2006年12月18日
オキナワアオガエル
前の日の夜の、荒れ狂うような風と、降り止まぬ雨
が、
いよいよ、冬
の寒さを連れてこの南の島
にも訪れました。
吹きすさぶ雨の中、11月から始まったオキナワアオガエルの産卵はピークを迎え
風と雨の打ちつける夜のアスファルト道路に、ヒタヒタと無数の小さな足音
を響かせて
緑色のカエルたちは森の中の池を目指しています。

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が、いよいよ、冬
の寒さを連れてこの南の島
にも訪れました。吹きすさぶ雨の中、11月から始まったオキナワアオガエルの産卵はピークを迎え
風と雨の打ちつける夜のアスファルト道路に、ヒタヒタと無数の小さな足音
を響かせて緑色のカエルたちは森の中の池を目指しています。

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←クリックして応援お願いします!一回り大きな体の雌の上に、おぶさるように雄が乗り、
雄が、雌の体の表面を後足でこすりだすと、ブクブクと白い泡が立ち上ります。
粘りのあるその泡は、雄の蹴り上げるようなゆったりとした撹拌作用で細かくなり
やがて、二匹を覆うくらいの大きさになります
。

その中に雌は、卵を産み落とします。
吸盤の発達したオキナワアオガエルは、木の枝にしっかりとしがみつき
その卵塊も、細い枝先や池のフチに、消えることなく程よい弾力を保ちながら
角の立つメレンゲ状の艶やかな光沢で、一晩のうちに辺りを不思議な景色に変えてしまいました。
明日の朝のこの池には、冷たい風と深いモスグリーンの森に映えるように
無数の白い塊が、遠くからも見つけることができるほどになることでしょう。
この卵塊は、卵を守るための温度を保つベット
になり、捕食されにくくするガード
となり
孵化したオタマジャクシたちのお弁当
になります。
私達人間が、産み落とした赤ん坊を抱きお乳を与え、外界の刺激から守り育てるように
自然のゆりかごの働きをしてくれるようです。

小さな島でいちども絶えることなくアオガエルが生き続けて来れたことは、
今の時代、奇跡に近いことなのかもしれません。
わずかな期間(数ヶ月間)を、水生の生き物(おたまじゃくし)
として過ごす必要のあるカエルは、現在の水環境
の悪化を考えると
生き残るために、ずいぶん大きなハンデイをかかえてしまったと思えるのです。
それは、私達が過ごしやすい環境と、カエル本来の生き方が、
残念ながら対立してしまった、ためなのでしょう
島が米作りを生業として、自然を生かした生活方法を続けていたころまでは、
何の問題もなく、カエル本来の生き方がそのまま島に住む人との生活方法に、
マッチし繁栄していたことを思うと、ずいぶんとカエルたちに(他の島の生き物もそうですが)
肩身の狭い想いをさせているのだなと感じることがあります
。
ホタル館周辺は、当初湿地や池がなく、カエルが少ない環境でしたが(トンボも少なかった)、
その後、ホタルの棲みよい環境を目指して、湿地や自然に近い池を整備しました。
驚くことに
、ホタルだけでなくカエル(トンボも)が本当に増えました。
その中でも一番、増えたのがオキナワアオガエルなのです。
ホタル館に作られた小さなビオトープには、脅威となる捕食者のブルーギルやテラピアが
いるわけではなく、フナやメダカから隠れるだけの水草が、繁茂しているため
十分共存しているようです
。
また、奥山の池に移動するためには、多くがアスファルト道路を横断しなければなりませんが、
ホタル館のビオトープは、周囲が森で、轢き殺されることもありません。
もちろん、普段は周囲の緑にすっかり溶け込み、その姿を見ることはほとんどないのですが、
毎年繁殖期を迎える冬になると、雨
が降るたびに大変な数のアオガエルが集まります。
また、うれしいことに、リュウキュウアカガエルも増えています
。
ほんの5年ほど前はいなかっただけに、辺りに響き渡るように鳴くホタル館の周辺は、
ホタルを呼び戻すために行なっている活動が、ホタルだけでなくトンボやカエルや
鳥たちにまで、居心地のよい環境を創り出す事につながりました
。

私達の過ごす毎日に、生き物たちの暮らしが、どう関わるのかなどは、
現在の多くの人々の関心ごとではないかもしれませんが、
この、私達の身近に生息している生きもの達との繋がりは、関心があろうとなかろうと
事実であることは、確かなことなのです
。
自然環境の悪化は、この身近な生きもの達が、身をもって教えてくれます。
その、命を掛けたメッセージの重さ
に気づくなら
私達一人一人が、行なえることは小さいかもしれませんが、
でも、その意識を強く、大きく、そして、続けていくことで、企業や行政の方向性を変えることも
可能ですし、現にその動きは、目に見えて確かに広がりつつあります。
オキナワアオガエルの白い産卵が、
この島で、いつまでもいつまでも、その不思議な風景と共に
冬の到来を、伝えてくれるよう
冷たい夜の雨に打たれながら、願わずにはいられませんでした
。
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雄が、雌の体の表面を後足でこすりだすと、ブクブクと白い泡が立ち上ります。
粘りのあるその泡は、雄の蹴り上げるようなゆったりとした撹拌作用で細かくなり
やがて、二匹を覆うくらいの大きさになります
。
その中に雌は、卵を産み落とします。
吸盤の発達したオキナワアオガエルは、木の枝にしっかりとしがみつき
その卵塊も、細い枝先や池のフチに、消えることなく程よい弾力を保ちながら
角の立つメレンゲ状の艶やかな光沢で、一晩のうちに辺りを不思議な景色に変えてしまいました。
明日の朝のこの池には、冷たい風と深いモスグリーンの森に映えるように
無数の白い塊が、遠くからも見つけることができるほどになることでしょう。

この卵塊は、卵を守るための温度を保つベット
になり、捕食されにくくするガード
となり孵化したオタマジャクシたちのお弁当
になります。私達人間が、産み落とした赤ん坊を抱きお乳を与え、外界の刺激から守り育てるように
自然のゆりかごの働きをしてくれるようです。

小さな島でいちども絶えることなくアオガエルが生き続けて来れたことは、
今の時代、奇跡に近いことなのかもしれません。
わずかな期間(数ヶ月間)を、水生の生き物(おたまじゃくし)
として過ごす必要のあるカエルは、現在の水環境
の悪化を考えると生き残るために、ずいぶん大きなハンデイをかかえてしまったと思えるのです。
それは、私達が過ごしやすい環境と、カエル本来の生き方が、
残念ながら対立してしまった、ためなのでしょう

島が米作りを生業として、自然を生かした生活方法を続けていたころまでは、
何の問題もなく、カエル本来の生き方がそのまま島に住む人との生活方法に、
マッチし繁栄していたことを思うと、ずいぶんとカエルたちに(他の島の生き物もそうですが)
肩身の狭い想いをさせているのだなと感じることがあります
。ホタル館周辺は、当初湿地や池がなく、カエルが少ない環境でしたが(トンボも少なかった)、
その後、ホタルの棲みよい環境を目指して、湿地や自然に近い池を整備しました。
驚くことに
、ホタルだけでなくカエル(トンボも)が本当に増えました。その中でも一番、増えたのがオキナワアオガエルなのです。
ホタル館に作られた小さなビオトープには、脅威となる捕食者のブルーギルやテラピアが
いるわけではなく、フナやメダカから隠れるだけの水草が、繁茂しているため
十分共存しているようです
。また、奥山の池に移動するためには、多くがアスファルト道路を横断しなければなりませんが、
ホタル館のビオトープは、周囲が森で、轢き殺されることもありません。
もちろん、普段は周囲の緑にすっかり溶け込み、その姿を見ることはほとんどないのですが、
毎年繁殖期を迎える冬になると、雨
が降るたびに大変な数のアオガエルが集まります。また、うれしいことに、リュウキュウアカガエルも増えています
。ほんの5年ほど前はいなかっただけに、辺りに響き渡るように鳴くホタル館の周辺は、
ホタルを呼び戻すために行なっている活動が、ホタルだけでなくトンボやカエルや
鳥たちにまで、居心地のよい環境を創り出す事につながりました
。
私達の過ごす毎日に、生き物たちの暮らしが、どう関わるのかなどは、
現在の多くの人々の関心ごとではないかもしれませんが、
この、私達の身近に生息している生きもの達との繋がりは、関心があろうとなかろうと
事実であることは、確かなことなのです
。自然環境の悪化は、この身近な生きもの達が、身をもって教えてくれます。
その、命を掛けたメッセージの重さ
に気づくなら私達一人一人が、行なえることは小さいかもしれませんが、
でも、その意識を強く、大きく、そして、続けていくことで、企業や行政の方向性を変えることも
可能ですし、現にその動きは、目に見えて確かに広がりつつあります。

オキナワアオガエルの白い産卵が、
この島で、いつまでもいつまでも、その不思議な風景と共に
冬の到来を、伝えてくれるよう
冷たい夜の雨に打たれながら、願わずにはいられませんでした
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