2006年09月26日
セイタカシギ
「ピンク色の細い足は、直ぐになえてしまうから注意が必要だよ。」
保護されたセイタカシギのケアの方法を沖縄本島の獣医師、長嶺先生に指示してもらい
折れそうな細い口ばしをこじ開けて、ドレーンから栄養剤を流し入れました。
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保護してくれたのは、久米島町でイモゾウムシの根絶を委託されている業者の方ですが、
4,5日前には、リュウキュウアオヘビも、同業者の若者が持ち込んできたばかりです。
彼らは、委託されたイモゾウムシの根絶のため毎日島の奥深くまで入っているため
不法に投棄されたゴミや、今回のように衰弱した野鳥などを多く目にしていると言っていました。
傷ついた野鳥やヤマガメ、リュウキュウアオヘビなどを久米島ホタル館へ託すのが、
たとえ少ない人数だとしても、この島の人々の持っている本当に純粋で素朴な、
か弱きものを愛しく哀れむ良心の現れだと
私達は、誇りに思い、それが、励みにもなっています。
丁寧に生きると言うことは、裕福な時間や生活に追われることがない中でしか獲得できないと
誤解されがちですが、それを、自分を生かし、納得できる生き方と解釈するならば、
現在の日本の境遇の中でも十分に可能な生き方だと考えています。
今朝まで生きていたセイタカシギは、もう水を飲み込むことさえできないほど衰弱していて、
その胸の肉は、げっそりとそげ落ちていました。
一体どれくらいの期間餌を口にできなかったのでしょうか・・・。
やがて、暗く小さな目に、生気が消え、私の手の中で細く美しいピンクの足が
かすかに動いてとまりました。
見た目には、豊かに見える島の環境下で、目立った外傷もなく衰弱する多くの生き物たちが
年を追うごとに増えてきています。生物多様性を支え切れないほど、
単純化した、人為的影響の強い環境が広がっているのではと心配しています。
三面コンクリート水路に飛来したセイタカシギ
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Posted by satou-n at 14:29│Comments(0)
│傷病鳥や保護動物
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