女性社員も多くいて、心なしか、華やかな雰囲気を感じます。















そこに、仲里中学校の一年生たちも参加し、

約90名ほどの人々が、久米島の農家の人たちの利用する

農業用水をきれいにする為のボランティア作業に参加している風景は、

まるで、フロンティア（開拓）そのもの、夢を見ているように、力強く、素晴らしい光景です。














こうした手作業で、草を刈り、泥をあげるのは、見た目以上にキツイ作業ではありますが、

異なる性別、異なる年齢の人々が、一緒に肉体労働作業を行なう場合、

重いものを持ち上げたり、運んだりできる成人男性の通常能力が、鮮明になります。

そして、それは、男性としての能力を再確認することにつながりますし、

女性や子ども達にとっては、その差の違いを、頼もしく思える素直さを生み出します。







また、性差や年齢に関わらず、疲労の度合いへの、気遣いや思いやりから、

普段とは違う、コミュニケーションの場が、確実に広がります。















ホタルの会の活動は、

グローバルスポーツ（てもみん）さんの協力を得られる様になってから

格段にレベルアップしました。




　　お巡りさんと、レストラン竜さんからアイスキャンデーの差し入れがありました。ありがとうございます。








そして、グローバルスポーツの社員の皆さんの、清清しい笑顔から、

このカンジンダムでの自然環境再生作業が、皆さんの地球環境を担う”ヒト”としての

資質を磨き、鍛える、まさしく『ワンステップ』になっている事を、うかがい知る事が出来ます。









次回は、11月の中頃に、参加予定があり、会では、その日が来る事を、心待ちにしています。

久米島のカンジンダムを舞台にした、久米島ホタル館と久米島ホタルの会の

生物多様性の再生への取り組みは、着実に成果を上げています。









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