2006年08月23日

ペットについて

残暑の日中、我が家の猫は、敷物のように寝そべっています。
夜になり、いくらか涼しくなると、俄然張り切って、カーテンによじ登ったり
ひざに乗ったり、やんちゃの限り甘えます。



彼が家族の仲間になって4年、

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獣医のアドバイスに従って、室内飼いを続けています。

大切なペットにとっての放し飼いのリスクは、
この久米島でも、都会と同じく交通事故が心配されます。

そして、都会とは違う心配は、野生動物に与える影響が、高くなることです。

表面上あまり気づかれないことなのですが、実はもっとも深刻で重要なことが、
放し飼いにした犬や猫が、食べたり傷つけたりする、
在来種、中でも固有種の生きものたちへの被害です。

特に、爬虫類や両生類の多様な琉球列島の島々で、野放しにされた犬や猫は、
外来種の生きもの達と共に、近年、極めて問題になっています。


      捕獲されたマングースの子供

「動物奇想天外」の千石正一先生が、
石垣島で捨てられて繁殖してしまったグリーンイグアナを捕獲し、処分していましたが、
解剖したイグアナの体内からおびただしい数の寄生虫が表れるシーンがあり
こういった海外から生きものを介して入り込む寄生虫や病原体への
接触の危険性があるのは、放し飼いにされている犬や猫だということにも触れていました。

一見ペットにとって自由に思え、飼い主にとって楽な放し飼いという行為には
大切なペットたちが、病気になってしまう危険性と、
野生の生きものたちがいなくなってしまう危険性が、潜んでいます。

私たちは、なぜ、ペットを飼うのでしょうか?

ペットには、命があります。彼らも生きているのです。
捨てたからと言って、彼らが消えて無くなってしまうわけではありません。

人間にとって都合のいい飼い方で、繁殖を促しそれが、自然なことだと肯定して、
野良猫や野良犬を増やし続けることは、
都会でもこの小さな島でも、許されることではありません。


この島に移り住む以前、沖縄本島の公園で遊んでいた子供が、野良犬の被害に遭いました。
襲われたお友達を助けようとした子も、悲しい結末になりました。
今、想い出しても大変胸の痛い、辛い出来事でした。

野良犬や野良猫は、もとは、ペットです。

人に寄り添う生きものの命は、
飼い主である一人一人に、共に生きるかけがえのない喜びを与えてくれます。

そして、その幸せを享受できるのは、必要な責任の全てを負うことができる。
パートナー、本物の飼い主だけです。


  治療が済んで飼い主を待つ長嶺動物クリニックの猫たち

命の重みを感じることができる人間だけが、
ペットを飼う資格を持つことができると、私は強く考えます。

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