2007年11月13日
オオウナギ
11月だというのに、まだ半袖、半ズボン、
元気いっぱいの子ども達は、ホタル館の川に入って
いろんな生きものを探すのが大好きです。
美崎小学校の1,2年生6人が、この日の課外授業でゲットした
超大物は、体長20cmくらいのかわいい"オオウナギ”です!



↑できるだけ多くの人に読んでいただこうとエントリーしています。
申し訳ないのですが、もし可能であれば2つともクリックして応援をお願いします!

元気いっぱいの子ども達は、ホタル館の川に入って
いろんな生きものを探すのが大好きです。
美崎小学校の1,2年生6人が、この日の課外授業でゲットした
超大物は、体長20cmくらいのかわいい"オオウナギ”です!


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大喜びしている直ぐ後ろで、今度は、館長が40cmほどのオオウナギを捕まえてくれました。
すくった網から、スルスルと逃げ出そうとするオオウナギに噛み付かれないようにと、
注意しながら、ソードテールやテナガエビの入っていた水槽の中身を移し変え
嬉しそうにはしゃぐ子ども達と、なんだかすごく大騒ぎしながら、急いで蓋をしました。

「やったね、すごいね。」「絶対飼おうね。」「うん、うん。」
オオウナギをホタル館の前に置いたテーブルに並べた後、
ヌルヌルする手や、泥だらけの足を、ホースのシャワーで洗い流しながら、
子ども達は、オオウナギやテナガエビを、自分たちのクラスの仲間にする相談をしています。
「なにを食べるのかなぁ?」「ご飯かなぁ~。」「ちがうだろ!」


ホタル館で捕まえた、オオウナギ(方言でカーラウナジ)は、
通常、食卓に上る蒲焼のウナギ(方言でドロウナジ)とは違う種類で、
太平洋とインド洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布しているそうです。
蒲焼ウナギは、昔は天然物がたくさん出荷され、
ハブの捕獲と合わせて子どもを大学にまで出せるほどの収入になったといいます。
復帰直後から十年ほどは、シラスウナギ漁も盛んで、県内でも幾つか養殖場がありました。
しかし、直ぐに獲り尽され、1960年代半ばから急激に進んだ水田の消失
(田んぼに多かったのでドロウナジといわれた)や、復帰後急速に進んだ干潟の埋め立て、
河川環境の悪化(ダムや人工護岸の設置、赤土や農薬、肥料、生活排水流出の影響)
などが原因で、日本産ウナギは今では絶滅に近い状態です。
現在、川で見つかるのは、オオウナギがほとんどですが、ずいぶん少なくなりました。
こちらの方は、大量捕獲こそ免れましたが、日本産ウナギ同様河川環境の悪化によって、
えさとなるテナガエビ(方言でタナゲー、タナガー)やサワガニ類、ハゼ類(方言でイブー)など
川の生きものが減っていることが、生息個体数に影響しています。

それでも、小さい頃に食べたオオウナギの味が忘れなれないといって
島では、今でも捕獲して食べる人も多いといいます。
沖縄に比べ日本では、ほとんど見られないため、天然記念物に指定している地域も多く
長崎県の井戸に棲んでいる「ウナ太郎」の、年に一度の測定を、先月、テレビで見たとき、
「ずいぶん大事にされているなぁ。」と、感じたものです。
オオウナギの大物は2m近くにもなるといい、歯は、結構鋭く、力もあります。

以前、ウナギを捕獲中に鼻をもぎ取られた人の話を聞いたことがありますし
横たわったオオウナギに指をかまれた人の話では、もし、ウナギが回転して暴れたら
指をもぎ取られていたかもしれないと話していました。
このオオウナギには、さらに注意しなければならないことがあります。
それは、生きたウナギの血液中には、魚類血清毒が含まれていて、
大量に生で食べると、下痢や嘔吐を引き起こし、
最悪の場合は、呼吸困難になることもあるということです。
それが、ウナギの刺身が、食用とされない大きな理由だそうです。考えてみれば、
このウナギを夜間、捕獲し丸呑みするゴイサギは、な・なんと凄い鳥であることか・・・。

また、身体を覆うヌルヌルした粘液には、
血液中よりもはるかに強力な毒が含まれていて
ウナギの血液や粘液が、傷口から体内に入ると化膿したり、目や口に入ると炎症を起こして
赤くはれ上がることもあるといいます。
しかし、猛毒のフグ毒に比べると比較にならないほど毒性は弱く、
加熱(65度以上)すると毒が分解され無害になるので、食べるときには全く影響しないそうです。
とは言え、ウナギやオオウナギに触れる際は、これらのことに注意する必要があります。
でも、子ども達の興味は、自分達が食べるよりも、今は、飼育する方にあるので、
オオウナギが何を食べるのかを、熱心に質問してきます。
生餌として、ヌマエビやテナガエビ、ヨシノボリなどを確保できればいいのですが、
それでは、その餌をとるのに苦労します。


小さな水生昆虫も一緒に捕獲できたので、学習しました。コガタノゲンゴロウとヒメガムシ。
ホタル館の水槽で、飼育しているオオウナギは、キビナゴなどを食べてくれるので、
とりあえず、子ども達の飼育するオオウナギにも、その餌を与えてみることにしてもらいました。
「もし、飼えなくなったら、いつでも、ホタル館の川にもどしに来てね、
それまでは、みんなで、オオウナギさんのこと、一生懸命、お世話してあげてね。」
美崎小学校の子ども達は、この日の約束どおり、
ホタル館で見つけた“生きもの達の大切さ”という心の種を、大事に育てています。

それは、後日、先生といっしょに子どもたちが届けてくれた
大きなお礼のポスターから、あふれるほど、伝わってきました!
この子達に芽生えた、地球の仲間である小さな生きもの達への健やかで、やさしい想いを、
これからも、育むことができるように、がんばっていきたいと思いました。


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すくった網から、スルスルと逃げ出そうとするオオウナギに噛み付かれないようにと、
注意しながら、ソードテールやテナガエビの入っていた水槽の中身を移し変え
嬉しそうにはしゃぐ子ども達と、なんだかすごく大騒ぎしながら、急いで蓋をしました。

「やったね、すごいね。」「絶対飼おうね。」「うん、うん。」
オオウナギをホタル館の前に置いたテーブルに並べた後、
ヌルヌルする手や、泥だらけの足を、ホースのシャワーで洗い流しながら、
子ども達は、オオウナギやテナガエビを、自分たちのクラスの仲間にする相談をしています。
「なにを食べるのかなぁ?」「ご飯かなぁ~。」「ちがうだろ!」


ホタル館で捕まえた、オオウナギ(方言でカーラウナジ)は、
通常、食卓に上る蒲焼のウナギ(方言でドロウナジ)とは違う種類で、
太平洋とインド洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布しているそうです。
蒲焼ウナギは、昔は天然物がたくさん出荷され、
ハブの捕獲と合わせて子どもを大学にまで出せるほどの収入になったといいます。
復帰直後から十年ほどは、シラスウナギ漁も盛んで、県内でも幾つか養殖場がありました。
しかし、直ぐに獲り尽され、1960年代半ばから急激に進んだ水田の消失
(田んぼに多かったのでドロウナジといわれた)や、復帰後急速に進んだ干潟の埋め立て、
河川環境の悪化(ダムや人工護岸の設置、赤土や農薬、肥料、生活排水流出の影響)
などが原因で、日本産ウナギは今では絶滅に近い状態です。
現在、川で見つかるのは、オオウナギがほとんどですが、ずいぶん少なくなりました。
こちらの方は、大量捕獲こそ免れましたが、日本産ウナギ同様河川環境の悪化によって、
えさとなるテナガエビ(方言でタナゲー、タナガー)やサワガニ類、ハゼ類(方言でイブー)など
川の生きものが減っていることが、生息個体数に影響しています。

それでも、小さい頃に食べたオオウナギの味が忘れなれないといって
島では、今でも捕獲して食べる人も多いといいます。
沖縄に比べ日本では、ほとんど見られないため、天然記念物に指定している地域も多く
長崎県の井戸に棲んでいる「ウナ太郎」の、年に一度の測定を、先月、テレビで見たとき、
「ずいぶん大事にされているなぁ。」と、感じたものです。
オオウナギの大物は2m近くにもなるといい、歯は、結構鋭く、力もあります。

以前、ウナギを捕獲中に鼻をもぎ取られた人の話を聞いたことがありますし
横たわったオオウナギに指をかまれた人の話では、もし、ウナギが回転して暴れたら
指をもぎ取られていたかもしれないと話していました。
このオオウナギには、さらに注意しなければならないことがあります。
それは、生きたウナギの血液中には、魚類血清毒が含まれていて、
大量に生で食べると、下痢や嘔吐を引き起こし、
最悪の場合は、呼吸困難になることもあるということです。
それが、ウナギの刺身が、食用とされない大きな理由だそうです。考えてみれば、
このウナギを夜間、捕獲し丸呑みするゴイサギは、な・なんと凄い鳥であることか・・・。

また、身体を覆うヌルヌルした粘液には、
血液中よりもはるかに強力な毒が含まれていて
ウナギの血液や粘液が、傷口から体内に入ると化膿したり、目や口に入ると炎症を起こして
赤くはれ上がることもあるといいます。
しかし、猛毒のフグ毒に比べると比較にならないほど毒性は弱く、
加熱(65度以上)すると毒が分解され無害になるので、食べるときには全く影響しないそうです。
とは言え、ウナギやオオウナギに触れる際は、これらのことに注意する必要があります。
でも、子ども達の興味は、自分達が食べるよりも、今は、飼育する方にあるので、
オオウナギが何を食べるのかを、熱心に質問してきます。
生餌として、ヌマエビやテナガエビ、ヨシノボリなどを確保できればいいのですが、
それでは、その餌をとるのに苦労します。


小さな水生昆虫も一緒に捕獲できたので、学習しました。コガタノゲンゴロウとヒメガムシ。
ホタル館の水槽で、飼育しているオオウナギは、キビナゴなどを食べてくれるので、
とりあえず、子ども達の飼育するオオウナギにも、その餌を与えてみることにしてもらいました。
「もし、飼えなくなったら、いつでも、ホタル館の川にもどしに来てね、
それまでは、みんなで、オオウナギさんのこと、一生懸命、お世話してあげてね。」
美崎小学校の子ども達は、この日の約束どおり、
ホタル館で見つけた“生きもの達の大切さ”という心の種を、大事に育てています。

それは、後日、先生といっしょに子どもたちが届けてくれた
大きなお礼のポスターから、あふれるほど、伝わってきました!
この子達に芽生えた、地球の仲間である小さな生きもの達への健やかで、やさしい想いを、
これからも、育むことができるように、がんばっていきたいと思いました。

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この記事へのコメント
こんちわ。
オオウナギは那覇の川にかなりの数が入ってますよ。都市部は回復しつつあるようです。一度テラピア釣ってるときにヒットしましたが、あまりのパワーに惨敗でした。
話は変わって、11日のニュースで天皇陛下がブルーギルに関する発言をされていましたが、ご覧になりましたか?
オオウナギは那覇の川にかなりの数が入ってますよ。都市部は回復しつつあるようです。一度テラピア釣ってるときにヒットしましたが、あまりのパワーに惨敗でした。
話は変わって、11日のニュースで天皇陛下がブルーギルに関する発言をされていましたが、ご覧になりましたか?
Posted by sacom
at 2007年11月14日 06:59
at 2007年11月14日 06:59sacomさん、コメント、ブログでの応援、本当にありがとうございます。
オオウナギの目撃に関しては、那覇市みんみんの森、「おきなわイーイープログラムづくりプロジェクト」の、はるさーさんのブログでも、報告がありました。
人の環境に対する意識の高まりに、自然が、応えてくれている気がします。
さて、「ブルーギル釣って食べよう!」のイベントを、目前にして、天皇陛下の
「心が痛みます。」「食べてほしい・・・。」という、ご発言に、正直、びっくりしました!
私達の地球環境を、一人一人が、よりよい方向性を求めていこうとするとき
こうした、素直な想いは、集約されるのかもしれないと、本当に胸が熱くなりました。
当日は、ボビーさん共々、どうかよろしくお願いします。
前回同様、楽しい一日を過ごしましょうね!
オオウナギの目撃に関しては、那覇市みんみんの森、「おきなわイーイープログラムづくりプロジェクト」の、はるさーさんのブログでも、報告がありました。
人の環境に対する意識の高まりに、自然が、応えてくれている気がします。
さて、「ブルーギル釣って食べよう!」のイベントを、目前にして、天皇陛下の
「心が痛みます。」「食べてほしい・・・。」という、ご発言に、正直、びっくりしました!
私達の地球環境を、一人一人が、よりよい方向性を求めていこうとするとき
こうした、素直な想いは、集約されるのかもしれないと、本当に胸が熱くなりました。
当日は、ボビーさん共々、どうかよろしくお願いします。
前回同様、楽しい一日を過ごしましょうね!
Posted by satou-n
at 2007年11月17日 11:22
at 2007年11月17日 11:22





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