2008年11月06日

ラムサールの蛇、キクザトサワヘビへの想い

2008ラムサール条約登録の功労者、

キクザトサワヘビをみたことがありますか?

数千年もの間、この島の人々と共存してきた、このヘビが発見されて、

わずか52年(名前が付いて50年)、

島に住んでいる人でさえ、ほとんど目にすることがなかった幻のヘビ。

最近のごくわずかな期間(約40年ほど)で、久米島の自然環境が激変し、 

ついに、本当のまぼろし?と想うほど、絶滅寸前にまで追い込まれました。 

でも、間違いなくこの島には、まだ生存しているのです。



にほんブログ村 環境ブログへ

 ↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!


”自然は好きだけど、生きものは、ちょっと苦手。

かわいい動物ならいいけれど、虫やヘビは、いなくてもいいんじゃない。”

口には出さなくても、光を失った瞳には、何も映さないことを知っています。



けれども、どうか、想像してみてください。

地球という星に、私達人間が、“今” 存在する事ができるのは、

好感の持てる持てないとは、まったく関係のない、

本当に様々な生きもの達の、生と死の連鎖によって支えられていることを、

そして、その生きもの達の命は、間違いなく、私達人間の無関心と、無責任な行動が、

“絶滅”に追い込んでいっているという、その事実を、真剣に推し量ってみてほしいのです。



私達のだれもが、必ずどこかでつながっている自然の世界

身近であっても、なくても、その重要性、必要性を、

理解するための努力を、怠ってはいけないと想うのです。



久米島自然公園第一種特別地域となって保存されている

尾根筋に広がる自衛隊基地の斜面の森には、

豊かな水の源泉となっている火山岩の地層があります。

そして、その多くが源流や支流、地下水、湧水、伏流水などの形で

清水となって湧き出しています。

その美しい照葉樹の森は、さらに沖縄県の天然記念物となった

キクザトサワヘビの『種の保存法』による保護区域として、

北側斜面の森の部分を延長し、この特別地域にそのままかぶさる状態で設置されました。

2008年、こうした保護区を設け、

将来にわたってキクザトサワヘビが、確実に保護されるという保証を受けて、

久米島町は、ラムサール条約に登録されることになりました。



この島の活用法は、この島で暮らす人々に、委ねられています。

今後、ラムサール条約の登録湿地に認められた久米島町では、

様々な意見が、交わされることでしょう。

しかし、ラムサール登録としての条件である貴重なキクザトサワヘビが、

1991年発見から、わずか35年で環境庁編(当時)の絶滅危惧種に分類され、

水産庁編(当時)も絶滅危惧種に1998年(ただし2000年に発行)に公表、

ついに、2000年(環境庁編)には、ごく近い将来における絶滅の危険性が

極めて高い種として、絶滅危惧ⅠA類に掲載されているということ、

そして、キクザトサワヘビは島のわずかな面積の保護区だけでは、

到底、生き残れないということを、知っていてほしいのです。



それは、次のようにキクザトサワヘビの近い将来を予想します。

『数量解析により、10年間、もしくは3世代のどちらか長い期間における

絶滅の可能性が50%以上と予想される・・・』と!  さらに・・・

地球温暖化の影響で、2050年までに温室効果ガスを1990年度比で

50%削減(2007年5月のG8主要国首脳会議での提言)が達成できたとしても、

100年後(2100年)には、気温が2度も上昇し、

そのために地球上の生きものの20-30%が絶滅するであろう・・・・と。

私たちは、キクザトサワヘビを始めとする地球上の生きもの達を、ここまで追い込んだ原因を、

今、しっかりと理解し、直ぐに対策を立てないと極めて危ない状況が益々広がることを

本当に、理解し、解決のための行動を取らなければいけません。

『今は生き残っています。でも、すぐに対策を立てないと極めて危ない!』ということが

キーワードだということを、どうか、絶対に忘れず、大切にしてほしいのです。



私達人間が、この島の声無き生きもの達の代弁者として在り続ける事が、

必ず、この島の未来を、次の世代へと引き継ぐ事につながると信じ、

その過程が、関わる多くの人々へ生きる力と、勇気を育んでくれるのだと想います。

そうした活動の一環として、久米島ホタルの会では、11月6日から12月4日までの約一ヶ月間、

サンゴ礁キャラバン企画展」を、久米島の各地で行います。

その企画展示には、ラムサール条約の功労者であるキクザトサワヘビの解説や、

キクザトサワヘビと、久米島ホタルの会の関わりのあった

新聞掲載の切抜きも展示しています。



ぜひ、こうした機会に、私達の地球上に存在するサンゴ礁や

久米島に生息するキクザトサワヘビのことを、一緒に考えてみてください。

にほんブログ村 環境ブログへ

 ↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!








この記事へのトラックバックURL

http://sizengaido.ti-da.net/t2409610
この記事へのコメント
こんばんは沖縄に赴任して早5年になるJALと申します。
久米島の大自然すばらしいですね!初めて画像で見ることができました。
こんな近くの離島に原生林があるとは思いもよりませんでした。
自分は今那覇市小禄のラムサール条約に指定されている漫湖公園の側に住んでおり、すぐ側に水鳥センターがありそこで久米島の事を知り得ました。
久米島・・・きっと現地に行くともっと感動するのでしょうね。
キクザトサワヘビぜひ見てみたいです!
Posted by JALJAL at 2009年06月10日 00:05
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい