2008年05月16日

ソルジャーよりもレンジャーを!

GWのホタル観察会で、一生懸命な毎日の最中、

ミャンマーで起きたサイクロンの信じられないほど大きな被害に

胸を痛め、追い討ちをかけるような中国の大地震に、

連日、気の重い日々が続いています。

TVに映し出される人々の焦燥しきった瞳や泣き叫ぶ歪んだ表情に

心が大きく揺れ動き、今まで以上に、災害の恐ろしさと

国家といわれている私たちの暮らす国の在り方を

考えさせられてしまいました。



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私たちの地球環境は、人類の急激な発展によって、想像できないほどの負荷を被り

その歪んだ現象が、巨大な災害となって、私達に降りかかってきています。

そして、こうした、あまりにも大きな悲劇に、直接、立ち向かう事が出来るのは、

崩れ落ちた瓦礫を取り払い、危険な場所に乗り込んで、

一刻も早く救助活動を行うための熟練した技能と、統率力をもった

多くの命を救うことを真の目的とした、レンジャーこそが、本当に必要だと感じるのです。

現在、こうした救助活動に、日本は国際緊急援助を行っています。

支援には人的、物的、資金援助があり、災害の規模や被災国のニーズに応じて、

いずれか、ないしは複数を組み合わせて実施しています。

その人的支援に、他の国々では、軍隊も派遣されています。

『助けて!』と、必死に叫ぶ被災者を、

一生懸命に救助する頼もしい軍人の姿を垣間見るとき

映画の題材にあるような『愛するもののために戦う』という大義名分を背負って

最新鋭の武器を身にまとい、敵と味方を選りわけて、

心を失いながら戦う兵士(ソルジャー)としての生き方を強いられるよりも、



地球環境の起こりえる様々な災害に、こうして備えるためのレンジャーとして、

裏表なく存在する事が出来れば、彼ら自身も、

ずっと価値のある人生を、選択する事が出来ると想うのです。

突然、見舞われると思われていた自然災害も、

昔に比べれば、遥かに高い確率で、予測や対策を執ることは、可能になりました。

ただ、その対策を施すための費用を、ほとんどの国が、

『自国を守るため』に軍備として使っているのです。

全ての国々の最重要課題を、未だに『自国防衛』と称した

仮想の敵国に備える時代を、引き継いでいる国がほとんどで、

ミャンマーのような非民主的軍政の在り方のように、

これほどの多くの国民を犠牲にしても、いまだに、善意の救援物資や、

救援隊を受け入れないほど、極端な国さえありますが、

インターネットの普及で、世界は、随分身近になり、

行き違いや誤解があったとしても、未来を見据えて、しっかりと構築している

国々では、戦争を避けて、話し合うことを真っ先に行っています。



この急激な地球環境の悪化で生じる、大規模な自然災害の危機を乗り切るためには、

『民のための救援対策』費用として、救助だけでなく、災害に耐える住宅の建設や、

環境の保全、最低限の生活保障基金としての備えとして

軍備を削減して充てるべきだと、私は強く考えています。

先ほど、ホタル館に来館していらしたご年配の方は、

ホタルを通じて知ってほしい、この島の自然環境の説明と、

その環境を守るために必要な人々の暮らしを保障できる

国づくりを望んでいることを、聞いた後に

「暮らしや環境を大切にしなくっちゃ、と言っても、

日本政府は、まったく逆行した政策しか執らないのに、

あんたのように希望を持つのは、酷だけど、無駄だと思うよ。」

と、同情を寄せるようにおっしゃるのです。



「そうですね、そうおっしゃる方は、確かに大勢居られます。

けれど、私は、希望を持つことを、無駄だとは、本当に想っていないのです。」

その答えを聞いて、苦笑いしながらも、その方は、

「まぁ、がんばりなさいよ。」と、ほんの少しだけ、少年の瞳に戻って、

意外な事に、深々と、一礼した後、やさしく手を振ってくれました。

それからしばらくして、私は、家まで車を走らせて、

幼稚園から帰ってくる一番末の息子を迎えにゆきました。

遠くからでも、はっきり見える黄色い帽子の息子は、光あふれる空の下を、

お友達と一緒に、歌を歌いながら、大きな声で、笑っています。

その笑顔に、私は、『この世界をあきらめなさい』と伝えることは

決して出来ないと、確信します。



先ほどの方のおっしゃるように、期待は、何度も、裏切られ、

踏みにじられる事もあります。

もう少し、あと少し、を継続してゆくことは、本当に苦しく辛いと思うかもしれません。

それでも、まっすぐに向けられた、こども達の笑顔に、

自己を捻じ曲げ、心を伏せて応える苦しさに比べれば、

どんなときにも希望を持って、生きようと、励ましあうことは、

本当は、とても、心容易いことではないでしょうか。

私の生きてきた時代だけでも、世界中では、様々な出来事がありました。

戦争やテロ、大型の台風や竜巻、そして地震や津波、抗いようも無い

凄まじい破壊が、私たち人間の築き上げてきた歴史や社会を

いとも簡単に消滅させてしまいます。

けれども、私たちは、こうした悲劇に見舞われた、同じ時を生きる人々に

本当に素直に手を差し伸べ、温かな支援を積み重ねることで、

命の重みを、我が身に振り返りながら、

希望という光を絶やすことなく抱きつづけることが、出来るのだと想います。



現在、災害の渦中に置かれた人々を、慰める言葉など、私には、何一つありません。

それでも、その日を、いつか迎えるかもしれない、自分自身に言い聞かせるように

懸命に今を生きること、そして、ただ、ひたすらに、

少しでも早く、被災された方々が、

衝撃を受けた心と体の安らぎを、取り戻す事を、

心を込めて祈るばかりです。

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花上から、ヒメクマツヅラ、ルリハコベ、ホコバテイキンザクラ、トウワタの花と、クメジマボタルの光り


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この記事へのコメント
このタイトル、おっしゃるとおりだと思います。

環境を破壊する戦闘行為でなくて、核で防衛、軍備をするのでなくて、

すでに進んでしまっている環境破壊に目を向けて、

ソルジャーからレンジャーに多くの国が目覚めて欲しいです。

ミャンマーのようにソルジャーがあって災害復興は進まず、

こういう状態ではソルジャーの元になる国が衰退するとどうして想像出来ないのでしょうか。

それから、信じることに理想とすることに、声をあげ続け、

決して諦めなければ、いつかその声が本物になると思います。

あきらめないで、私たちの星の未来を、そう子どもたちにいいたいですね。
Posted by KAORU at 2008年05月17日 10:30
KAORUさん、お久しぶりです、コメントをどうもありがとうございました。

年月が、過ぎてゆくのを、同じことの繰り返しだと思い込んでいた
時代は、終わりました。

私たちは、多分、過去には無い、変動の未来を、生きなければならないのだと思います。そのとき、全く新しい価値観が、時代の先駆けとして、私たちを導いてゆくことだと信じています。
Posted by satou-nsatou-n at 2008年05月19日 22:16
初めまして♪

アメリカ留学のブログを書いてるも者です。ランキング内の様々なブログを拝見させて頂いてる最中ですが、つい見入っちゃったのでコメントも残す事にしちゃいましたw

機会があったらまた遊びにくるつもりです、よければ僕の所にも一度来て頂けたら幸いです♪ポチッ
Posted by アメリカ留学 at 2008年05月22日 19:07
アメリカ留学さん、コメントとポチ♪を、ありがとうございます。

“見入っちゃった”なんて、嬉しいコメントです。
今時、パスポートを作ったことがない人は、
少ないのかもしれませんが、私も、その一人です。

アメリカ留学、そんな私にとって、未知の世界からのご招待、
ありがとうございました、ぜひ、又のご訪問を、お待ちしています。
Posted by satou-nsatou-n at 2008年05月23日 21:50
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