2008年11月24日
ちょうだい!ちょうだい!チュウダイサギ
遠くまで、澄み渡るように晴れた青空に
吹き渡る風には、秋のさわやかさが織り込まれていて
ホタル館で過ごす時間を、ことさら愛しく想わせてくれます。
そのホタル館の芝生には、保護した後に、放鳥したチュウダイサギが
青い空と緑の草地によく映える純白の羽を広げて、足しげく通ってくるようになりました。

このチュウダイサギの目当ては、もちろん!飼養中に私が与えていたキビナゴです。
今朝は、その餌を、(ちょうだい!ちょうだい!)と催促するように、
ホタル館の中にまで入ってきていました。


↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!

吹き渡る風には、秋のさわやかさが織り込まれていて
ホタル館で過ごす時間を、ことさら愛しく想わせてくれます。
そのホタル館の芝生には、保護した後に、放鳥したチュウダイサギが
青い空と緑の草地によく映える純白の羽を広げて、足しげく通ってくるようになりました。

このチュウダイサギの目当ては、もちろん!飼養中に私が与えていたキビナゴです。
今朝は、その餌を、(ちょうだい!ちょうだい!)と催促するように、
ホタル館の中にまで入ってきていました。

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ホタル館の中に入ってきた、チュウダイサギは、
私の姿に慌てる様子も無く、バッタやヘビの入っている水槽を、じっと目で追いかけながら
ゆっくりと、外へ出てゆきました。
ちょっと変わった森の中だなぁ、とでも言いたげに、小首をかしげる風情に、
なんとも言えない愛嬌を感じて、思わず大爆笑してしまいました。
このチュウダイサギは、約一週間前に、島の漁師さんから
「大きな白い鳥が、儀間の漁港でフラフラしているけど、ガリガリに痩せているから
栄養失調だと思うんだが、どうにか助けることができないかねぇ。」と、連絡があった鳥でした。

通常、ホタル館に持ち込まれる鳥のほとんどは、怪我をしていたり、衰弱しきっているため
飛ぶ事が出来ずに、人間の手の中に納まってきますが、
その時点で、助かる見込みは、ほとんどありません。
連絡を受けて、目にしたチュウダイサギは、
捕まる頃(つまり、飛べなくなる頃)には、生存率が低くなるという矛盾を抱えながら
近寄ると、ふわっと飛んで逃げます。
「だめだ~、ちょっと捕獲は難しいよぉ~。」と、思いながらも、
この状態で保護できれば、生存率はかなり上がります。
同じ思いなのか、館長は、捕虫網を後ろ手に隠しながら、
そっと、そっと、サギとの距離を縮めるように近づいていきます。

連絡してくれた漁師さんも、「オレも、手伝うよ!」と、魚用の網で、身構えます。
儀間の漁港近くの集落を、大人の背丈にも満たない高さにしか飛び上がる事が出来ずに
フラフラしながら逃げ惑うチュウダイサギは、やがて、小さな民家の裏庭に逃げ込みました。
私が、塀によじ登り、館長と漁師さんが、身を潜めている場所へチュウダイサギを追い立てると、
芋畑の草に足を取られ、飛び立つ事が出来なくなったその鳥に、
漁師さんと館長の網が、タイミングよく被さり、捕獲は成功したのでした。

捕まえたその鳥は、大きな姿からは信じられないほど軽く、折りたたもうとした片羽は、
しっかりとキープできずにダラリと垂れ下がり、餓死寸前なのは、誰の目にも明らかです。
出来るだけ早く、餌を与えるために、ホタル館に戻った私は、
チョウゲンボウとコミミズクを飼養しているバードゲージを、仕切り
チュウダイサギを入れたあと、透明な水槽の中に、キビナゴを入れてみましたが、
当然のことながら、食べてくれません。
仕方なく、そのキビナゴは、強制給餌として与えました。
でも、自力で食べさせる事ができれば、ストレスにならずに体力を回復させる事が出来ます。

そこで、翌日、ホタレンジャーの子ども達と一緒に、
ブルーギルやテラピアを、餌にするために、釣りに出かけることにしました。
もちろん、子ども達は、大喜びです。
「私が、沢山釣って、ご馳走してあげるからね~!」
釣果は、体長3cmから15cmまで、様々なテレピアが9匹。
それを、水槽の中に入れて、しばらくすると、チュウダイサギは、動く魚を、鋭い口ばしで突き刺し、
あっという間に、子ども達が釣ってきた魚を、たいらげてしまいました。

賢いサギ君は、その時の餌を入れた水槽と、餌を入れる私を、しっかりと覚えてくれたので、
その後は、動きのないキビナゴでも、餌として認識し、食べてくれるようになりました。
大きな鳥なので、カラスに襲われる事もないと判断し、翌日には、バードゲージから出して
野外で餌を与えることにしました。
両羽をだらりと下げていたサギは、片羽をしっかりと折りたためるようになり、日を追うごとに
他の仲間達よりも艶のある美しい姿で、ホタル館の広場を我が物顔で闊歩するようになりました。

後日、一緒に鳥を保護してくれた漁師さんから「あの鳥、どうしてるねぇ~。」と電話があり、
「元気にしてますよ。」と、胸をはって返事ができた事や
ホタル館を訪れてくださった、『いのかしら公園動物病院』の石橋院長から
「久米島ホタル館の周辺は、お二人の存在に生かされ理想的な放鳥の場所にもなっています。」
と、褒めていただけた事は、苦労続きの毎日のなかで、
これまでの久米島ホタル館と、久米島ホタルの会の活動への確信が
又一つ、得られた気がして、本当に、嬉しく想いました。

今日も、ホタル館には、大人や子ども達に混じって、鳥や蝶々、トンボやカエル
様々な生きもの達が、心安らかに集ってきます。
自然への接し方や、その必要性に気づきたいと、あなたの心が揺れたなら、
どうぞ、海や空を眺めるように、ホタル館で、過ごす時間を、味わってみてください。
すっかり健康を取り戻し、次の旅支度をしているチュウダイサギに会えるかもしれません。
そして、その姿から、生きもの達が、十分な餌を得られなくなってゆく今の状況を、
真剣に問い直すことができる心の強さを、育んでもらえたならと、願っているのです。



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私の姿に慌てる様子も無く、バッタやヘビの入っている水槽を、じっと目で追いかけながら
ゆっくりと、外へ出てゆきました。
ちょっと変わった森の中だなぁ、とでも言いたげに、小首をかしげる風情に、
なんとも言えない愛嬌を感じて、思わず大爆笑してしまいました。
このチュウダイサギは、約一週間前に、島の漁師さんから
「大きな白い鳥が、儀間の漁港でフラフラしているけど、ガリガリに痩せているから
栄養失調だと思うんだが、どうにか助けることができないかねぇ。」と、連絡があった鳥でした。

通常、ホタル館に持ち込まれる鳥のほとんどは、怪我をしていたり、衰弱しきっているため
飛ぶ事が出来ずに、人間の手の中に納まってきますが、
その時点で、助かる見込みは、ほとんどありません。
連絡を受けて、目にしたチュウダイサギは、
捕まる頃(つまり、飛べなくなる頃)には、生存率が低くなるという矛盾を抱えながら
近寄ると、ふわっと飛んで逃げます。
「だめだ~、ちょっと捕獲は難しいよぉ~。」と、思いながらも、
この状態で保護できれば、生存率はかなり上がります。
同じ思いなのか、館長は、捕虫網を後ろ手に隠しながら、
そっと、そっと、サギとの距離を縮めるように近づいていきます。

連絡してくれた漁師さんも、「オレも、手伝うよ!」と、魚用の網で、身構えます。
儀間の漁港近くの集落を、大人の背丈にも満たない高さにしか飛び上がる事が出来ずに
フラフラしながら逃げ惑うチュウダイサギは、やがて、小さな民家の裏庭に逃げ込みました。
私が、塀によじ登り、館長と漁師さんが、身を潜めている場所へチュウダイサギを追い立てると、
芋畑の草に足を取られ、飛び立つ事が出来なくなったその鳥に、
漁師さんと館長の網が、タイミングよく被さり、捕獲は成功したのでした。

捕まえたその鳥は、大きな姿からは信じられないほど軽く、折りたたもうとした片羽は、
しっかりとキープできずにダラリと垂れ下がり、餓死寸前なのは、誰の目にも明らかです。
出来るだけ早く、餌を与えるために、ホタル館に戻った私は、
チョウゲンボウとコミミズクを飼養しているバードゲージを、仕切り
チュウダイサギを入れたあと、透明な水槽の中に、キビナゴを入れてみましたが、
当然のことながら、食べてくれません。
仕方なく、そのキビナゴは、強制給餌として与えました。
でも、自力で食べさせる事ができれば、ストレスにならずに体力を回復させる事が出来ます。

そこで、翌日、ホタレンジャーの子ども達と一緒に、
ブルーギルやテラピアを、餌にするために、釣りに出かけることにしました。
もちろん、子ども達は、大喜びです。
「私が、沢山釣って、ご馳走してあげるからね~!」
釣果は、体長3cmから15cmまで、様々なテレピアが9匹。
それを、水槽の中に入れて、しばらくすると、チュウダイサギは、動く魚を、鋭い口ばしで突き刺し、
あっという間に、子ども達が釣ってきた魚を、たいらげてしまいました。

賢いサギ君は、その時の餌を入れた水槽と、餌を入れる私を、しっかりと覚えてくれたので、
その後は、動きのないキビナゴでも、餌として認識し、食べてくれるようになりました。
大きな鳥なので、カラスに襲われる事もないと判断し、翌日には、バードゲージから出して
野外で餌を与えることにしました。
両羽をだらりと下げていたサギは、片羽をしっかりと折りたためるようになり、日を追うごとに
他の仲間達よりも艶のある美しい姿で、ホタル館の広場を我が物顔で闊歩するようになりました。

後日、一緒に鳥を保護してくれた漁師さんから「あの鳥、どうしてるねぇ~。」と電話があり、
「元気にしてますよ。」と、胸をはって返事ができた事や
ホタル館を訪れてくださった、『いのかしら公園動物病院』の石橋院長から
「久米島ホタル館の周辺は、お二人の存在に生かされ理想的な放鳥の場所にもなっています。」
と、褒めていただけた事は、苦労続きの毎日のなかで、
これまでの久米島ホタル館と、久米島ホタルの会の活動への確信が
又一つ、得られた気がして、本当に、嬉しく想いました。

今日も、ホタル館には、大人や子ども達に混じって、鳥や蝶々、トンボやカエル
様々な生きもの達が、心安らかに集ってきます。
自然への接し方や、その必要性に気づきたいと、あなたの心が揺れたなら、
どうぞ、海や空を眺めるように、ホタル館で、過ごす時間を、味わってみてください。
すっかり健康を取り戻し、次の旅支度をしているチュウダイサギに会えるかもしれません。
そして、その姿から、生きもの達が、十分な餌を得られなくなってゆく今の状況を、
真剣に問い直すことができる心の強さを、育んでもらえたならと、願っているのです。


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この記事へのコメント
satouさん
この間は、突然の訪問にもかかわらず
お忙しい中いろいろ教えていただき感謝です(感涙)
大変お世話になりました~
駐車場からこのチュウダイサギちゃんが見えました~
普段は警戒心の強い鳥だと思いますが、僕達訪問者にも
優雅で美しい姿を近くで見せてもらい、感激でした!
強制給餌やアミでの捕獲を経験しながらも、元気に回復するだけでなく
このホタル館を訪れる方々にも、近くでお互いを感じられる距離感で何かを語ってくれてるような。。。
なんだかとてもうれしくジーンと心に響く光景でした~
また、satouさんご夫妻と、ホタル館の面々、チュウダイサギちゃんに会える日が待ちどうしいです~(^^)/
by カオス&ぽんちゃん
この間は、突然の訪問にもかかわらず
お忙しい中いろいろ教えていただき感謝です(感涙)
大変お世話になりました~
駐車場からこのチュウダイサギちゃんが見えました~
普段は警戒心の強い鳥だと思いますが、僕達訪問者にも
優雅で美しい姿を近くで見せてもらい、感激でした!
強制給餌やアミでの捕獲を経験しながらも、元気に回復するだけでなく
このホタル館を訪れる方々にも、近くでお互いを感じられる距離感で何かを語ってくれてるような。。。
なんだかとてもうれしくジーンと心に響く光景でした~
また、satouさんご夫妻と、ホタル館の面々、チュウダイサギちゃんに会える日が待ちどうしいです~(^^)/
by カオス&ぽんちゃん
Posted by ぽんちゃん
at 2008年11月30日 19:52
at 2008年11月30日 19:52カオス&ぽんちゃん、コメントをありがとうございます。
暮れも迫った師走の風に乗って、今日もチュウダイサギは、
ふうわりと飛んできます。
ホタル館の前の芝生は、生きもの達の餌場でもあるため、いつも草刈をためらうのですが、訪れる方々にとっては、歩きにくくて困ります。
そこで、ホタルの会の会長は、人の歩くところだけを上手に刈り取り、残り半分は、手を入れずに残してくれました。
そのおかげで、そこには、生きもの達と人が、寄り添える空間が生まれました。私たちは、今後、こうした場所を増やしていく生き方を、選択できればと想うのです。
ぜひ、また、ホタル館にお越しくださいね。
暮れも迫った師走の風に乗って、今日もチュウダイサギは、
ふうわりと飛んできます。
ホタル館の前の芝生は、生きもの達の餌場でもあるため、いつも草刈をためらうのですが、訪れる方々にとっては、歩きにくくて困ります。
そこで、ホタルの会の会長は、人の歩くところだけを上手に刈り取り、残り半分は、手を入れずに残してくれました。
そのおかげで、そこには、生きもの達と人が、寄り添える空間が生まれました。私たちは、今後、こうした場所を増やしていく生き方を、選択できればと想うのです。
ぜひ、また、ホタル館にお越しくださいね。
Posted by satou-n at 2008年12月19日 17:49
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