2012年03月23日

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

中学校を卒業した長男の後には、

小学校6年生の二男が、馴染み深い大岳小学校を卒業しました。

この島で過ごした年数に反比例するように、子ども達は、どんどん少なくなり

学校生活の中で、本当に頼りにしてきたお兄さん、お姉さんを送る、

在校生の子どもたちからの「さようなら。」という言の葉に込められた、想いと、

大岳小学校で過ごした6年間の大切さを自覚し、その全てに、潔く別れを告げる心構えで

卒業式という式典に臨んでいる、健気な卒業生の、美しいとしか表現できない礼儀正しさに、

離島や過疎の持つ切実さが、相まって、私は、涙を止める事が出来ません。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。にほんブログ村 環境ブログへ

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

 ↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
  クリックの応援、ありがとうございます!

それでも、こうした、避けようの無い、さみしい気持ちに、素直に涙することで、

子ども達を一緒に見守ってきた、保護者の皆さんや、先生方との間には

不自由の無い都会の生活では、培う事は出来なかったであろう、

やさしさと強さを育む、”心の鍛錬”の積み重ねを共有していた事に、気づくことができました。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

学校に通う子ども達の家庭には、それぞれの事情があり、

その環境で育った子どもたちは、皆、カラフルな個性を持っています。

時にそれが、ぶつかり合う事もあり、そして、

それが、それぞれの家庭に波及することもありました。

私達のような家庭に対しては、確かに理屈は理解できても、地域感情の比率からすれば、

”郷に入れば郷に従え”ないのだから、弾かれても仕方ないという空気が、在ることも事実です。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

それでも、大岳小学校では、どの家庭に対しても等しく、忍耐強く受け入れる

努力を、続けてくれました。

校長先生をはじめとする、多くの先生方のその姿勢が、子どもたちを変え、

地域を変えていったのだと想います。

そして、そうした変化を受け入れる事が出来た大岳地域は、農家が多いため、

子どもであっても、家族を支える働き手として、尊重することが出来る気質と、

自然を身近に感じ、生命への尊厳と弱い者に対する哀れみの心があります。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

卒業する子ども達の清々しい笑顔には、

昨日のように鮮やかに想いだされる入学当時のあどけないかわいらしさに、

こうした家庭や学校の深い愛情によって育まれた”自立”という頼もしさがしっかりと加わって、

本当に、素敵で、格好良い、最上級生という風格を備得ることが出来ました。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

「いい子でいるのは今だけよ・・。」と囁く世間の荒波も、この子たちはきっと、

自分達で支え合い、仲間を広げることで、乗り越えてくれると信じています。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

この晴れがましい卒業生の姿には、校長先生や教頭先生、担任の先生、教科の先生方が、

大岳小学校の伝統を尊重しながら、地域の方々との絆を大切にし、

学校という環境の中で、偏見の無い、真に平等な教育を目指してくださった

努力の日々が、見事な集大成となり、晴れがましく映し出されていました。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

私たち、保護者の誰もが、誇らしい子ども達の向こう側に、

大岳小学校の先生方の愛情を感じ、深い感謝と、尊敬の想いで、いっぱいです。

私も夫も、それぞれ別の小学校で学び、大切な思い出を宝物としています。

そして、息子達の通う学校もまた、私たち夫婦にとっての大切な宝物である事を、

卒業式という節目の日が、気づかせてくれました。

本当に、ありがとうございました。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

ともあきくん、大岳小学校6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。にほんブログ村 環境ブログへ

大岳小学校卒業、いざ、さらば・・・。

 ↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
  クリックの応援、ありがとうございます!


同じカテゴリー(気づいてほしいこと)の記事
FM久米島
FM久米島(2017-12-17 08:39)


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。