マテバシイのドングリ拾い

satou-n

2009年12月21日 00:37

ずいぶん長い間、暖かい日が続いていましたが、

この2,3日は、急激に気温が低くなった為、より一層寒さを感じます。

それでも、こども達や館長は、風の巻き上がる戸外に出るのが大好き。

土曜日のお昼前は、野外で調査を続けている館長が見つけた、

マテバシイのドングリ拾いに、ホタレンジャーの子ども達に加えて、

ホタル館を訪れた小学校の先生を誘って、出かけました。







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「地面に落ちた、ドングリを見つけてね。」



突然、道路いっぱいに落ちている、マテバシイのドングリを見つけて、

「うわーぁ、すっごーい、これ全部、ドングリィ~!」子ども達も先生も、もちろん私も大興奮!!



手にしたバケツを、真ん中に置いて、拾ったドングリをみんなで入れました。



ドングリを入れる度に、バケツは、バラッ、バラッと、深みのある心地よい音を立てて、

高揚したみんなの気持ちを、更に引き立てます。



いちばん小さな芽ちゃんは、「お母さんに、お土産、お母さんが、よろこぶ~♪」と、

ポケットに入りきらないくらい拾うので、終いには、軍手の中にまで入れていました。



ウーマク次男は、手にしたドングリを、「おいしそ~♪」と、食べる真似をして、



しっかりものの三男は、虫かごいっぱいに、ドングリを詰めていました。



オキナワウラジロガシは、日本一大きなドングリですが、渋抜きに手間がかかります。

また、数日前に拾った小さなオキナワスダジイの実は、生でも食べる事ができ、

中間サイズのマテバシイも、渋みがなく、食用になるため、昔から大切にされていました。



このマテバシイも、ホタル館や大岳小学校の斜面に植えて、森づくりをする計画です。



もちろん、希望があれば、いろいろな場所に、ドングリを植えていくつもりです。



以前から、願っていたドングリの森づくりを、こうして子ども達と手がけていく事で、

久米島の森の再生が、少しずつ始まっていきます。



ホタル館に持って帰ったドングリを、館長に教えられたとおり、水に浮かべて、

身のあるものと、無いものに分け、



ダンボールを利用した苗床を作り、ばら蒔いた後、水やりをしました。





今はもう、食べる人もいなくなったドングリですが、この島の生きもの達は、きっと、

昔のように、沢山のドングリが、この島を潤す日を、待ち望んでいることでしょう。

その日が、できるだけ早く来るように、壊してきた自然の傷の痛みを知る事と、

その傷の手当をすることは、私達人間にしかできない、尊い役割です。

私たちは、これからも、明日へ続く夢を抱いて、活動し続けていきたいと想います。







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