2007年01月16日

鳥インフルエンザ

もう、すっかり春ですね♪赤と、

空を行き交う小鳥達が、ささやきあっているような、うららかな朝晴れの通勤路、

突然目の前に飛び込んできたのは,見覚えのある

スカーレッドブラウンの地面を歩き回るニワトリの集団びっくり!

ざっと見ても10羽以上の雌鳥たちが、車道をさえぎるように闊歩しています。

鳥インフルエンザ

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どのニワトリにも、農業用のビニールヒモが、片足に巻き付いていることから、

始めは、足輪代わりかとも思ったのですが、どうやら、捕まえたニワトリを、

一度に移動するために、ヒモでくくっておき、

野外に投棄する際に一羽づつ、切り離したのだと思います。

すぐに頭を過ぎったのは電球

島内の誰かが、ニュースで知った鳥インフルエンザの情報に惑わされて、

最悪な解決法として、飼育しているニワトリをゴミを捨てるように野外に投棄した。

という考えです。

鳥インフルエンザ

そして、その投棄した理由の中に、

もしかしたら、本当に鳥インフルエンザの可能性があるとしたら、とんでもないことになりますがーん

とにかく、直ぐに駐在所の警察官を呼びにいって、現場に来てもらいました。

一番下の子を保育園に送ってゆかなくてはならないため、

館長と警察官に、役場への連絡をお願いして20分ほど現場を離れ、

再び、戻ってみると、保健所の職員と環境保全課の職員や、応援で来てくれた

非番らしい警察官も含めて、総勢10名ほどが、餌を辺りにまいて、ニワトリをおびき出しています。

環境保全課の職員は、野犬捕獲用の網を手慣れた手つきで操り、

あれよあれよという間に、餌につられておびき出されたニワトリを捕獲していきますピース

茂みの中に逃げ込んでいたニワトリたちも、中に入って追い立てながら、出てきたところを

取り囲んだ人の手で取り押さえることができました。

およそ、20分ほどの捕り物騒ぎの最中に、家畜獣医が到着し、

感染したニワトリには、逃げ回る元気のないということと、

気になっていた、水っぽい緑色のニワトリの便も、葉っぱを食べすぎたためで

ほぼ、鳥インフルエンザの可能性はあり得ないでしょうと、安心するように話してくれましたおすまし

環境保全課の課長は、沖縄県の保健所の職員と、今後のニワトリの処遇を相談していましたが、

遺失物にあたるものである、という考えから、とりあえず警察にまかせて、

投棄した人を探し出して、厳重に対処してもらうことムキー

今後、同じことが、起こら無いよう町内へ広報していくことを、

農林水産課の職員も交えて確認しあいました。

多くの町民の安心と安全を守るためのこうした努力を、仕事だから当然だと考える人も

いるかもしれませんが、野犬の捕獲や投棄された様々なゴミの回収など、

実際には、汚く、危険で、本当にキツイ仕事です。

それを、明るく楽しくこなしてゆく姿勢には、天性の気質と、やはりみんなのためにという

純粋なボランティア精神が、意識は無くてもしっかりと、根ざされていると思うのです。

鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザが、騒がれだした4年ほど前にも、この島では、

山の中で大量にニワトリが投棄されていたらしく、通報があって駆けつけたときには、

既に腐乱し回収不可能となっていたため、当時は、そのまま放置したということでした。

そのときにも、今回も、実際は、鳥インフルエンザの実害無く済み、

食べても問題ないという獣医さんのお話には、思わず、心が軽くなりましたが、

この先も、同じような取り越し苦労で済むかどうかは、確約できるはずもありません。

これからは、細菌やウイルスに対する防御や対処についての知識も必ず必要になります。

小さな島で起きることでも大都市で起きることでも、被害は同じだと考えています。

現在、情報は、様々な形で多くの人々へもたらされますが

その情報を、わが身と狭い範囲だけに、当てはめながら、

自分本位な解決を試みることは、その被害を防ぐことではなく、

拡大するということを、多くの人が理解しなくてはいけませんふたば

鳥インフルエンザ

今でも、農薬や除草剤の恐ろしさガイコツを話すたびに、大げさだとか、考えすぎだとか言われます。

昔、DDTが、しらみ退治だといって、頭から浴びせかけられた時代と何も変わっていないくらい

皆、平然と除草剤の散布を、眉をしかめるだけで見逃しています。

でも、それは、生きものは死んでも、人が直ぐに死ぬわけでもないからという幻想の安心と

他人のやることに口出しをするべきではないという、問題の本質を摩り替えた

無責任なルールの解釈のためですsos

どんなことでも、誰かを、何かを、槍玉にして、騒ぎ立てろというわけではありません。

ただ、危険回避のための、「万が一」を常に想定していなければ、危ういバランスの環境は、

想像できないほどの、被害をもたらすことになります。

そして、それは、知ろうとしない多くの人々に、かまうことなく

既に世界の様々な場所で、現実となって起きていることなのです。

これから、自然環境についての様々なアプローチが、私達に投げかけられてくるでしょう

この小さな島で起きるちょっとした出来事が、人の心の在り方と共に

託されているこの先の未来の行方を、垣間見せてくれるような気がします。ハート

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FM久米島
FM久米島(2017-12-17 08:39)


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こんにちは。ddtと頭しらみについて触れています。
ddt 頭しらみ ddt 頭 しらみ【ddt 頭しらみ ddt 頭 しらみ】at 2007年01月31日 11:02
この記事へのコメント
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Posted by ニンキブログ at 2007年01月17日 13:55
ニンキブログさん、コメントありがとうございます。

できるだけ、多くの人に、観ていただきたいと思っていますので、
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どうぞ、よろしくお願いします。
Posted by satou-n at 2007年01月18日 00:28
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