久米島ホタル館のホタルたち

satou-n

2017年05月30日 16:41

昔、ホタルを観る場所は、人が手をかけることなく当たり前に観ることが出来ました。

今は、ホタルが生き残れるようにと、農薬や除草剤をまかないように、

赤土を流さないように、ゴミを捨てないようにと、声をあげる人との接点が、

逃れる事の出来ない時代になりました。




久米島ホタル館がオープンしたのは、今から17年前です。

当時、久米島は、具志川村と仲里村の2つの村からなり、それから2年後の合併の折、

様々な経緯を経て、現在は、教育委員会施設、久米島博物館の分館という位置づけです。

そして、私たち家族が、久米島に移り住むことになったのは、

久米島ホタル館を維持管理しながら、クメジマボタルの再生、保護、保全に加え、

多くの島の人々に、久米島の自然の素晴らしさと、誇りを、

再確認させてほしいという願いを託され、それを受けたからです。

根がうんと真面目な夫は、それからずっと、

その当時の方々から託された役割を担う覚悟から

様々な誤解や、歪んだ波風にも歯を食いしばり、一生懸命、孤軍奮闘しています。


久米島ホタルの会体験プログラム






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久米島ホタル館の周りには、そうした夫の、誠実な行動に応えるかのように、

日のある時間には、数種類の鳥や蝶々、トンボ、賑やかな生きもの達の声に溢れ

そして、日が暮れると、夢のように美しいホタルたちが、ホタル館の木道や建物の間を、

これまでの様々な労をねぎらうように、やさしく飛んでくれるようになりました。



役場の仕事は、町民のために役に立つ仕事を、能力の限り行う事だと私は想います。

久米島ホタル館は、その役場の施設として、

久米島の自然の大切さを知ってもらい、自然と共生できる豊かな島づくりを目指す

足元の島の未来と、広く大きく、地球環境のために生きる子どもたちを育んでいきます。

この島のホタルは、そんな島の未来を照らし出す美しいシンボルなのだと想います。

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