久米島ホタル館のホタルたち
昔、ホタルを観る場所は、人が手をかけることなく当たり前に観ることが出来ました。
今は、ホタルが生き残れるようにと、農薬や除草剤をまかないように、
赤土を流さないように、ゴミを捨てないようにと、声をあげる人との接点が、
逃れる事の出来ない時代になりました。
久米島ホタル館がオープンしたのは、今から17年前です。
当時、久米島は、具志川村と仲里村の2つの村からなり、それから2年後の合併の折、
様々な経緯を経て、現在は、教育委員会施設、久米島博物館の分館という位置づけです。
そして、私たち家族が、久米島に移り住むことになったのは、
久米島ホタル館を維持管理しながら、クメジマボタルの再生、保護、保全に加え、
多くの島の人々に、久米島の自然の素晴らしさと、誇りを、
再確認させてほしいという願いを託され、それを受けたからです。
根がうんと真面目な夫は、それからずっと、
その当時の方々から託された役割を担う覚悟から
様々な誤解や、歪んだ波風にも歯を食いしばり、一生懸命、孤軍奮闘しています。
久米島ホタルの会体験プログラム
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久米島ホタル館の周りには、そうした夫の、誠実な行動に応えるかのように、
日のある時間には、数種類の鳥や蝶々、トンボ、賑やかな生きもの達の声に溢れ
そして、日が暮れると、夢のように美しいホタルたちが、ホタル館の木道や建物の間を、
これまでの様々な労をねぎらうように、やさしく飛んでくれるようになりました。
役場の仕事は、町民のために役に立つ仕事を、能力の限り行う事だと私は想います。
久米島ホタル館は、その役場の施設として、
久米島の自然の大切さを知ってもらい、自然と共生できる豊かな島づくりを目指す
足元の島の未来と、広く大きく、地球環境のために生きる子どもたちを育んでいきます。
この島のホタルは、そんな島の未来を照らし出す美しいシンボルなのだと想います。
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