2006年11月19日
赤と青のカエル
前日から降り出した雨が、久米島の森をすっかり冬の景色に変えて
イエローグリーンの美しいオキナワアオガエルの作り出す
メレンゲのような卵塊が、湖面に垂れる枝の先に目立ち始めました。

コロロロロォ、コロロロロォと、それは、それは大合唱のいよいよ、冬の到来です。
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イエローグリーンの美しいオキナワアオガエルの作り出す
メレンゲのような卵塊が、湖面に垂れる枝の先に目立ち始めました。

コロロロロォ、コロロロロォと、それは、それは大合唱のいよいよ、冬の到来です。
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←クリックして応援お願いします!オキナワアオガエルは、沖縄本島、伊平屋島、渡嘉敷島、久米島に分布する
アオガエル科のカエルです。

私は、小学校の教科書や童話によく出てくる緑色をした小さなアマガエルのことを
見たことがなかったけれど、長い間、沖縄にもいるのだと思っていました。
久米島で、始めてオキナワアオガエルを見たときに、
あぁ、きっとこの緑のカエルが、長い間、憧れていた
絵本の挿絵に描かれていたカエルだとおもって大感激!
しかし、沖縄本島北部にいる、ハロウェルアマガエル以外、
この島には、アマガエルは分布せず、おまけに生態の激しい違いを後に知り、愕然としました
。

どう見ても緑色を、青と表現する不思議は、古くからありますが
こうした情操的な感覚で植えつけられた、生きもの達への概念は、
他にも、アゲハチョウやホタルなどがあって、沖縄と本土の生きもの達の違いに
今でも、時々混乱することがあります
。
久米島の在来種であるこのオキナワアオガエルは、他の生きものに捕食されることを避けて
産卵期を寒い冬に迎えるためあまり人目に触れることがなく、
鮮やかな体色のためか、外来種に間違われて連絡を受けることもあります。
この時期から、降り始めるしとしと雨は、晩秋に出現するヒゲボタルやクメジママドボタルなどの
終令幼虫をやさしく包み込み、繁殖や成長を促します。
長い長い夏の間、オキナワアオガエルは、一体どこにいたのか不思議なほど、
水辺に集まり合唱を始めます。山の中の森の奥深くの源流でも、
渓流性のカエルのリュウキュウアカガエルが、繁殖が近づき出現をはじめました。
まさしく、ホタル同様、冬の雨と運命を共にしているカエルなのです。

水溜りさえあれば、どんなカエルも生きられると考えるのは、実は、とても浅はかな考えです
。
それぞれの生きもの達が、こうして長い月日に培われた
島の環境に合わせるように生きてきました。
私達は私たち自身の都合で、急激にこれら生きもの達に何の配慮もなく改変し続けています。
生物や科学を専門とするものでなくても、長い歴史の中で、
私達人間と、在来の生きもの達との培われてきた営みを想像することができるなら、
現在、わずかに生き残った在来の生き物たちの奇跡に感謝し、
その荒廃に危機感を持つことは、誰にでもできることだと思うのです。
オキナワアオガエルもリュウキュウアカガエルも、敵の少ない寒い冬場に産卵期を
迎えることで、自然界の中で生き残ってきました。
この自然との折り合いを付けた戦略を、絶滅
という形で、無にしてしまうことのないように
自然環境の保全・保護に多くの人の意識が向かうことができるなら
私達の人と人との営む社会でも、思いやりのあるやさしい世界を創り出す
希望を見出すことができると信じているのです。
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アオガエル科のカエルです。

私は、小学校の教科書や童話によく出てくる緑色をした小さなアマガエルのことを
見たことがなかったけれど、長い間、沖縄にもいるのだと思っていました。
久米島で、始めてオキナワアオガエルを見たときに、
あぁ、きっとこの緑のカエルが、長い間、憧れていた
絵本の挿絵に描かれていたカエルだとおもって大感激!

しかし、沖縄本島北部にいる、ハロウェルアマガエル以外、
この島には、アマガエルは分布せず、おまけに生態の激しい違いを後に知り、愕然としました
。
どう見ても緑色を、青と表現する不思議は、古くからありますが
こうした情操的な感覚で植えつけられた、生きもの達への概念は、
他にも、アゲハチョウやホタルなどがあって、沖縄と本土の生きもの達の違いに
今でも、時々混乱することがあります
。久米島の在来種であるこのオキナワアオガエルは、他の生きものに捕食されることを避けて
産卵期を寒い冬に迎えるためあまり人目に触れることがなく、
鮮やかな体色のためか、外来種に間違われて連絡を受けることもあります。
この時期から、降り始めるしとしと雨は、晩秋に出現するヒゲボタルやクメジママドボタルなどの
終令幼虫をやさしく包み込み、繁殖や成長を促します。
長い長い夏の間、オキナワアオガエルは、一体どこにいたのか不思議なほど、
水辺に集まり合唱を始めます。山の中の森の奥深くの源流でも、
渓流性のカエルのリュウキュウアカガエルが、繁殖が近づき出現をはじめました。
まさしく、ホタル同様、冬の雨と運命を共にしているカエルなのです。

水溜りさえあれば、どんなカエルも生きられると考えるのは、実は、とても浅はかな考えです
。それぞれの生きもの達が、こうして長い月日に培われた
島の環境に合わせるように生きてきました。
私達は私たち自身の都合で、急激にこれら生きもの達に何の配慮もなく改変し続けています。
生物や科学を専門とするものでなくても、長い歴史の中で、
私達人間と、在来の生きもの達との培われてきた営みを想像することができるなら、
現在、わずかに生き残った在来の生き物たちの奇跡に感謝し、
その荒廃に危機感を持つことは、誰にでもできることだと思うのです。
オキナワアオガエルもリュウキュウアカガエルも、敵の少ない寒い冬場に産卵期を
迎えることで、自然界の中で生き残ってきました。
この自然との折り合いを付けた戦略を、絶滅
という形で、無にしてしまうことのないように自然環境の保全・保護に多くの人の意識が向かうことができるなら
私達の人と人との営む社会でも、思いやりのあるやさしい世界を創り出す
希望を見出すことができると信じているのです。

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この記事へのコメント
蛙の合唱で冬の到来を知るとは、意表を突かれました。しとしと雨も、こちらのブログで聞かせていただくと、風情がありますね。ヨコハマは十二月ころの寒さになって、もちろんストーブを出しています。本日、目にした生き物はカラスだけですが、いつもこちらで不足分をおぎなっております。
先日の小学校訪問では、小学生に戻れたらもう一度この学校に通いたい、と書いていましたが、そういう学校があると聞くだけで、なんとも心があたたまります。
カエルの鳴き声が文字でしか聞こえないのがとても残念。たぶんその物真似は非常にお上手でいらっしゃるのだろうと、勝手に推測しています。それじゃ、また。
先日の小学校訪問では、小学生に戻れたらもう一度この学校に通いたい、と書いていましたが、そういう学校があると聞くだけで、なんとも心があたたまります。
カエルの鳴き声が文字でしか聞こえないのがとても残念。たぶんその物真似は非常にお上手でいらっしゃるのだろうと、勝手に推測しています。それじゃ、また。
Posted by 時の流れ クミチョー at 2006年11月19日 22:25
クミチョー、コメントありがとうございます。
もう、ストーブを出す季節なんですね。
こちらでは、まだ半袖シャツ一枚で1日を過ごすことができます。
気温の上がり下がりだけだと、まだまだ冬は遠いと思うのですが、
生きもの達は、しっかりとその営みの中に季節を織り込んでいるため
自然の音の変化には、驚かされるものがあります。
最近、関西の大学の先生が子供達のいじめ問題や保護者の関わり方について話しをされていましたが、この島とは、かなり温度差を感じました。
理不尽ないじめは、この島でもありますが、都会ほどの利己主義と無関心な環境では、まだないということが、唯一の救いかも知れません。
そんな中で、訪れた小学校は、「窓ぎわのトットちゃん」が通っていた
トモエ学園を思い起こさせるくらい、本当に楽しい気分にさせてくれました。
学校や仕事場に行くことが楽しいなんて、本当は当たり前であるはずなのに
苦しくて、悔しい日常を耐えなければならない人々がいることを
当然と考えることは、絶対に間違っていると思います。
私も、毎日クミチョーの楽しいブログを訪問することが、
日課と励みになっています。
今夜は、夢の中でカエルの声まねでも、して差し上げましょうね。
ただ~し、おもったより、うるさいかも(笑)
もう、ストーブを出す季節なんですね。
こちらでは、まだ半袖シャツ一枚で1日を過ごすことができます。
気温の上がり下がりだけだと、まだまだ冬は遠いと思うのですが、
生きもの達は、しっかりとその営みの中に季節を織り込んでいるため
自然の音の変化には、驚かされるものがあります。
最近、関西の大学の先生が子供達のいじめ問題や保護者の関わり方について話しをされていましたが、この島とは、かなり温度差を感じました。
理不尽ないじめは、この島でもありますが、都会ほどの利己主義と無関心な環境では、まだないということが、唯一の救いかも知れません。
そんな中で、訪れた小学校は、「窓ぎわのトットちゃん」が通っていた
トモエ学園を思い起こさせるくらい、本当に楽しい気分にさせてくれました。
学校や仕事場に行くことが楽しいなんて、本当は当たり前であるはずなのに
苦しくて、悔しい日常を耐えなければならない人々がいることを
当然と考えることは、絶対に間違っていると思います。
私も、毎日クミチョーの楽しいブログを訪問することが、
日課と励みになっています。
今夜は、夢の中でカエルの声まねでも、して差し上げましょうね。
ただ~し、おもったより、うるさいかも(笑)
Posted by satou-n at 2006年11月20日 00:58






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