2007年08月16日

ホタレンジャーキャンプ

久米島ホタルの会では、8月9日から、11日の夕方まで、

東京からの子ども達と、アウトドアのインストラクター、井上さんを向かえて、

『久米島ホタレンジャー交流キャンプ』を行いました。

ホタレンジャーキャンプ

キャンプでは、テント設営から野外でのホタル観察やナイトウォークに始まり、

翌日は、ライフジャケットでの川下り、カヤックでのマングローブや植物の観察。

楽しい計画がいっぱいです。

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さっそく、井上さんの痛快なゲームですっかり仲良くなった子どもたち。

ホタレンジャーキャンプ

夕食後のナイトウォーク。

ホタレンジャーキャンプホタレンジャーキャンプ

風の音と川のせせらぎ、

タイワンウマオイやリュウキュウコノハズクなど鳴き交わす闇夜の森の探険。

懐中電灯の明かりに驚いてうごめくオオウナギ、目がきらきら光るコンジンテナガエビ、

たくさんの灯りのようなホタルの幼虫や、時折風で舞っていくホタル光りを観賞しながら、

タイワンクツワムシやキマダラマツムシ(マダラコオロギ)の幼虫を見つけては、大喜び!

そして、大荒れの初日こそ、何とかテントで過ごせたものの。

翌日からは、台風かと思いたくなるほどの凄まじい大雨が襲い始め、

20名以上の参加者は、盛り沢山のアウトドア体験を期待して、張り切っていたのですが、

全ての計画が、台無しになってしまいました。

ホタレンジャーキャンプ

翌朝のサンドウィッチを、子ども達で準備して、食べ終わる頃、

激しさを増し始めた雨のため、川を遡上して探検することをあきらめて、

ホタレンジャーキャンプ

海岸のタイドプールで磯の生きもの探しをしに行くことにしました。

ホタレンジャーキャンプ

小さな熱帯魚達のゆりかごになっている静かな海に出かけて

潮溜まりの生きもの達に、大喜び!

ホタレンジャーキャンプホタレンジャーキャンプ

ゴンズイ玉を見つけては大騒ぎ、ヨウジウオを捕まえては、これは一体何の生きもの?

ホタレンジャーキャンプホタレンジャーキャンプ

ウデフリクモヒトデなんか初めて見る子もいます。たくさんの熱帯魚やカニにエビ・・・。

子ども達を楽しませる魅力を十分に持ってはいたのですが、

時折激しく降る冷たい雨は、子ども達の体温を下げ、

ホタル館へ帰りついた子ども達は、寒さで震えています。

ホタル館の施設には、身障者用のシャワーが設置されていますが、お湯が出ないため

震える子ども達を暖めることが出来ません。

思いついて、いつもお世話になっている『久米島民宿・別館』に、

シャワーを使わせてほしいとお願いすると、「どうぞ、お使いください。」と、

快く引き受けてくださいました。

おかげさまで、子ども達の目に見えない緊張も、温かなシャワーでときほぐすことが出来ました。

けれども、ホタル館の芝生に設営したテントは、雨のために無残にも潰れていて、

眠ることなど、とても出来そうにありません。

そこで、今度は、米作りでお世話になっている仲地集落の区長さんに

公民館に泊めてもらえないかとお願いしたところ、ここでも二つ返事で、引き受けてくれました。

ホタレンジャーキャンプ

仲地の公民館は、広くてとても立派な公民館なので、子ども達は、オオハシャギ。

広間の近くにあった卓球台に群がって、小さな子どもから小学校の高学年までが、

公平に楽しめるように独自のルールで、ゲームを始めています。

ホタレンジャーキャンプ

予定していた計画が、全てアウトになってしまったため、

あちらこちらに連絡を取り直すことに追われてしまい、

いろいろなアトラクションを用いて、

十分に子ども達と関わる時間をとることは出来ませんでしたが、

普段ならきっと、家族だけで過ごしている時間に、テレビも無く

異年齢の子ども達同士で過ごすという非日常は、

特別なセレモニーが無くとも、地元の子ども達にとっては、

凄く貴重で楽しい体験のようでした。

ホタレンジャーキャンプホタレンジャーキャンプ

そして、都会から自然体験を目的に参加してくれた小さな子ども達にとっては、

本当に残念だったとしかいえませんが、

小さな彼らが、この2泊3日の間、親元から遠く離れ、弱音も吐かずに、

ホタル館のメンテナンスをしながら飼育している生きもの達とふれあい

島巡りをしながら手に入れたお花を、押し花にして

頑張って過ごしたことを、何よりも尊い体験として

思い返してくれることが出来ればと願うばかりです。

ホタレンジャーキャンプ

お世話になった公民館を掃除するときに、箒の掃き方を教えてあげると、

びっくりするくらい夢中になっていた姿が印象的な彼らと、

本当は、もう少しゆっくりと過ごしたかったなぁ、と私自身が心残りでした。

今回のキャンプでも、本当に沢山の方々にお世話になりました。

『赤嶺パイン園』のゆかりさんは、忙しい最中にも関わらず

二日間の食事の下ごしらえを快く引き受けてくれました。

もてなし上手の彼女のアドバイスで設定した食事は、子ども達も大満足!

ホタルの会の支援会員としてホタルの会を支えて下さった

『久米島民宿別館』のご主人、仲地集落の皆さん、『赤嶺パイン園』のゆかりさん

そして、ボランティアスタッフとして活躍してくださった、大西ファミリーの皆さん

本当にありがとうございました。

ホタレンジャーキャンプ

また、来年も、更にグレードアップして、ホタレンジャーキッズキャンプを行う予定です!

ぜひ、今後も温かく見守ってくださいね!

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この記事へのコメント
こんにちは。
沖縄地方の雨のニュースに、夏休みを利用して旅行されている人たちは大変だろうなと思っていました。
キャンプの様子を読みながら、自分も参加しているような気持ちになって、どうなるんだろう?とわくわくしましたよ。
潮溜まりでの観察はかけがえのない思い出になったことでしょう。
赤茶色の濁流を見ることも、そこでしか体験することができないでしょうし、
自然の驚異を体感したり、予期しないながれに、子どもなりに感覚を研ぎ澄まされると思います。
ちょっと残念な天候だとしても、次のキャンプにつながるといいですね。
Posted by KAORU at 2007年08月16日 18:08
kaoruさん、コメントをありがとうございます。

おっしゃるとおりに、様々な出来事が、次のステップを育んでくれるようです。
その後のホタレンジャーの子ども達は、次は、こうしたいああしたいと
夢がどんどん膨らんでいます。
そして何より嬉しいのは、子どもたち同士がお互いを大切な仲間として
集い始めたことでした。

今日も、ホタル館には、ホタレンジャーの子ども達がやってきます。
一応は、夏休みの宿題を片手に!(笑)
Posted by satou-n at 2007年08月17日 07:52
娘と初めてほたる館に行きました。押し花が作れたりして康子もとても大喜び!ほたるの会に康子は、入会したいとずっと言っています。

              
Posted by 饒平名幸子アンド康子 at 2007年08月17日 18:17
饒平名幸子アンド康子さん、コメントをありがとうございます。

そして、ホタルの会へのご入会、ありがとうございます。
これから一緒に、久米島の未来を真剣に考え、生きることが出来るように
様々な事を学び、活動してゆきましょう。
どうか、よろしくお願いします。
Posted by satou-n at 2007年08月18日 01:55
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