2008年03月24日
アーサ虫
野外の散策や活動で、多くの人が、不快に思うのが
蚊や、ブヨ、ヌカカなどの吸血昆虫の存在ではないでしょうか。
久米島に移り住み始めて、最初の春に
「アーサ虫って、知ってますか?」と、島の方に尋ねられました。
「いいえ、どんな虫なんですか?」と聞き返すと、
「アーサ(海草)が、取れる時期の3月から4月にかけて、海岸で発生する小さな虫なんですが、
刺されると、とっても痒くって、その痕は、こぶのように腫れ上がるんです。
名前がわからないから、島の人は、アーサ虫って呼んでいるんです。」
そう言って、見せてくれた彼女の腕の掻き傷は、とても痛々しくて、
いったいどんな虫なのだろうかと、想像は、恐ろしく膨らんだものでした。



↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!

蚊や、ブヨ、ヌカカなどの吸血昆虫の存在ではないでしょうか。
久米島に移り住み始めて、最初の春に
「アーサ虫って、知ってますか?」と、島の方に尋ねられました。
「いいえ、どんな虫なんですか?」と聞き返すと、
「アーサ(海草)が、取れる時期の3月から4月にかけて、海岸で発生する小さな虫なんですが、
刺されると、とっても痒くって、その痕は、こぶのように腫れ上がるんです。
名前がわからないから、島の人は、アーサ虫って呼んでいるんです。」
そう言って、見せてくれた彼女の腕の掻き傷は、とても痛々しくて、
いったいどんな虫なのだろうかと、想像は、恐ろしく膨らんだものでした。


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そして、現在、その想像以上の激しい痒みを伴うアーサ虫は、
時折、海岸から吹く風に乗って、ホタル館までやってくる事もあります。
5年ほど前にも、町の広報にアーサ虫に刺された時の手当てについて
ホタル館の館長が解説しなればならないほどでした。
このクロヌカカ科の一種は、米の糠(ヌカ)のように小さな、
又は、糠袋の目をすり抜けるほど小さい蚊という意味の、ヌカカという名前がついています。
久米島に生息しているのは、レプトコノップス属(クロヌカカ属)の一種です。
体長は1~2mmほどで、体全体は黒褐色、腹部は茶褐色で、
アーサ採りの時期である3,4月に多く、11月ごろまで見られ、朝夕盛んに活動します。

この仲間は、慶良間諸島や沖縄島などにも広く分布しています。
吸血するときは、露出した部分だけでなく、衣服や髪の毛の中にも潜り込み
脇の下や腰の周りなどの柔らかくて汗ばむ場所を好みます。ホタル館では、
私の次に、アミハラ(外来種で島に定着している鳥)が、クロヌカカのいちばんの被害者です。
鳥の羽毛の中に潜り込むのか、さかんに羽毛を逆立て、くちばしや足で追い出そうとします。


吸血時は痛くもかゆくもありませんが、
しばらくすると赤く腫れ上がり、非常にかゆみが強くなるのが特徴です。
伝染病は媒介しませんが、アレルギー症状や、かき傷からの二次感染で症状を悪化させます。
幼虫は水生で海岸の潮間帯に生息していると考えられていて
海岸近くやその周辺で被害に会うことが多く、
暖かい日は海風に乗って海岸から離れた畑や集落にも飛来し、網戸の目さえくぐり抜け
家屋内へも侵入することもありますから、大変厄介な虫です。この時期は、
海風の入りやすい海岸近くの道沿いや川沿いの近くでは注意が必要です。

かゆみは、危険を知らせる防御反応の一つですが、刺された後、かゆみが激しくなってきたら、
かゆみを止める薬(ウナコーワなどの塩酸ジブカインと抗ヒスタミン剤の塩酸ジフェンヒドラミン、
サリチル酸ジフェンヒドラミンなどが配合されたもの)を塗って、とにかく掻く事を防ぎます。
それでも掻いてしまって、二次感染を起こし濃加疹になってしまった時には、
刺激が強いカンフル・メントール配合のかゆみ止めは控え、
ヨードチンキかアクリノール液を塗布すると直りが早いようです。

吸血虫に刺された場合は、吸血する虫の唾液が抗原となって、抗体と反応し、
アレルギー反応を起こします。かゆみの神経を刺激する物質(ヒスタミン等)が分泌され
かゆくなるのです。その痒みは、刺激することで、さらにヒスタミンの分泌が促され、
掻くと、益々痒くなるという悪循環を引き起こします。ひどい時には、
刺された場所が膿んで、熱が出る人さえいますが、症状は人によって様々で、
うらやましいことに!
かゆみをほとんど感じない(刺されたことさえ感じない?)人もいます。
クロヌカカから身を守る対処法としては、塗るタイプの薬(ウナコーワなど)や柑橘類の皮を、
手の甲や手首、首筋、足首などに塗ることや
クロヌカカの入り込んできそうな服や靴下、靴などにしみこませることでも効果があります。
それでも、刺されてしまうことがあるかもしれませんが、
「あー、かゆ~い!」と叫びながら、アーサ虫の発生が終わる日を、
ひたすら待つ事しかできません。

掻かなければ直りが早いのですが、
情けないことに私の右手は、無意識にポリポリと、動いてしまいます。


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時折、海岸から吹く風に乗って、ホタル館までやってくる事もあります。
5年ほど前にも、町の広報にアーサ虫に刺された時の手当てについて
ホタル館の館長が解説しなればならないほどでした。
このクロヌカカ科の一種は、米の糠(ヌカ)のように小さな、
又は、糠袋の目をすり抜けるほど小さい蚊という意味の、ヌカカという名前がついています。
久米島に生息しているのは、レプトコノップス属(クロヌカカ属)の一種です。
体長は1~2mmほどで、体全体は黒褐色、腹部は茶褐色で、
アーサ採りの時期である3,4月に多く、11月ごろまで見られ、朝夕盛んに活動します。

この仲間は、慶良間諸島や沖縄島などにも広く分布しています。
吸血するときは、露出した部分だけでなく、衣服や髪の毛の中にも潜り込み
脇の下や腰の周りなどの柔らかくて汗ばむ場所を好みます。ホタル館では、
私の次に、アミハラ(外来種で島に定着している鳥)が、クロヌカカのいちばんの被害者です。
鳥の羽毛の中に潜り込むのか、さかんに羽毛を逆立て、くちばしや足で追い出そうとします。


吸血時は痛くもかゆくもありませんが、
しばらくすると赤く腫れ上がり、非常にかゆみが強くなるのが特徴です。
伝染病は媒介しませんが、アレルギー症状や、かき傷からの二次感染で症状を悪化させます。
幼虫は水生で海岸の潮間帯に生息していると考えられていて
海岸近くやその周辺で被害に会うことが多く、
暖かい日は海風に乗って海岸から離れた畑や集落にも飛来し、網戸の目さえくぐり抜け
家屋内へも侵入することもありますから、大変厄介な虫です。この時期は、
海風の入りやすい海岸近くの道沿いや川沿いの近くでは注意が必要です。

かゆみは、危険を知らせる防御反応の一つですが、刺された後、かゆみが激しくなってきたら、
かゆみを止める薬(ウナコーワなどの塩酸ジブカインと抗ヒスタミン剤の塩酸ジフェンヒドラミン、
サリチル酸ジフェンヒドラミンなどが配合されたもの)を塗って、とにかく掻く事を防ぎます。
それでも掻いてしまって、二次感染を起こし濃加疹になってしまった時には、
刺激が強いカンフル・メントール配合のかゆみ止めは控え、
ヨードチンキかアクリノール液を塗布すると直りが早いようです。

吸血虫に刺された場合は、吸血する虫の唾液が抗原となって、抗体と反応し、
アレルギー反応を起こします。かゆみの神経を刺激する物質(ヒスタミン等)が分泌され
かゆくなるのです。その痒みは、刺激することで、さらにヒスタミンの分泌が促され、
掻くと、益々痒くなるという悪循環を引き起こします。ひどい時には、
刺された場所が膿んで、熱が出る人さえいますが、症状は人によって様々で、
うらやましいことに!
かゆみをほとんど感じない(刺されたことさえ感じない?)人もいます。
クロヌカカから身を守る対処法としては、塗るタイプの薬(ウナコーワなど)や柑橘類の皮を、
手の甲や手首、首筋、足首などに塗ることや
クロヌカカの入り込んできそうな服や靴下、靴などにしみこませることでも効果があります。
それでも、刺されてしまうことがあるかもしれませんが、
「あー、かゆ~い!」と叫びながら、アーサ虫の発生が終わる日を、
ひたすら待つ事しかできません。

掻かなければ直りが早いのですが、
情けないことに私の右手は、無意識にポリポリと、動いてしまいます。


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この記事へのコメント
はじめまして。
今から久米島旅行に出発するんですけど、出発前にアーサ虫の存在を知ることができて、良かったです!!
虫除け&虫さされの薬、持っていく事にしますね(^^)
今から久米島旅行に出発するんですけど、出発前にアーサ虫の存在を知ることができて、良かったです!!
虫除け&虫さされの薬、持っていく事にしますね(^^)
Posted by yukari-na at 2008年03月24日 08:11
yukari-naさん、コメントありがとうございます。
晴れて暖かな日は、要注意ですが、
この季節は、空気がやわらかくて、過ごしやすい気候です。
ぜひ、久米島旅行を楽しんでくださいね♪
晴れて暖かな日は、要注意ですが、
この季節は、空気がやわらかくて、過ごしやすい気候です。
ぜひ、久米島旅行を楽しんでくださいね♪
Posted by satou-n
at 2008年03月24日 21:39
at 2008年03月24日 21:39初めまして。
立原みどりと申します。
学校での読み聞かせボランティアなどをしています。
このたび、さとうさんの著書「ホタルの国から」を拝読させて頂きました。
恥ずかしながら、知らなかったことがいっぱいあり、感銘を受けました。
素敵なご本、ありがとうございました。
ブログの方にも、これから時々遊びにこさせてくださいませ。
宜しくお願い致します。
立原みどりと申します。
学校での読み聞かせボランティアなどをしています。
このたび、さとうさんの著書「ホタルの国から」を拝読させて頂きました。
恥ずかしながら、知らなかったことがいっぱいあり、感銘を受けました。
素敵なご本、ありがとうございました。
ブログの方にも、これから時々遊びにこさせてくださいませ。
宜しくお願い致します。
Posted by みどり at 2008年03月25日 19:09
みどりさん、コメントをありがとうございます。
素敵な絵本の紹介ブログで、「ホタルの国から」を紹介していただき、
びっくりしました!
そして、「本になってよかったなぁ。」と想う事ができました。
温かな言葉を寄せていただき、本当にありがとうございます。
絵本の世界には、現実の世界への不安や不満を、
頑なになることで、逃げ出そうとしてしまう自分の弱さを、
やわらかくほぐして励ましてくれる優しさがあると想い
私も、息子の小学校で、毎週月曜日、絵本の読み聞かせに通っています。
本屋のない島ですから、これからは、みどりさんのブログを訪問して、
いい絵本を探すことができそうです。
こちらこそ、声をかけていただきありがとうございます。
PS:萩尾望都の絵本、初めて知りました。ラッキーです♪
素敵な絵本の紹介ブログで、「ホタルの国から」を紹介していただき、
びっくりしました!
そして、「本になってよかったなぁ。」と想う事ができました。
温かな言葉を寄せていただき、本当にありがとうございます。
絵本の世界には、現実の世界への不安や不満を、
頑なになることで、逃げ出そうとしてしまう自分の弱さを、
やわらかくほぐして励ましてくれる優しさがあると想い
私も、息子の小学校で、毎週月曜日、絵本の読み聞かせに通っています。
本屋のない島ですから、これからは、みどりさんのブログを訪問して、
いい絵本を探すことができそうです。
こちらこそ、声をかけていただきありがとうございます。
PS:萩尾望都の絵本、初めて知りました。ラッキーです♪
Posted by satou-n at 2008年03月26日 14:06






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