2008年02月28日

沖縄大学のジュニア支援

久米島ホタルの会では、昨年から取り組み始めた

ホタレンジャー活動への支援として、沖縄大学が行っている

ジュニア支援の助成に応募して、調査活動に必要な道具などを購入することや

ホタルの研究者として世界的にも有名な、

大場信義先生の講座を受ける機会を設けていただきました。

そして、先週の土曜日には、沖縄本島、国頭村の奥集落で開催された

第6回、ジュニア支援研究発表に参加し、

一年間の調査活動の取り組みなどを発表する機会を得ることができました。



にほんブログ村 環境ブログへ

 ↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!



今回の発表会に参加したのは、ホタレンジャーの15名の中から

沖縄本島までの旅費の一部を負担することが可能だった、5年生の5人の子どもたちです。

発表会当日の朝、久米島から始発の飛行機に乗り、

空港からレンタカーで約3時間、車を走らせてようやく

同じように 沖縄大学から助成を受けることができた、

沖縄県内の小・中・高校の子どもたちが集まっている奥区集落センターへ

発表会の開始時間30分前に着きました。



私たち久米島からの参加は、初めてですが、今回で6回目を迎えるという

ジュニア支援研究発表会は、小学生から高校生までの13の参加チームがあり、

何度も試行錯誤基礎的研究から、何年も積み重ねた検証度の高い高度な研究まであり、

また、重要で大切なあるいは実用性の高いユニークな研究発表もあって、

私にとって、とても刺激的で有意義な発表会でした。



地元、沖縄本島北部の奥川探検隊が、

奥川を指標生物調査やパックテストによる水質調査などを行って、細かく調査し

その調査方法を、解りやすく解説しながら発表してくれました。



そして、独自に作成した奥集落探険マップは本当に素晴らしいものでした。



同じ北部の喜如嘉からは、恵まれた自然を生かした野鳥観察を通じて、

小春屋の市田さんと子どもたちが作成した野鳥図鑑が、とても良かったと思います。




また、伊是名島から参加していた姉弟3人の海の生きもの研究は、

本格的で、「継続は、力なり」というメッセージが、強く伝わってきました。



20年ほど前に行ったことのある南大東島からは、

島まるごと館の館長と、子どもスタッフの3人が参加し、

南大東に生息しているダイトウメジロやダイトウオオコウモリという、島に暮らす人々にとっても、

身近である生きものたちを大切にすることができるようなアンケート調査や

コウモリの一斉カウント調査などの、工夫を凝らした取り組みとして発表していました。



宮古島の福嶺中学校は、海浜の環境を貝の種類や生息数を調べることで、

潮流の影響などの微妙な環境の変化に気づくことができた成果を報告していました。





それから、去年の夏休みに、石の調査で久米島に来た、恩納村の山田中学は、

そのときに調査していた恩納村の貫入岩と久米島の関係について、

とても解りやすくまとめあげていました。



八重山高校の研究は、新発見たっぷりのウミヘビ類の調査なのですが、

本題に入る前に、ユニークなクイズ形式のスライドで

ちょっぴり睡魔が襲い始めた会場を、笑いの渦に包み込んでくれました。



中部農林高校は、開発地域に自生していた野生ランの保全への

積極的な取り組みについての活動を報告してくれていました。





同じように開発の状況にさらされている、泡瀬干潟のミナミコメツキガニを調べた

北中城高校のチュラカタバル研究チームは、生きものにあまり詳しくないことから

苦労も多く、時間もかかったことが、より多くの気づきに繋がり、

開発するという理由で、何万年もの時をかけて作られてきた

泡瀬の干潟の自然環境を、永遠に失ってしまうことの重大さを

素直な疑問として、訴えてくれたことに、心から共感しました。



実際に廃棄物を園芸資材として商品化して話題になった南部農林高校は、

浄水場からでる炭酸カルシウム塊を使ったエコペレットの開発についての発表を行いました。

実演コーナーでは、子どもたちが楽しそうにサンドアートやインテリアグリーンを作っていました。



そして、最後に発表した開邦高校は、

環境コストを考えながら、家庭排水の浄化方法を探るというテーマで、

さまざまに取り組んだ軌跡を発表してくれました。

その一年の取り組みは、最後まで成果を挙げることなく続けられていましたが、

あきらめることなく研究を続け、その失敗の積み重ねの発表に、皆さん感動していました。



ホタレンジャーはもちろん、クメジマボタルを保全するための取り組みについての発表です。





会場からのあたたかい意見や感想は、さまざまでしたが、その底辺に流れる思いは、

私が、他の子どもたちに感じたことと同じように、

こうした子どもたちの純粋な環境への研究や調査への取り組みが、

多くの大人たちへの刺激となり、よりよい社会を作るための励みとなることを

強く期待した想いだと、感じることができました。



発表が終わった後に、奥の区民が心を込めて作ってくれた、ソーキ汁とおにぎりを頂きながら



余興の古武道を楽しみました。



その日の夜は、楚洲あさひの丘という、廃校になった小学校を、

宿泊施設や老人ホームとして利用した施設で泊まりました。



とても、長い一日でしたが、大人も子どもも一緒に

未来の地球環境を、まじめに考えてゆくことが出来た、とても有意義な一日でした。

翌日の午前中は、奥小学生の子ども達と一緒に奥川の水生生物を観察し



川の清流を下りながら、ちょっぴり探検気分を味わいました。



きっと、こうした活動が、日本中のいろいろな地域で行われていて、

地域の子どもや大人を、すごく鍛えているのだと、力強く感じました。

お疲れ様、未来を夢見て、健やかに育つ、地球の子ども達、そして大人たち!

にほんブログ村 環境ブログへ

 ↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!









この記事へのトラックバックURL

http://sizengaido.ti-da.net/t1978379
この記事へのコメント
こちらの「島の宝」の日記のことを紹介しましたよ。
BEGINの「島人ぬ宝」の歌がぴったりあうとおもったので。
明日は沖縄です。初めて、ひめゆりの塔へ行きます。
Posted by KAORU at 2008年02月29日 20:22
KAORUさん、コメントありがとうございます。

「島人ぬ宝」ぴったりです。
BEGINは、沖縄の歌手の中でもダントツに好きなグループです。
私は、うちなーんちゅですから、うちなーんちゅ自身が感じる「島の宝」
を、この歌のとおりに感じます。

そして、大阪生まれの夫や、友人達から、うちなーを思ってくれる心を
「島の宝」として、心から感謝しています。
愛される島、うちなーを、誇りに感じながら、自然と共に生きてきたからこそのうちなーの魅力を、多くの人と大切にしてゆきたいと思います。

KAORUさん、沖縄の旅、楽しんできてください!
Posted by satou-nsatou-n at 2008年03月02日 10:17
認証文字を入力してください