2006年10月04日

鳴き虫(泣き虫)

小さな南の島にも、しっかりと秋が訪れました。

意識とは別に私達の身体が、ちゃんと感じ取ってくれています。

大気の湿り気や、風の吹き込む方角、晴れ日差しの陰る角度

そして、済んだ空に響き渡るセミの声!


  オオシマゼミの抜け殻

南国のセミは、とっても長い期間鳴いています。

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   オオシマゼミの羽化

夏の風物詩スイカとして、印象の深いセミですが、

春から秋にかけてリレーのようにいろいろなセミ達が次々と出現します(久米島では7種類も)。

しかも、それぞれが、けっこう長期に渡って出現し鳴き続けます。

初夏に鳴き始めた、クロイワニイニイ(4,5月頃から)や、リュウキュウアブラゼミ(6月頃から)が、

まだ、10月になっても時々鳴いているのですから驚きです。

今、森の中でケーンケーンと甲高い声を響かせるオオシマゼミ、


   オオシマゼミなわばり鳴き

9月末に来ていた学院生が、警報機の音だと勘違いしたように金属的で、

他にも鳥の鳴き声では?とおっしゃる方もいます。

そして、開けた林や林縁でジー、グェッ.ジー、グェッ.と盛んに鳴いているのは、クロイワツクツク。

その鳴き声から、クーワあるいは、ジーワ、などと方言で呼ばれています。

一度聞いたら忘れがたい個性的な鳴き声です。

オオシマゼミやクロイワツクツクは、早いものは6月に出現します。一般的には、

本土のツクツクボウシと同じ仲間なので夏、特に夏休みの終わりというイメージを持つ

人も多いのですが、その後も12月頃まで鳴き続け、その鳴き声は、以外に賑やかです。


   クロイワツクツク交尾

虫たちの季節感とは、お構いなしに年中鳴いているうわーんのが、育ち盛りの子供達です。

うわぁ~ん、ぎゃ~んと、それこそいろんな泣き声を持っています。

痛くて泣くだけじゃなく、悔しかったり、寂しかったり、怒りのあまりに泣き出すこともあって、

周りの大人たちは、ついつい、「泣くな」と、叱ってしまいます。ムカッ

泣き虫は、嫌われます。ベー

じっと、泣くのをこらえる子供や、ニコニコといつでも笑顔の子供が普通は好かれます。ニコニコ

以前、ある子供が、声をあげずに泣いていました。ぐすん

通り過ぎる大人は、ぐっと泣くのをこらえている姿を「偉いねぇ」と褒めていたけれど、



「どんなに大きな声で泣いても、誰も来てくれないからギザギザ」と、

小さな肩を震わせてしゃくりあげている・・・。

その子の、声を出して泣かない本当の訳を聞いたとき、

胸を締め付けられるほどの痛みを感じました。

自然の世界の生きもの達は、ほんの小さな環境でもその存在の分だけ

棲み分けをしながら適応しつつ独自の方法で、自己の存在をアピールしています。

この季節の2種類のセミは、明るい林では、クロイワツクツク、

森の中ではオオシマゼミが、「ここに私(一応雄なので、俺か僕ですが・・・)がいるのよ~!」

と言わんばかりに鳴いています。

人間の世界の泣き虫も、聞いてくれる相手へのメッセージメールを込めて

命の声を響かせているのでしょう。

人の一生のほんのわずかな季節の泣き虫達にも、

わかってあげることのできるやさしい環境が、育むためには、とても大切なのです。ふたば

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この記事へのコメント
 初めて聞いたときは、
 「誰が缶カラを叩いているのだ(五月蠅いな)」
 と思いました・・・OTL。
 油蝉を見て、
 「ちょこっと模様が美しいけど、油は油の翅だなぁ」
 と思って(多少がっかりして)眺めつつ、
 鳴き始めたら魂消ました。
 即、豹変して網で採るとは、誠にゲンキンすぎです(笑)OTL。
 流石、リウキウ Loo-choo!
Posted by 川逸 at 2006年10月04日 19:17
突然申し訳ありません。
ブログ専門検索&コミュニティサイト「ぶろぐひろば」です。
http://bloghiroba.com/blog/
貴サイト様を拝見し、是非当サイトに参加いただきたいと思いコメントさせていただきました。
出来て間もないサイトですが是非ご参加をご検討ください
Posted by ぶろぐひろば at 2006年10月05日 23:26
那覇市立森の家みんみんからです。
今年は、リュウキュウアブtらゼミやクマゼミに混ざってクロイワツクツクの特徴のある鳴き声が時々聞こえてきます。みんみんができて5年目ですが、これまでは気がつきませんでした。街路樹などの移植によって持ち込まれたのか、分布が広がったのかわかりませんが、ちょっと気になる鳴き声です。
Posted by はるさー at 2006年10月07日 18:25
川逸さん、ぶろぐひろばさん、はるさーさん、コメントありがとうございます。

川逸さん、私も初めて沖縄に来た時、リュウキュウアブラゼミの声が印象的で、方言も教えていただきながら、毎日楽しく聞いていました。
季節ごとに、地域ごとにまったく異なる、今まで聞いたことの無いセミの声。
本当に、驚異の一言です。同感です。

はるさーさん、みんみんでは晩夏から晩秋にかけて
クロイワツクツクは鳴かない(いない)のでしょうか?
もし鳴いていないとしたら大変です。
中南部では激減しているようなので心配しています。
ところで、
今年は、6月ごろから夏場にかけて、台風が通過した後しばらくして、
クロイワツクツクが鳴いていることがありました。
オオシマゼミは、毎年6月ごろから出現して、きまって時々鳴くのですが・・・。
クロイワツクツクは、11月下旬から12月上旬まで生き残りますが、
オオシマゼミは、時に12月中ごろまで生き残り、
下旬まで鳴くことがあります。
過去に一度、お正月に聞いた時は本当に驚きました。
Posted by satou-f@ at 2006年10月08日 02:05
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