久米島小学校5年の赤土探検隊!
久米島小学校5年生の赤土探検隊、授業の日は、あいにくの雨、
今回の課外授業では、久米島ホタル館を流れる浦地川を起点にして、今と昔をテーマに
久米島が誇る稲作跡をたどり、急激な社会変化に伴う農業の大転換と新たな課題、
赤土対策を行っている場所や、赤土対策が緊急に必要な場所を実際にたどりながら
地図に印を付けるという内容です。
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玉城先生の用意してくれ拡大地図に、色鉛筆で、川の色のブルー、
昔の畑のイエロー、赤土対策が必要な畑のレッド、ホタル館の館長さんの話を聞きながら
5年生の生徒たちは、少しずつ、自分たちが見て歩いている場所を記しています。
「今、目にしている畑や建物は、人が関わることで、大きく形を変えてしまうけど、
山の稜線や、川の水の流れが残した痕に、元の自然の姿を見つけることが出来るんだよ。」
だるま山に向かう途中のサトウキビ畑の横にある側溝には、
その場所が田んぼだったことを示す、水を堰き止めるための跡があります。
「ほんとだぁ~、ここに板を置けば、水が溜まって、
別の板を外すと、畑の中に水が流れる様になってる。すご~い、昔の人ってすごいねぇ!」
久米島の至る所には、昔の人々の暮らしの知恵の跡が、埋もれていますが、
それを紐解き、継承していく努力を怠ると、
この島の目には見えない無限の価値は、失われてしまいます。
島で生まれ育ったわけではないけれど、私自身が、祖先から受け継いでいるのは
人と人、人と自然のつながりを大切に生きることです。
その真っ直ぐな想いは、どんな地域でも、きっと同じだと信じています。
久米島小学校の子どもたちに、森の奥で、
ひっそりと息づく、田んぼや炭焼き窯の跡を案内しながら
ホタル館の館長が、教えてくれた、川の始まりや、
オキナワウラジロガシの板根が、発達しているという現象に気づくことで、
いつも代わり映えのしない様に想えていた、みんなを取り巻く自然環境には、理由があり、
その理解を深めることで、本当に大きな世界の広がりを感じることが出来るという話をしました。
子どもたちには、つかみどころのない話かもしれませんが、そうした気づきの力には、
どんなに大変な時代になっても、明日を夢みる強さが生まれます。
赤土の流出を、減らすために出来ることを、この先も怠り続ければ、
この島は、確実に今よりも環境が悪くなります。
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