球美の里・ホタル館での昼と夜

satou-n

2014年01月06日 19:51

年末に、球美の里の広川理事長から

「冬休みの期間に、球美の里の子どもたちが久米島に来るので、

久米島ホタル館での自然遊びの日程調整をお願いします。」と、連絡がありました。

そこで、ホタルの会では、42名の福島の小学生たちに、

冬の寒さに永く時間を止めて『待つ』北の自然とは別の、

南の自然の生きものたちに気づいてもらえる様な

ネイチャーゲームと、ナイトウォッチングを準備しました。










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バスを降りて、6つのチームに分かれた子どもたちは、館長の予想通り

島の子どもたちとは別の個性を持っていました。













そこで、活躍したのが、やっぱり、

ホタル館オリジナルのネイチャーゲームと、生きもの解説でした。











見た目は変わり無い様に見えるこの島に自生している植物たちは、

この島の小さな生きものたちにとって、命を支える大切な食料ですが、

人間の主観や、利用だけを優先する偏った考えは、気づかぬうちに、

その小さな命を育む連鎖を断ち切ってしまいます。







ホタルの会のネイチャーゲームは、生きもの探しの過程で、

そうした生きものたちの生きる根源に気づいてもらえる事を目的としています。





「カエルが、嫌い!」

「虫は、嫌ですぅ~!」と、苦手意識のある子どもたちに気づいてほしいのは、

その子達のイメージしている気持ち悪くて、怖そうな生きものたちは、

決して、その子たちを攻撃するために存在しているわけではないという事です。









ほとんどの子どもたちが、のびやかに楽しんでいる傍らで、

苦手な生きものに、囚われる子のこころを、落ち着かせながら、

私は、存在そのものを嫌われる生きもの達に対する率直な哀れさと、

その数倍も、地球環境そのものを支えている小さな生きものたちへの感謝から、

少しでも多く、少しでも速く、私たち人間が、

自然科学と、地球環境に対する正しい知識と理解を広め深める事の必要性を感じました。























昼と夜のホタル館を案内したかったのは、

日光の中で活動する生きものたちが、夜の帳の中で休み、

反対に活動を活発にする生きものたちの存在を体験してほしかったからです。













その私の想いを、子どもたちは、静かな夜を共に過ごすうちに、素直に理解してくれました。

子どもたちの発する美しい返事は、ホタル館の夜を本当に価値あるものにしてくれました。







今年も、球美の里の子どもたちが、久米島で過ごす期間、

健やかで、楽しい時間を増すことが出来るよう、私たちは心を尽くしたいと想います。














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