2007年02月21日

ホシマダラハゼ

ホタル館の水槽に大きなホシマダラハゼが、再びお目見えすることになりましたピース

捕獲してこられたのは、前回と同じく、久米島の釣り師では、かなり名の知られた方ですが、

この日は、東北楽天ゴールデンイーグルスの関係者の方と一緒に釣りに行って

見事に大きなホシマダラハゼを釣り上げ、お二人でホタル館へと寄贈プレゼントしてくれました。



ホシマダラハゼは、体長40cm近くにも成長する日本最大のハゼの仲間ですびっくり!

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一代目のホシマダラハゼは、かなりの長老で、

敏捷なオオクチユゴイと同じ水槽の中でも、待ち伏せ型の性質のため

夕方の餌食事の時間までは、ほとんど、動くことなく、そのシルエットと、青く光る鱗は

まるで古代魚のシーラカンスを連想させてくれたのでした。



今回、新たに水槽にはいった全長約20cm強の、若いホシマダラハゼは、

同じように水槽の下のほうで、枯れ枝に隠れて身を潜めていますが、

指を水槽に近づけただけでも、パクッと、大きな口くちびるで食いついてきます。

そのときには、巻き上がる水槽の水のなかで、筒状に突き出したヒゲのような鼻の穴が

ユラユラゆれる様が、なんともユニークで、見ていて飽きない魅力的な魚ですハート



ホシマダラハゼは、川の水と海の水が交じり合う、下流や河口の汽水域

マングローブ帯や湿生植物の繁茂する河川や湿地帯で、水の流れが緩やかで

水深のある場所に多く生息おうちしているそうです。

以前、一代目のホシマダラハゼが、水槽でジッとしていた時期に、

ホタル館のすぐ下流側で館長が、ホシマダラハゼの稚魚を網ですくってきたことがあって、

稚魚と成魚を見比べる機会がありました。

魚には、出世魚さかなと言われるくらい、

稚魚から幼魚、成魚になるまで、その姿を変化させて成長する種類がありますが、

ホシマダラハゼの似ても似つかない出世姿を、実感することが出来ました。



川の淡水と海の海水が混ざり合う河口域は、森や山の豊富な栄養物が流れて来る

まるでバザールのような場所です。

そこには、多くの生きもの達が、食料食事を求めて、身を守りながら生息しています。

大きな海洋には、捕食者が沢山いますから、その大型の魚から身を守るために

川に近い場所に逃げ込む魚もいるでしょうし、そこで幼い頃を過ごし、

やがて近海から外洋へと住処を変えて生きる魚もいます。

その過程で、魚達は、その時期、生きるために

体の形や色を変化させながら成長してゆくのです。背景に隠れる隠蔽色は生き抜くために

必要とはいえ、考えてみると、本当に凄い生き物だと感心させられてしまいますおすまし

ハゼの仲間は、非常に種類数が多く、日本産だけで400種以上もいて、

日本近海で見られる魚種の三割近くがハゼの仲間だといわれ、

現在のアジアなどの熱帯地域で分化が始まり

徐々に生息域と種類(多様性)を増やしていったと考えられています。

ハゼの仲間は基本的に腹びれは、ほとんどの種類で左右が一つになって

吸盤のようになっています。

また、背びれは二つ(二基)あって、第一背びれと第二背びれと呼ばれます。

いずれも例外のハゼがいて、タナゴモドキは、とてもハゼの仲間だとは思えません。



最近、ホタル館を見学に訪れる釣り好きの方も増えてきました。目的にした釣り魚さかなが、

水槽を悠々と泳いでいる姿を見ることが、また新鮮な感じを受けるといいます。

釣りの楽しみは、知恵を凝らした駆け引きと、釣り上げる時の感触が何よりの醍醐味です。

自然環境の保護を訴えるときに、困るほど誤解されやすいのは、

生きものが、かわいそうだからぐすん捕獲しないでと訴えているのではなく

その、楽しみとしているキャパシティが、もうすでに崩壊していることと

その楽しみを追求するあまりに、自然生態系を損なうようなブラックバスなどの外来魚を

放流したりする、行き着くところを考えない衝動的な行動と危険性がーんを訴えているのです。

生きもの達の生息環境が、改善されてゆけば、魚を釣って食べる当たり前のことを

後ろめたく思わずに、みんなで楽しみながら過ごす日が必ず来ると信じています。

だから、その日のために、生きもの達の沢山棲める環境を保全する協力が必要だと思うのです。



ホタルとホタルが棲める環境を紹介するテラリュームやアクアリューム、

久米島の自然を紹介することにつながるホタル館への展示協力からも

少しずつではありますが、こうした理解の輪が広がってきたと想えるのですふたば

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この記事へのコメント
お伺いするたびに、星斑鯊は大きいなー・・・と毎度思っておりましたが、2尾目!共食いてしないのですか。
 展示は、あれほど濃密な内容のは、本土でも覚えがないほどです。
 それが久米島にあるということも、ひじょうに乙な?と、周囲にますます宣伝しておきますね。
Posted by 川逸 at 2007年02月21日 21:18
川逸さん、早速のコメントありがとうございます。

残念ながら、一代目のホシマダラハゼは、無事に天寿を全うされまして
現在は、バリバリの二代目が、オオクチユゴイと仲良く
水槽の中層と低層で暮らしております。
今度、来られるときも、じっくりとご鑑賞くださいネ!

ホタル館の展示は、本当にたった一人の職員の細やかさと
館長の的確な判断、そして、ホタルの会のボランティアに支えられ
維持されています。
その上、省エネ、低コストの基本に忠実で、無理をせず
本当にこの島のために多くのことを提言している
良質な施設だと私は、自負しています。

来館された方からは、小さいながらも工夫を凝らし
生きものへの配慮のある展示だと、喜んでいただいています。
ここを訪れた方に、少しでも自然との共有感が芽生えることができたなら
この展示は、成功だといえるし、なによりもそれが目標なのです。

川逸さんが、宣伝してくださるのは、多くの方への信頼の証になります
本当に、ありがとうございます。
Posted by satou-n at 2007年02月22日 01:48
おひさっす。
これ、ボビーさんが”たらこペンシル”で釣ったやつですよね?
釣った直後に電話来ましたよ。
Posted by sacom at 2007年02月22日 07:29
おひさしぶり、sacomさん、コメントありがとうございます。

この日は、バンビさんから携帯に連絡があってボビーさんとお友達が
ホタル館の水槽にホシマダラハゼをいれてくれたそうです。
ボビーさんのhttp://blogs.yahoo.co.jp/bobygara
で、「タラコペンシルの偉業」に、ピンときました。
フィッシングの腕は、釣り上げた魚へのダメージの無さでも解ります。
バンビさんやボビーさん、遠く離れたsacomさん達にもホタル館は、
つながりの協力で、支えてもらっていると本当に、感謝しています。
久米島の来られたら、ぜひ、ホタル館のシーラカンスにも会いに来て下さいね。
Posted by satou-n at 2007年02月22日 08:14
元気で泳いでいてくれてなによりです。近いうちにまた遊びに行きますね。
ゲロ臭い水をかぶった甲斐がありました(爆)
Posted by ボビー at 2007年02月22日 20:03
初代、ご逝去されましたか・・・。
 末期は40cm以上で老衰でしょうか。
 う~ん 魚拓を取りたくなります。。。あれは、記録かつ芸術ですから。
 末筆は不謹慎で終わりました(笑)。冥福はちゃんと祈っております、ホントです!
 
Posted by 川逸 at 2007年02月22日 20:36
ボビーさん、コメントありがとうございます。

それ以上に、シマダラハゼを、ゲロ臭い水をかぶりながら必死に持ってきていただきどうもありがとうございます(笑)。

釣竿一本で釣り上げる魚よりも商業ベースの網漁、それ以上に赤土や農薬による汚染のほうが、目に見えないけれどもずっと恐ろしい生息域へのダメージを作り出しています。

釣り糸を水面に落として、じっと待っているその時間、
身体は、自然を感じています。
天気の良い日にも、風の強い日にも、鳥の声や虫の声、波の音。

本物の釣り師は、その恩恵を知り、何よりも大切にしていると信じています。

これからも、どうかよろしくお願いします!
Posted by satou-n at 2007年02月23日 09:13
川逸さん、コメントありがとうございます。

そうです。約40cm、加齢のため白内障も患っていましたが、
本当に長生きしてくれました。
あの、ホシマダラハゼの大きさは、見た人に感動を与えてくれたはずです。
大丈夫、冗談はちゃんと理解できますから。(笑)
Posted by satou-n at 2007年02月23日 09:18
昨日、たまたま井伏鱒二の「川釣り」を読みましたが、面白かったです。野外では、どうもただの1老翁的に振舞っていた風情も中々いけてます(笑)。
Posted by 川逸 at 2007年02月23日 18:33
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