夏休みが明けて、最初の土曜日、
久しぶりのホタレンジャー活動に元気いっぱいの子ども達が来てくれました。
今回は、午前中、台風12号通過後の風に乗ってやってきたウスバキトンボやギンヤンマ、
この時期に観る事の出来るトンボを求めて湿地や田んぼ
午後からは、夏休み中に発見したハマサンゴの
白化現象の回復度合いを確認しに海へと出かけました。
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午前中は、ホタル館の館長と一緒に大志君がサポート係として車に乗り
トンボの沢山いるところを探しながら移動しました。
一群のトンボを見つけると、ホタレンジャーの出番です。
捕虫網を振りながら、右に左に大忙し
捕まえたトンボの翅にマーキングして、再び空へと放ちます。
「オレが一番多くつかまえたぜぇ~!」
「わたしも、今度は、ゼッタイいっぱいとるからぁ~。」
子ども達の会話は、一点の曇りなく、今のこの時の全てを映し出します。
人のぬくもりに満ち溢れている、明るく力強い子どもたちの微笑ましさは、
いつでも私たち大人へ、新鮮なエネルギーを降り注いでくれます。
午後は、夏休みに発見した、ハマサンゴの白化現象のその後の確認に出かけました。
サンゴの確認できる遠浅のリーフ内の波間でプカプカしながら、
海の生きもの探しも楽しみました!
浮力を失った私たちの体を、海の波が、優しくゆさぶり、
まるで空から地上の生きもの達を覗きこんでいるかのような浮力感覚も、
沖縄のリーフで守られた浅瀬の海の不思議な魅力の一つです。
本当は、もっと、もっと色とりどりのサンゴの森を、
泳ぎまわっていたはずの小さな魚達が、隙を見せない様にと、機敏な反応を取りながら、
目の前を行ったり来たりしています。
イバラカンザシ(ゴカイのなかま)
「はい、海のクリスマスツリー、青も白もあるよ!」
小さな子ども達と一緒に参加していたお母さんに、ホタル館の館長は、
海中でなくても観察することができる、海の生きものたちを紹介しています。
「本当だぁ、かわいい~。」
潮の引いた海岸を歩くだけでも、意外と面白い生きものたちとの出会いがあります。
イシヨウジ コモンダカラ
アオヒトデとクサビライシの一種
その小さな生きものたちの営みのつながりが、
地球環境を支える大きなシステムだという事に理解を深めるために、
私たちは、久米島の自然に触れる観察会を続けています。
ミツボシキュウセン ミドリチドリガイ
ウスユキウチワ
最初に目にした時よりも、真っ白なハマサンゴの数は、
幾分少なくはなりましたが、
かなりの数のハマサンゴには、まだ、回復の兆しが観られません。
私たちに何が出来るのかは、今は解りませんが、
様々な自然を観ている事で、その変化から、何かしらの問題に気づくことは出来るはずです。
その気づきが、私たちの暮らす、大切な地球の役に立つと、
多くの仲間と共に信じ行動しています。
これからも、出来る限り、子ども達と一緒にサンゴを見に行く事を、続けていこうと考えています。
関心のある方は、久米島ホタル館へ、ぜひ、お問い合わせください。
NACS-Jアクションサポーターの写真家・有光智彦さんから
沖縄島の北谷町宮城海岸(浄水場前ポイント)の海の生き物の様子が届きました。
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