2011年02月01日
ついに見つけた!ナベヅル
すぐに駆けつけると、連絡をしてくれた方の話では、
「歩いて、ずいぶん移動したんですよ。」と言う事でした。
遠目で観て、アオサギくらいの大きさなので、どうやら幼鳥のようです。
しかし、気づかれてしまったためか、ふわっと、風に乗り、
直ぐに別の場所に移動してしまいました。
またも、撮影はうまくいきません!
ツルが、最初に目撃されたのは、2010年10月23日、
なんと久米島ホタル館上空です!アッと言う間に通り過ぎていきます。
ツルだ!とカメラを取りに戻り、必死に撮った写真は一枚だけ・・・
その後も、飛翔の目撃は相次ぎましたが、留まったツルを誰も目撃できません。
今日は、神奈川から来られた鈴木さんご夫婦のガイド中だったのですが、
お二人とも、喜んで一緒にツルを探してくださいました。その甲斐あってか、
飛び立った場所から、直ぐ近くの牧草地で、再び、ツルを見つけることが出来ました。
今度は慎重に、車から出ないように用心して、去年の12月から熱心に
飛来したとされているツルを探していた、バンビさんに連絡しました。
そして、鈴木さんの持参していたバードスコープを覗き、図鑑で確認すると、
なんと、絶滅危惧Ⅱ類と記載されているナベヅルの幼鳥でした。
ツルは、大きな鳥なのですが、それでも幼鳥には、幼さが漂います。
元々警戒心の強い鳥なので、なかなか見つからなかったのでしょう。
ナベヅルは、牧草地に潜んでいたタイワンツチイナゴに、ジーと狙いを定めて、
手早くくちばしで挟み、結構上手に捕っています。
でも、ひっきりなしに口に運んでは、直ぐに辺りをキョロキョロと見回す落ち着きのない様は、
本当は、お腹がすいていて、次の獲物を探しているのでしょうが・・・
ごく稀にある、親とはぐれてしまった不安の様にも感じます。
でも、こちらがジッとしていた効果で、ようやく、安心したのか、
嬉しい事に、私たちが見ている目の前で、羽繕いを始めました。
この時期、ナベヅルは、繁殖地のロシアや中国東北部から、日本の鹿児島出水市と
山口県周南市、下松市の八代にほとんどが渡ってきます。この2ヵ所の渡来地は、
国の特別天然記念物になっています。昨年飛来した、クロヅル、カナダヅルも、
鹿児島県出水市の渡来地が、国の特別天然記念物になっています。
本来は、ここに渡来する予定が、久米島まで来てしまったのでしょうか?
その他の飛来地では、飛来数が非常に少なく、
沖縄に来るのも、特別に稀なことで、たぶん、このツルも迷子だと想います。
しかし、この牧草地には、エサが多く、人の影響も受けにくい場所なので、
このまま、一杯エサを食べて体力をつけて、
元気に海を渡っていってほしいと想いました。(←ぜひ見て下さい)
それにバクバク餌を食べている姿は、
見る角度によると、今までのスマートなツルのイメージではなく、
たくましそうなダチョウのようにも見えます。
ツル君、がんばってね。
↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
クリックの応援、ありがとうございます!
「歩いて、ずいぶん移動したんですよ。」と言う事でした。
遠目で観て、アオサギくらいの大きさなので、どうやら幼鳥のようです。
しかし、気づかれてしまったためか、ふわっと、風に乗り、
直ぐに別の場所に移動してしまいました。
またも、撮影はうまくいきません!
ツルが、最初に目撃されたのは、2010年10月23日、
なんと久米島ホタル館上空です!アッと言う間に通り過ぎていきます。
ツルだ!とカメラを取りに戻り、必死に撮った写真は一枚だけ・・・
その後も、飛翔の目撃は相次ぎましたが、留まったツルを誰も目撃できません。
今日は、神奈川から来られた鈴木さんご夫婦のガイド中だったのですが、
お二人とも、喜んで一緒にツルを探してくださいました。その甲斐あってか、
飛び立った場所から、直ぐ近くの牧草地で、再び、ツルを見つけることが出来ました。
今度は慎重に、車から出ないように用心して、去年の12月から熱心に
飛来したとされているツルを探していた、バンビさんに連絡しました。
そして、鈴木さんの持参していたバードスコープを覗き、図鑑で確認すると、
なんと、絶滅危惧Ⅱ類と記載されているナベヅルの幼鳥でした。
ツルは、大きな鳥なのですが、それでも幼鳥には、幼さが漂います。
元々警戒心の強い鳥なので、なかなか見つからなかったのでしょう。
ナベヅルは、牧草地に潜んでいたタイワンツチイナゴに、ジーと狙いを定めて、
手早くくちばしで挟み、結構上手に捕っています。
でも、ひっきりなしに口に運んでは、直ぐに辺りをキョロキョロと見回す落ち着きのない様は、
本当は、お腹がすいていて、次の獲物を探しているのでしょうが・・・
ごく稀にある、親とはぐれてしまった不安の様にも感じます。
でも、こちらがジッとしていた効果で、ようやく、安心したのか、
嬉しい事に、私たちが見ている目の前で、羽繕いを始めました。
この時期、ナベヅルは、繁殖地のロシアや中国東北部から、日本の鹿児島出水市と
山口県周南市、下松市の八代にほとんどが渡ってきます。この2ヵ所の渡来地は、
国の特別天然記念物になっています。昨年飛来した、クロヅル、カナダヅルも、
鹿児島県出水市の渡来地が、国の特別天然記念物になっています。
本来は、ここに渡来する予定が、久米島まで来てしまったのでしょうか?
その他の飛来地では、飛来数が非常に少なく、
沖縄に来るのも、特別に稀なことで、たぶん、このツルも迷子だと想います。
しかし、この牧草地には、エサが多く、人の影響も受けにくい場所なので、
このまま、一杯エサを食べて体力をつけて、
元気に海を渡っていってほしいと想いました。(←ぜひ見て下さい)
それにバクバク餌を食べている姿は、
見る角度によると、今までのスマートなツルのイメージではなく、
たくましそうなダチョウのようにも見えます。
ツル君、がんばってね。
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Posted by satou-n at 22:17│Comments(0)
│傷病鳥や保護動物
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