赤土調査隊無事終了!
8月、最後の週末、「NPOホタルとサンゴの島から」が主催する赤土調査隊は、
およそ30名の参加者が、ゴールの久米島ホタル館に無事に到着して終了となりました。
なかでも、観光客で参加してくださったご夫妻は、4歳のお子さまを抱きかかえながら
本当に、良く頑張ってくれました。
本当に、お疲れ様、そして、心から、ありがとうございました。
久米島ホタルの会が「赤土探検隊」として始めたこの赤土調査は、
若い世代の「NPOホタルとサンゴの島から」が「赤土調査隊」として引き継いでくれました。
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彼らは、開会式で、久米島の議員の方の姿を一人見つけ、大喜びしていたのですが、
「朝になって、突然足が痙攣したので、川下りには参加できません」と、
開会の挨拶で、残念そうに仰るその姿を、寂しそうに見送っていました。
私の赤土監視員としての役割は、およそ8年間でした、その当時に比べれば、
赤土流出に対する島の人々の考えは、「流さない」方向に向いている事は確かです。
これからは、もっと、多くの人が、島の未来を、しっかりと立て直すための現実的なビジョンとして
私たち国民の一人一人から徴収された税金を、
維持費の捻出に困るような建造物を増やす事ではなく、
自然環境にかけすぎた人工的な負荷
(生活雑排水、不法投棄ゴミ、肥料や農薬、除草剤の混ざった赤土)を取り除く事に、
十分な予算として、使うように声を挙げる時代の兆しを感じます。
世界中の自然環境は、規模が縮小され、激しい痛みと悲鳴をあげています。
久米島の浦地川も、その一部です。
一足ごとに、川底に溜まった赤土が、澄んだ水を濁らせて、
参加者の最後尾は、真っ赤な泥川に足を取られ、へとへとになりながら川を下りました。
それでも、ポイントごとに、赤土の堆積度の計測と共に行う生きもの調べでは、
大きなテナガエビや、サワガニ、カワニナたちが、
「生きてるよ~!」と叫ぶように子どもたちの網の中に入っています。
私たちが、久米島に移り住んだころ、島のだれもが、目を輝かせて語ってくれたのは、
昔の川は、洗濯場であり、子どもたちの飛び込み場、そしてエビ取り場だったという事です。
その美しい想いを、封じ込めて、何かに摩り替えながら、人は生きようとしますが、
現実の自然の生きもの達の永遠の死が、やがて、私たち人に跳ね返ってくることを、
もう、ほとんどの人が気付いています。
どんな事も笑顔に変える、子どもたちと、その子どもたちを見守る大人達の姿に、
きっと、心からの励ましと、勇気と希望を見出すことができます。
その解決のための行動を踏み出す一歩は、久米島ホタル館から始まります!
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